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【漫画】西アフリカ・マリでたこ焼きを発見!?ー新米国連職員のぱにゃにゃん日記 Vol.07

サバイディー!リョーヤです。

前回の「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、ナイジェリア編をお届けしました。

今回は、西アフリカの国「マリ共和国」をご紹介します!


以前の仕事の関係で何度か訪れているマリですが、この国は本当におもしろい。今まで15か国以上アフリカの国々を訪れていますが、その中でもマリは非常に惹かれるものがあります。

ンゴミを焼くマリの女性。

この仕事をしていると異文化に触れる機会が多く、その機会が増えれば増えるほど、どこか”異文化慣れ”していくところもあるのですが、マリについては、何度訪れても「異国感」や「エキゾチックさ」を感じる不思議な国です。

民族ごとに特徴のあるお面。

市場に行くと、黒魔術で使用される動物の死骸や皮、骨が売られています。臭いはかなり強烈です・・・

グロいものが苦手な人は画像を拡大しないでください。


そんな”異国感”あふれるマリ共和国ですが、2023年3月現在、国土の多くが外務省が定める危険レベル4(危険度レベル最大)となっており、一般の人が訪れることはできません。

なかなか見ることのない真っ赤に染まった危険レベル地図。

しかし、国際協力の世界に長く関わっている先輩方に話を聞くと、以前のマリは安定しており、黄金郷と呼ばれたトンブクトゥやジェンネにある「泥のモスク」など、旅人にはたまらない観光地がたくさんあったそうです。

国際協力の仕事は、突き詰めれば最も困難な状況にある人を救うことこそやらねばならないことだと思います。一方で、マリのようにイスラム過激派組織による誘拐や殺人リスクの高い国では、支援をあきらめざるを得ない状況があります。これは非常に苦しい決断で、結局自分たちは治安の安定した場所でしか貢献できず、本当に支援を必要としている人たちの力にはなれないのだと無力さを感じることもたくさんあります。

これまでマリの支援に携わり、僕のなかでもマリは特に大切な国の一つです。自分が生きている間の夢として、治安が回復し、自由にマリ国内を旅ができるようになってほしいと心の底から願っています。そして願うだけでなく、このような困難な状況であっても、なにか自分のできることを見つけてマリのために力を使いたいと強く思っています。

マリに行くといつもお世話になるドライバーと一緒に食事。

必ずまたマリに帰ります!!

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このマンガ連載は、食を旅するイラストレーター・マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。織田さんのプロフィールはこちら!