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【1話】台風19号という大災害がやってきた

2019年10月12日台風19号が来た。

とんでもない規模になるという話で、我が家も窓に養生テープを貼ったり、何かたくさん買い込んだりして通り過ぎるのを待った。

結果、我が家は大丈夫だったが、報道されないけれど大被害にあっているところはたくさんあるようで、SNSには

「助けてください。全く報道されていませんが、○○県○○市ヤバいです!」

などという書き込みがたくさんあった。東日本大震災の時を思い出す。

前に住んでいた家は去年の台風で屋根が壊れ、今の家に引っ越すきっかけになったが、その家の周辺では川が溢れ、子どもの頃住んでいた隣の市の大きな橋が壊れた。引っ越してよかったねというメールが来たりする。

ニュースでは多摩川が氾濫したとやっていた。
私は料理の仕事をしているが、多摩川周辺には料理教室の生徒Yさん、出張料理先のお客様のお宅がある。

10/13
各所に安否確認の連絡をする。
多摩川周辺の2軒はご無事ではあったのだが、生徒さんからこんな返信が来た。

『おかげさまで停電もなく無事でした。
 が、実妹が宮城の丸森という町にいて、家は流されなかったんですが
 全部土砂でやられちゃったみたいで…』

妹さんは台風当日は高台のご友人のお宅に逃げて無事だったそうだ。

10/15

YさんとLINEで色々話す。
インフラは13日は壊滅状態だったが、翌日には水道以外は復旧(13日も携帯での通話は出来た)。妹さんのところには井戸があり水は使えたそう。
妹さんのお手伝いと農作業のため台風より前に現地入りしていたお母様よりメールが届く。

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Yさん、いろいろお気遣いありがとう!
まず部屋中の泥もなんとか一掃できたし、電気も昨夜から通ったし、インターネット回線も開通したし、あとは水だけです。
でも、井戸が使えるので、何とかしのげています。
新幹線も復旧したし、帰るつもりなら何時でも帰れますが、もう少し見通しがつくまで手伝っていこうと思っています。
仕事は休みをいただくことができたので、よかったです。

避難したのは台風の当日だけ(妹さんの友人宅)で後は床上の泥を皆で掃除したので、その日の夜からは寝ることも生活もできるようになりました。
役場は街の中心部にあり、阿武隈川に近いので、ダメージが大きかったようです。(注:丸森町役場は浸水し、機能を失った)

ここは外回りの被害がひどく、復旧までには時間がかかりそうですが友人、知人が次々に訪ねてきてくれ、復旧の手伝いをしてくれるので、本当に助かっています。
家の中はだいぶ落ち着いてきたので今週金曜日頃には帰る予定でいます。そんなわけであなたたちの手を煩わせないですみそうです。
本当にいろいろお気遣い、ありがとう!
Mさん(妹さん)は今、気が張っているので、大丈夫です。
その後がちょっと心配ですが…

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そんなLINEの後、ふとテレビを見ると丸森町が映っていたので再びLINE。
映っていたのは街の中心部で、妹さんはその辺りではないそうだ。
道路は使えず、断水している中の片付け。泥は固まればさらに大変だろう。

20日にYさんご夫妻は現地入りされた。


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