マガジンのカバー画像

音楽理論

25
初心者向けに楽譜やコード(和音)の知識をご紹介。演奏に役立つヒントや作曲に使える技法などを紹介していきます。
運営しているクリエイター

#ポピュラー音楽

「音楽なんて楽譜無くてもできるっしょ」と思っている方へ

楽譜というのは音楽をやる上で大事なコミュニケーションツールとなります。 これからポピュラー音楽をやりたいと思っている方向けに覚えておいて損はない、楽譜や音階(スケール)、和音(コード)の知識を皆さんにご提供します。 ・ 音の読み方 皆さんがよく聞く「ドレミファソラシド」。これはイタリア語です。日本語では「イロハニホヘト」で表します。「イ」が「ラ」にあたり「ハ」が「ド」にあたります。また英語では「ABCDEFG」で表します。「A」が「ラ」にあたり、「C」が「ド」にあたります。

セカンダリードミナント

今回はセカンダリードミナントというコードの技をご紹介します。 これを使うことにより一時的な転調効果を表すことができます。 こちらの記事と合わせてご覧ください。 ではどのようなものなのか、さっそく見ていきましょう。 ダイアトニックコードの5番目がカギ?セカンダリードミナントとは 「ダイアトニックコードの5番目のコード、つまりドミナントコードをトニックとする調(キー)から、そのドミナントコードを一時的に借用する」 というものです。 文章で表すとかなり「?」が頭の中に浮かび

sus4の代理コード

今回はsus4コードの代理コードについてご紹介いたします。 ポピュラー音楽にはよく使われる技法ではあるので、覚えておいて損はないと思います。 では早速見ていきましょう。 sus4コードのおさらいsus4コードはもともとコードの第3音が第4音に置き換わったものでした。 このコードは最終的にはメジャーコード、またはマイナーコードに向かいます。 このコードはトライアドの形か、セブンスコードの形で使われます。 sus4の代理コードとは?では本題ですが、sus4の代理コードと

クリシェ

今回はクリシェというコードの技法をご紹介します。 そこまで難しい内容ではないと思いますので気軽にご覧下さい。 では見ていきましょう。 クリシェとはクリシェはとあるコードが何小節にもわたって続く際に、コードの構成音の一部を変化させていく手法です。 例えばCメジャーコードが何小節にもわたって使われている際にCメジャーコードの構成音(CとEとG)の一部を変化させていく、ということです。 この際に変化する音はルート(根音)が大多数であること。そして半音階進行で進むことが特徴です

平行和音

今回は平行和音についてご紹介いたします。 平行和音とは? 平行和音はその文字通り、和音を平行に移動させることです。 どういうことかというと、例えばCメジャーコードの場合、その構成音を上か下にずらして違うメジャーコードにすることです。 全音上げればDメジャーコードになり、全音下げればB♭メジャーコードになります。これが平行和音です。 この平行和音はドビュッシーやラヴェルによって作品に取り入られていきました。 ポピュラー音楽ではビートルズの『I Am The Walr