2024年2月1日(木)『2月ですけども』

実感がわかないまま年を明けてもうはや1ヶ月。

いつのまにか2月になっていた。

1月は卒業研究とサークルに追われまくりの1ヶ月。近年稀に見る早さだった。たぶん本来の1ヶ月間のうち3分の1しか過ごせていない。のこりの3分の2は消失し、1月は10日間で形成されていたと錯覚するくらい早かった。

ただこの2つの軸の他にも旅行に行ったり、焼肉食べに行ったり、飲みに行ったり、ライブを見たりと楽しく息抜きもできている。その息抜きのおかげで今を生きれている。頭も正常に働いている。

卒業研究に至っては順調だった実験もまさかの失敗。そっからダッシュで簡易的な再実験が始まる。2日に1回は研究室に寝泊まりして実験漬けの日々。本来なら今頃、その結果を元に発表原稿や論文作成に勤しんでいるはずだったのに。

そして頑張った甲斐あってやっと今日実験の終わりを告げた。やっと発表原稿に取り掛かれる。そう思っていた。実際実験を終わらせて結果をまとめて教授とどんな感じで発表するのかまとめるのか打ち合わせをした。そしたらもう1つやることが増えてしまった。この時期に。嘘だろ。そんなわけない。普通に聞き返した。増えてた。これまでやってって言われた。普通に渋った。だってやりたくないもん。もう実験したくないもん。でも無理だった。増えた。最悪。

っていうことで明日まで実験をすることになってしまった。激萎え。

実験中も夜中で1人でやることが多くてその際はラジオをよく聴いていた。シンプルに夜中の大学で1人でいるのは心細い。それを紛らわすためにラジオを聴いていたわけだ。ラジオを聴いていると1人じゃないと思えるからね。これがラジオのいいところ。誰しも夜中の学校に1人なんて嫌悪感を抱くだろう。それが寂しさからか、怖さからやってくるものはわからないけどもね。あなたの嫌悪感はどこから?ぼくはどっちも。うん。どっちも。

ラジオを聴き終わった後は映画を見ている。最近急に映画の流れが来てしまい、映画館に駆け込みたいが実験がそれを許してくれない。でも映画を見たすぎて集中できない。そして出した答えがAmazonプライム。これ最強。昨日くらいにまたインストールして映画を見始めたのだが面白すぎる。ハリーポッター面白すぎる。とりあえず実験終わらせて原稿もある程度まとまったら映画館に行こう。アクアマンの2作目と、エマストーン主演の哀れなるものたちってやつが見たい。一緒に見たい人いたら連絡してくれ。あとアマプラでレンタルして見逃した作品たちも見まくろう。

一方サークルにもだいぶ追われていた。1月は史上初のライブが3つ。そのうち1つは客として見るだけだったが、残り2つはしっかり出演した。1つは主催でギリギリまでネタ書いてたし、もう1つは部内ライブだったけど2日間で4本のネタを覚えてやった。ネタが短かったのもあるかもしれないがこのネタを覚える速度はもっと評価されて良いと思う。たぶんネタ覚えの早さは部内でトップ3に入るくらい早いと思う。

ただその3つのライブを終えて休止符を打っている。実験に尽力するためにサークルへの参加と活動を制限している。この反動でいま爆発しそうである。サークル活動をやりたくて、お笑いをやりたくて仕方がない。まもなく卒業なのにやり残したことがたくさんある。やりたいことが次から次へとどんどん出てくる。それらが高く高く積み重なっていく。

でも卒論を提出してから僅か2週間でもう卒業ライブ。早すぎる。間に合わない。時間が足りない。もう後悔から避けられないことが大いにある。でもどう頑張ってもこれには抗えない。これが4年。これが卒業。あぁ寂しい。今になって卒業というものを実感している。

寂しさを紛らわすために部内のコンビが毎週やってるYouTubeラジオも聴き漁る。それを聴くとまた感慨深くなる。研究室で1人でいるはずなのに、そのラジオを聴くことで一時的ではあるものの研究室が部室になる。毎週部室に入り浸っていた頃のように、誰かが喋っているのが聞こえてくるかのような光景。最近起きた出来事だったり、何かに対しての感想だったり、テーマに沿って喋ったりと楽しそうに喋っている。

サークル活動を制限してから心に大きな穴ができてしまっていたが、その穴をそっと埋めてくれるようなみんなの声と笑い声。研究室には1人しかいないのに、この時だけ3人と1人になる。

でも寂しくもなる。

あれだけ粗削りだったみんながラジオの回を重ねるごとに成長や上達を窺える。ラジオに限らずまだまだ足りないところだらけだし、卒業するまで成長の手助けをしたいと思うが、それらが1つ1つできるようになってくると思うと何故か寂しくなる。後輩の成長を間近で見れて嬉しくて喜ばしいことなのに、自分の手がかからなくてもやっていけるとなってしまうと心にくるものがある。これが子を持つ親の気持ちなのだろうか。子が親元を離れる時こんな感情になるのだろうか。今回は親が子から離れるという構図だけれども。まず例えが合っているのかもわからないけども。

とにかく早く復帰したい。少しでも悔いが残らないように卒業研究を巻けるだけ巻く。一刻も早く終わらせて復帰する。それが終わればこの大学生活の全てを卒業ライブに注ぐ。正真正銘これがぼくの最後のステージ。過去最高に楽しくて美しくて面白くてみんなの心に響き渡るような最高のライブになるように。

そういえば久しぶりなそんなある日。

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