病気と仕事の両立支援ラボ設立にあたって
日本における働き方は、今過渡期にあり、ダイバーシティ&インクルージョンや2019年から施行された働き方改革関連法、健康経営など、従来の画一的な働き方が見直されつつあります。
しかし、私たちは本当に多様な働き方に向かっているでしょうか。
現在、育児や介護の両立支援やがん当事者への支援など、様々なサポートが行われていますが、慢性の病気をもつ当事者への支援は他の分野に比べて遅れています(※1)。今働いている人が、短期間で完全に復帰できる急性の病気ではなく、長期にわたり通院や薬が必