2024年3月10日(日)『心からの音楽は心へと』

やべぇ。

まじやばい。

最高すぎただろあんなもん。

かっこよすぎた。

美しすぎた。

凄すぎた。

良すぎた。

まじでめちゃくちゃくらった。

この2日間、同大学の軽音サークル”E-Rockers”の卒業ライブに行ってきた。

1年とちょっと前、偶然に友人をきっかけに知り合い、仲良くさせて貰っていたE。

交流は約1年間とすこしだけでそんなに長いわけでは無かったけど、月一であるEのライブにも可能な限り行ってきた。たぶん3回くらいの除いて全て行ったと思う。それくらい通い詰めてた。全然アウェーなぼくを話しかけに来てくれたりして居心地のいい場所を提供してくれた。

そして逆にぼくらのライブにもたくさん来てくれた。仲良くなってから全てのライブに誰かしらが来てくれていた。ありがたすぎて頭が上がらない。Eのみんながお客さんの9割くらいを担っているライブもあった。全然恩を返しきれてないくらいたくさんライブに来てくれた。感謝してもしきれない。

そんなサークルの卒業ライブ。

どうにか最後の姿を見届けたかった。ぼくの最後も見届けてくれたしね。

最初にも記したように、この卒業ライブ本当に良かった。凄かった。凄すぎた。もう言葉にできないくらい。自分の語彙力に腹が立つくらいあの雰囲気を形容できない。「凄い」という言葉の遥先にある言葉を使いたいのにそこまでの道がない。このやばさはあの場にいた人たちにしかわかるまい。

信じられないくらい最高のライブを目の当たりにした。

今までで見たことあったバンドも、今回が初めてのバンドも、4年生が居ない在校生だけのバンドも、みんながみんな”最後”という言葉が持っている魅力に溢れていた。”最後”にはこれまでの轍が事細かに表現される。始まりがあってから終わりを迎えるまで喜怒哀楽様々なことがあっただろう。その全てを綺麗に包みあげた”最後”のライブで、今まで見てきた中でダントツで最高にアツいバンドの数々だった。過去一だった。

1日目からずっと見ていくのだが最高に楽しい。楽しさも異常。いーろっかーずのTシャツに身を包み、リストバンドをつける。もう部員と間違えられてもおかしくないくらいの格好。なんなら部員でもそのTシャツとリストバンドをしてない人がいたから、EよりもEだったかもしれない。色んな人に「なんで持ってんの!?」と聞かれたがそりゃ買う。フェスやライブに行った時にそのTシャツを買うように、最後楽しむためには心の準備だけでなくそういう格好から入っていくもの。ただ単にずっと欲しかったってのはあるけど。ただ単にお礼がしたかったからってのもあるけど。

何度も拳を突き上げて、何度も飛び跳ねて、何度も声を張り上げた。音楽のライブを数回しか経験したことのないぼくでもノリノリになれるくらい素晴らしい演奏と歌唱。自然と体が動くということの体現だった。1バンド毎で疲労がすごい。ライブ中はそんなの吹き飛ばすくらい夢中になっているためバンドとバンドの間の時間に一気に押し寄せる。静かなバンド、暴れるバンド、弾き語りのバンドなど様々だったがどれも楽しくてそれぞれの特徴が良さがよく出ていてライブとしてものすごく楽しめた。

4年生は最後ということもあり、今までと比べものにならないくらい良かった。感情が溢れているからいつもの音よりも心が籠っているように感じた。心から出ているかのように音の一つ一つに感情が表れている。心の底から音楽を楽しみ届けようとする気持ちが全面的に伝わってくる。伝わる以上に響いてくる。その音楽が目や耳からではなく直で心に突き刺さる。何度も泣きそうになった。感動した。

MCの時には思い出だったり感謝の言葉を口にする。それを聴いてしまうと急に現実を帯びて感慨深くなってしまう。それまではいつものようにハイになって楽しんでいるのだが、その時にぼくも寂しくて悲しくなってしまう。このバンドの終わりが刻一刻と迫ってくるその瞬間が目の前で過ぎ去っていく。ぼくはEの部員でもないし、関わったのも約1年間とちょっとだけ。それなのに4年生が過ごしてきたそのサークルへの想いに胸と目頭が熱くなるし、羨ましいとさえ思ってしまう。

ぼくはサークルを作ったのも3年生になるタイミングでその活動も2年間。でもEの4年は4年間このサークルの一員だったし、その同期の数もとても多い。4年間の苦楽を仲間と共にしている。ぼくらよりも思い入れが強いはず。ぼくのサークルへの想いが弱いというわけではないが、圧倒的に年数の差があるからそうなってしまう。ぼくも一年生の時からサークルに身を置いて、同期とかもたくさん集めてみんなで沢山の思い出作ってみたかったと思ってしまう。それくらいEの4年生が羨ましくて仕方なかった。

そんな想いが爆発していたあの会場のあの瞬間にぼくもいれて良かったと心から思える。

こんなに素晴らしいものを見れるなんて。

もうこれで4年生のバンドを見るのも最後、そしてE-Rockersのライブを見るのも最後。

そんな最後にこれほどの素晴らしくて心震わせられる最高のライブを見れて本当に良かった。

またE-Rockersには大事なことを教えて貰った。

創部したてでただひたすらにお笑いをやっていた時に、合宿などサークルとしての楽しみ方を教えてくれた。ほぼ部と遜色ないくらいの活動をしていたぼくらだが、Eの楽しそうで緩くて暖かい雰囲気を肌で感じてこのままじゃダメだと強く思えた。それから合宿を計画したり、部員達とライブを見に行ったりご飯に行ったり遊びにいくことも増えた。これがないと今も超ストイックにお笑いに身を削っていたため、CCCもここまでいいサークルになってなかったかもしれない。

また自分自身が楽しむということも教わった。Eのライブを見ていくうちにバンドのメンバーが特に楽しそうにしているのも目にした。最初は好きなことをやっているからそりゃそうと思っていたけど、全然お客さんよりも楽しんでいた。ぼくもそのメンバーが楽しそうにしてるのが伝わり相まってより楽しくなっていく。

見ている人は無意識にその人の本質も見ていると思う。やりたくないことを楽しげにやっていても恐らく見ている人は気づいてしまうから心から楽しめない。でもどんなに内容が劣っていたとしても心の底から楽しくやっていると見てる側も自然と笑顔になり一緒に楽しんでいるものだ。これがお笑いでも大きく影響する。やりたくないネタをやっている時と好きなネタをやっている時では全然違う。その楽しんでネタをやっている時は自分も勿論楽しいしお客さんも本当に楽しんでくれていると思える。こんなに初歩的であり大事なこともこのサークルから教わった。

4年生もみんないい人達ばっかりだった。

安心感があると言ってくれたり、提案にすぐ乗ってくれたり、どんなライブでも見に来てくれたり、初めて会ったのに初めてと思えないくらい意気投合したり、写真撮る時の変顔が凄まじかったり、教職や学科の内容で相談したり、ライブに行ったらいの一番で来てくれたり、初対面が女装した姿だったり、一緒にコラボネタをやったり、結構深いお笑いの話ができたり、バイト先が近くて路面電車で度々遭遇したり、最後の最後で卒ライに来てくれたり、ずっと喋りたかったと言ってくれたり、ずっと名前だけ独り歩きしていたり。見た目のイメージと中身が全く同じだったり、悪ガキだったり、メガネのあるなしで雰囲気変わったり、メンヘラだったり。

仲良くしてくれて嬉しかったしありがたかった。もっと早くから仲良くなりたかったし、これからも仲良くさせてもらいたい。よろしくお願いしますね。

もう4年のバンドも、E-Rockersのライブも見れないのは寂しいし悲しいけど、またどこかで見れることがあるかもしれない。趣味の一環でどこかでライブをすることがあるかもしれない。その時はぜひ声をかけてほしい。またみんなが楽しそうに楽器を演奏しながら歌っている姿を見れるのを楽しみにしてる。

この2日間、最高のライブをありがとう。

大事なことを教えてくれてありがとう。

ずっとライブに見に来てくれてありがとう。

CCCとぼくと仲良くしてくれてありがとう。

E-Rockersと知り合えて仲良くなれて本当に良かった。

本当に今までありがとうございました。

お世話になりました。


4年生のみんな、卒業おめでとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?