2024年6月6日(木)『12000円の金髪坊主』
今日散髪に行った。
最後に髪を切ったのが大学の卒業式前の3月末。それから生やしに生やしてたらボーボーになっていた。
そろそろ切らないとな〜とずっと思っていたがどこで切ればいいかもわかんないため後回しにしていたが、そろそろ後回しにするにも限界だったため切ることに。
家の近くに2000円くらいでカットできる床屋があったからそこにしようかなと目処を立てていたが、店の雰囲気的に金髪にすることは叶わなそうだった。それでもお店で聞いたらワンチャンあるかもしれないからそこに決めていた。
今日の学校終わりの夕方頃、そこに立ち寄ると出ていたはずの看板がなくなっていた。違和感。まだ中は電気もついてるし、待っているお客さんもいる。でも看板がなくなったことが違和感でもしかしたらもう閉める直前なのかもしれないと。そうお店の前で考えていると、店主らしき人がちらっと出てきて、店のドアの上からシャッターを半分くらい下ろしてた。
閉めるんかい。
ぼくが入ってきそうなオーラを出していたからそれに気づいて慌てて下ろしたのであろう。ごめんね。
そして、切るところを失ったぼくはすぐには諦めなかった。
その床屋の隣も美容室みたいになっており、まだ確実に開いている。しかもカットとカラーの文字も見える。最初の床屋よりも値段はしたが早く切りたかったぼくにとっては誤差の範疇だった。
その美容室に入り「髪切って金髪にしたいです」と言うと、ブリーチは扱ってないと門前払いを喰らってしまった。
じゃあカラーって書くなや。期待さすなよ。きぇっ。
まじでどうしようと焦ってくる。そろそろ切らないと髪の収集がつかなくなるし、見た目が大事な芸人にとって致命傷となってしまう。
そんなかんなでフラフラ歩いていると、英語でカットだのカラーだの書かれている洒落た看板が目に止まった。もう消去法でここしかなく仕方なしで入店した。
そのお店は切るのも染めるのもやってくれるということでとりあえず一安心。
椅子に座って髪の毛どうするだのなんだの話していると「すごい髪だね…笑」「え、これ天然?」「多いね…笑」と全部言われた。「よく言われます」としか返せなかった。自分の浅さを恥じた。長崎でも悩まされた髪質を東京でも言われるなんて。東京にはこんな髪のやつがいっぱいいると思ってたけど、そんなこともなかった。ぼくは希少の人間だった。
それで坊主にするだの染めるだの話も進んでいく。
途中の会話でぼくのバイト先の店長もその美容室を利用していることが判明して軽く盛り上がった。その盛り上がりも一時的な強火なだけだった。すぐ弱火になり鎮火した。ぼくの実力不足を恥じた。
無事髪を切ってもらって、染めてもらった。
綺麗に染まった。
これでまた2週間後くらいで少し黒が生えてきた頃の完成系まで待つばかり。
そしてお会計だったが12000円だった。
い、い、い、い、1万!!!!???
1万と2千!!!?
たっっっっっっっっっっかっっ!!!!!!
バカすぎる。
高すぎる。
長崎では7000、8000くらいでやってもらっていたのに東京では12000にもなるのか。これが東京か。えぐいぜまじで。言葉を失った。
でもまぁ今回は仕方ない。
でも2、3月に1回の頻度でこんなん使ってられない。
なんや安いところはないんかえ。
東京で安く髪切って染めてくれる場所教えてほしい。連絡待ってる。
とりあえず久しぶりにスッキリしたから良かった。
いや、やっぱり全然よくない。
ナポリタン作ってる途中に、デカウインナー落としてまじ萎えしたそんなある日。
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