2020年の振り返り。そして軽く2021年の抱負。
本当に本当にいろんなことがあった2020年もあとわずか。今日はクリスマスイブということで(←?)、2020年の出来事を振り返りつつ、2021年にやっていきたいことを書こうと思います。
転職。からの転職。
1年の間に2回も転職するなんて、なかなかありませんよね。笑
1月にマラウイに赴任し、今年のノーベル平和賞も受賞した(おめでとうございます!)国連世界食糧計画(WFP)で働き始めました。コロナで緊急帰国するまでわずか3ヶ月足らず。
それでも僕自身にとって初めての国連での仕事はいろんな意味で刺激的で、今まではNGOとして国連から仕事を受注する立場の経験はあったのですが、国連側としてNGOに仕事を発注する立場を経験し、両方の視点に立つことができるようになったことは、間違いなくこれからの国際協力の仕事に役立つだろうなと思っています。
帰国してからも遠隔で関わってはいたのですが、やはり人道支援機関としてフィールドを離れるとやれることに限界があるなあとも感じました。WFPで感じたことはめちゃくちゃたくさんあるのですが、一言でまとめると「もう一度ここで働いてみたい」という気持ちにつきます。帰国後に契約期間が短縮され、そんなこともあり、さらに転職。笑
現在は、アフリカで農業支援をする財団という名のNGOで、エチオピア、マリ、ナイジェリア、ウガンダ、そして最近決まったニューカマーのニジェールあたりのプロジェクトを担当しています。古巣のWFPとまた一緒にプロジェクトをやったり、ビル&メリンダ・ゲイツ財団やCGIAR(国際農業研究協議グループ)傘下の国際機関、JICAやイスラム開発銀行などの多様なアクターとのプロジェクトをみる経験は、毎日が勉強で、とても楽しく仕事をしています。
特に今までは、特定の国に駐在をし、その国のことを深く知っていきながら現場での支援に関わる立場ばかりだったので、今回ほぼ初めて複数の国の案件を管理しながら、東京本部という立場で現地事務所とやりとりをする仕事は新鮮で、今までとは違った視点から国際協力というものを見れるようになったと思います。
来年からは、待ちに待ったアフリカ出張が再開できそうなので、仕事面ではさらにエキサイティングな一年になるのではないかと思っています。自分自身の足りない部分ばかりを痛感する日々ですが、とにかく新しいことを学ぶのが楽しくて楽しくてしょうがないので、2021年は仕事をめちゃくちゃに頑張りたいと思っています。とりあえず、エチオピア、マリ、ナイジェリア、ウガンダ、ニジェール、全部制覇したい・・・!
国際協力サロン
2年前から始めたオンラインサロン「国際協力サロン」ですが、おかげさまで安定して170名以上のメンバーが在籍するコミュニティにまで成長することができました。
本来予定していたマラウイでのフィールドワークだったり、やりたかったことができなかったこともありましたが、運営メンバーや、日々Slackを盛り上げてくれる参加メンバーの皆さんのおかげで、ゆるくも、長く付き合っていけるような関係性が生まれてきたのではないかと感じています。中でもビッグニュースとしては、サロンメンバー同士が結婚したこと!いやー、もう、嬉しくて嬉しくて仕方なかったですね。サロンを始めてから間違いなく一番嬉しい出来事でした。笑
国際協力サロンのブランティングの一環として、ロゴを作ったり、タグラインを作成するということもやりました。「まなぶ、つくる、つながる。」これが国際協力サロンがやっていくこと。今年はそれを越えて、「まなぶ、つくる、つながる、家族になる。」までいけたね!なんて冗談を先日サロン内でしたのですが、家族みたいなコミュニティも良いですよね。そんなオンラインだけど、あったかいコミュニティづくりをこれからも目指していきたいと思います。
そして、2021年の国際協力サロンは、めっちゃ進化します。今年の終わりから仕込んできたものは、おそらく4月にローンチ予定。コロナの状況次第ですが、来年末にはアジアあたりでまた渡航再開できるようになるのではという予測のもと、コロナ後の国際協力の現場を感じられるプログラムづくりの準備もすでに始めています。そして最大の取り組みは・・・完成してから発表します!が、国際協力に関わる・関わりたい多様なメンバーが集まるユースコミュニティとして、もっと国際協力業界に対して影響を与えられるような取り組みに力をいれていく方向で進んでいきたいと思っています。まだまだ国際協力サロンのメンバーは発展途上。ひよっこもひよっこで、ひょっとしたらまだ卵にもなれてないかもしれないけど、間違いなく数年後の未来を国際協力の分野からつくっていくのは、ここにいる国際協力サロンのメンバーだと僕は思っています。そういう未来を見据えた上で、今やれることを、勉強会や読書会などを通じてしっかり考えることのできる筋力づくりもしながら、いろんなことを仕掛けていきます。
ということで、国際協力サロンにご関心のある方、ぜひ家族になってください!
自分自身も家族になった。
プライベートでは、11月に結婚しました。妻も国際協力を仕事にしているので、これからも海外で生活する時間が続いていくのではないかと思います。お互いに数年後どこで何をしているのかも分からない人生なのですが、それってめっちゃワクワクします。変ですか?笑
結婚は自分自身の国際協力のキャリアに間違いなく影響を与えると思います。でも全然ネガティブなことは一切思ってなくて、むしろ難しいと思われている国際協力カップルの人生を、「こんなに面白くできるんだぞ!」ってことを伝えていけるような日々を歩みたいと思っています。
僕自身は昔から「国際協力は仕事ではなく、生き様だ」と思っているので、結婚したことにより、むしろ今まで見えていなかった新しい自分のキャリアの可能性が開けたなと感じています。
今年の初めはお互いにアフリカ駐在だったので、本当は休暇にザンジバルでプロポーズでもしようと思っていたのですが、無事にコロナで実現せずだったので、いつかリベンジ・ザンジバル!をしたいとひそかに思っています(妻には言ってない)。
以上、2020年の振り返りと、軽く2021年の抱負でした。振り返りがあまり好きではない性格なのですが、クリスマスイブかつ有休だったので、勢いに任せて書いてみました。それではみなさん、Stay safeで良いお年を!