RYORI_BANCHO

料理人。乳ガンサバイバー。

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マガジン

  • 台風19号と丸森町のこと

    2019年10月12日台風19号は日本中に大きな被害をもたらした。 翌日安否確認の連絡を取っている中で丸森町にいり妹さんのところがヤバいらしいと返信をくれたYさん。 Yさんは1週間後に現地入りし、妹さんをサポートし、ボランティアを始めます。 彼女を通してしる被災地の現実、結局抑えきれずに私も現地入りして見た現実、そこから考えたことを残したいと思います。

  • 乳がんについて話してみた

    2014年9月に左胸の全摘手術をしました。日々の記録だと読むのが大変なので、ポイントポイントで記事を書いています。

最近の記事

フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.4再び廃炉資料館へ座談会

廃炉資料館に戻り、スタッフの方々とディスカッション なんでも自由に発言してくださいと言っていただく。 「震災の時はどんなお仕事をされていましたか」 東電の労働組合の仕事をしていた方 フクイチの技術者の方 他県で営業の仕事(検診などの統括をしていた)方 の3名の方が受け答えをしてくださる 「バッシングはありましたか」 お子さんがいじめられたなどの理由で退職された方もかなり多かったという。 お土産にフクイチのクリアファイルをいただいたのだけれど、それは見学にいらした方の希望で

    • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.3福島第一原子力発電所内見学

      バスに乗って1~4号機の近くの高台に向かう。 100mの距離。 一つ前の記事に書いたが、線量はぐっと上がり76.8マイクロシーベルト。 ガイガーカウンターのアラームは0.01ミリシーベルト被曝するとアラームが鳴る。 ほぼ元の姿をしている2号機は1号機の爆発で壁が壊れ水素が漏れたことで爆発を免れたが、大気中に放射能をばらまいた。 当時稼働していなかった4号機から燃料棒を取り出し始め、現在4号機の燃料棒は取り出し終え、3号機は進行中。 https://www.tepco.co

      • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.2福島第一原子力発電所へ向かう

        廃炉資料館から東電のバスでフクイチへ向かう。 原発に入る車は規制されていて、一般車両では向かえない。 国道6号線を走っていく。 広い農地 人の住まない家 大型の商業施設 瓦礫 積み重ねられた除染した土を入れた黒い袋 10年経ってもこんな感じなんだな、と言うのが率直な感想。 あと、誰も住んでいないお家は綺麗なお家が多かった。 2011年、震災当時、私は渋谷のオーガニックカフェで店長兼料理長をやっていた。 食の安全をどう考えるべきか、店自体の安全とともに頭を悩ませた。 ほうれ

        • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.1富岡駅〜廃炉資料館

          2021.1/5~6、美術家のヴィヴィアン佐藤さん主催のフクイチツアーに行ってきた。 このツアーはVOL.3。 行く直前に緊急事態宣言が出ることに決まり(まあ、その前からGOTOキャンペーンやめたりしていたので自粛するべき時期ではあったが)、フクイチ側は緊急事態宣言前ということで受け入れていたので、なかなか休みをとるのも難しいし、行くことに決めた。 【富岡駅集合】 常磐線の特急に乗り、富岡駅で集合。 朝早かったので、電車の中で寝てしまったが目的地に近づき目を覚ますとソーラ

        フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.4再び廃炉資料館へ座談会

        • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.3福島第一原子力発電所内見学

        • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.2福島第一原子力発電所へ向かう

        • フクイチツアーで知る震災10年後の被災地VOL.1富岡駅〜廃炉資料館

        マガジン

        • 台風19号と丸森町のこと
          2本
        • 乳がんについて話してみた
          43本

        記事

          【2話】私の仕事が現地を助けている?

          現地入りしたYさんからLINEが来た。 妹さんはHyutte Momoという宿の女将で、宿はなんとか復旧したが、今度はその宿に役所やNPOの人たちを受け入れることになったという。 それで朝晩の食事を提供しているという。 私の料理教室で習ったことが役に立っているという嬉しい内容でもあった。 災害が起こっても、私は現地に飛んで行って泥かきをすることは出来ない。 この記事の前に書いている乳がんの話になるが、現在再発転移はないもののリンパ浮腫に悩まされ、疲れたり、怪我したりする

          【2話】私の仕事が現地を助けている?

          【1話】台風19号という大災害がやってきた

          2019年10月12日台風19号が来た。 とんでもない規模になるという話で、我が家も窓に養生テープを貼ったり、何かたくさん買い込んだりして通り過ぎるのを待った。 結果、我が家は大丈夫だったが、報道されないけれど大被害にあっているところはたくさんあるようで、SNSには 「助けてください。全く報道されていませんが、○○県○○市ヤバいです!」 などという書き込みがたくさんあった。東日本大震災の時を思い出す。 前に住んでいた家は去年の台風で屋根が壊れ、今の家に引っ越すきっか

          【1話】台風19号という大災害がやってきた

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.40〜

          年明け早々体調を崩してしまったけれど、順調に行けば2月でハーセプチン(分子標的療法)が終わる。再びマスク生活に戻り、体調管理を頑張った。 2月は私の誕生月だ。41で乳がんになり、43の誕生日を迎えた。 誕生日の少し前、息子のバースデーイベントが行われた。 ライブは観に行くが、ファンイベントとかは行ったことがなかった。が、息子に誘われたので初めて行くことにした。 前年はサプライズに手紙を送った。 今年はデコレーションケーキを作った。 息子のイメージカラーの緑で統一したチョ

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.40〜

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.39〜

          正月明けは仕事もぼちぼちしながら、のんびりと過ごしていた。 古い知人が食材を届けてくれるという。 ありがたやー。 夕方、予定より早く 「着いたよー」 のメール。 男性だったので、気を使ってか、うちから少し離れたところで待っていてくれた。 ちょっとやばいかな、と思った。私は湯上がりだったのだ。 野菜を受け取り、帰らなくちゃ、とは思うのだけれど、久しぶりにお会いしたので、どんどん体は冷えていくが、話が弾んでしまった。 …案の定、風邪をひいた。 相変わらず免疫が低く

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.39〜

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.38〜

          クリニックの担当の女の先生が産休に入った。院長先生と女の先生(副院長)はご夫婦で、片方働けないんだからと年始は4日から病院をやるという。看護師さんとえー!休ませてー!とブーブー言う。去年は2週間くらい空いたが、今年は普通に休まず毎週ハーセプチンに通うことになった。 12/23は息子グループの2周年の記念日。アニバーサリーライブは1月だが、23日は全国ツアーのファイナルで横浜のライブハウスでの公演となった。 私は出来るだけ手作りの差し入れを持っていく。この日は2周年とク

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.38〜

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.37〜

          社会生活を送っている限り、出来れば役に立ちたいし、迷惑をかけたくない。私の所属する飲食と云う仕事はいつも人がいないし、仕事はパンパンだ。 「抗がん剤が終わったらもっと働けます」 「ハーセプチンが終わったらもっと働けます」 それはもしかすると自分の希望だったのかもしれないけれど、以前の様に働こうとは思っていなくても、もう少し役に立つ自分になるのではないかと模索していたと思う。 抗がん剤が終わって3ヶ月くらいすれば大分抜けると聞いていたのだけれど、ハーセプチンが辛いのか、ホ

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.37〜

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.36〜

          10月に入る。 ケータリングに、会社での仕事に、前より身体が動くことが嬉しい時期だった。とにかく病気前の身体に戻りたい。病気前と同じことが出来るとそのこと自体に喜びがある。 が、また違う不調を抱えていた。 春先に草むしりをしてリンパ浮腫を発症してしまったのだが、この頃悪化してしまい、左手がグーが握れないレベルで浮腫み、痛みさえ感じるようになった。 手先を使う仕事なのでこれは参った。 友人のマッサージ師や詳しい人などにリンパドレナージュを出来る人はいないか探しまくる

          NEW GUNてどんな感じ?〜vol.36〜

          9/6読売新聞に載りました。

          9/6読売新聞に載りました。

          トークセッション「もっと知ってほしい!乳がんと言われた私たちのリアル」 〜その場でわかる身体の本音・自律神経バランスチェック&計測・アドバイスつき(6000円相当)〜

          昨日アップしたトークセッションのお知らせ。詳細です。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ トークセッション「もっと知ってほしい!乳がんと言われた私たちのリアル」 〜その場でわかる身体の本音・自律神経バランスチェック&計測・アドバイスつき(6000円相当)〜 今回は、乳がんを体験されたサバイバーの方お二人とエッセイスト たかぎりょうこさん(http://www.takagiryoko.com/) をお迎えした、とても楽しみなセッションを開催しま

          トークセッション「もっと知ってほしい!乳がんと言われた私たちのリアル」 〜その場でわかる身体の本音・自律神経バランスチェック&計測・アドバイスつき(6000円相当)〜

          イベント「もっと知ってほしい!乳がんと言われた私たちのリアル」

          乳がんイベント第2段! 今回は平日夜に行います。 男女問わず参加頂けます。 自律神経の計測やアドバイスも! どんな会になるか、私も楽しみです♪ https://www.facebook.com/events/184967281922889/?ti=icl

          イベント「もっと知ってほしい!乳がんと言われた私たちのリアル」

          「そのとき私はどうすればいい」2016.7.30

          購入後に全編(01:43:29)を視聴することができます。

          有料
          500

          「そのとき私はどうすればいい」2016.7.30

          「そのとき私はどうすればいい」2016.7.30

          目次

          vol.1 自覚症状、会社の検診、クリニックへ vol.2 精密検査 vol.3 告知 vol.4 息子に伝える vol.5 入院直前、仕事、友人 vol.6 入院 vol.7 手術 vol.8 入院生活、自立したい気持ち、発熱 vol.9 入院生活雑感、お見舞い vol.10 術後初の風呂、退院 vol.11 退院翌日、1人暮らし再開 vol.12 退院後初のクリニック/ウイッグを買う vol.13 腋下のリンパ液を抜く/ウイッグカット/友人の結婚パーティー vol.1