7月31日(月)『映画キングダム3を見たが』
お久しぶりで。
7月も末になったということでそろそろ書かないとと思い、いろいろ考えてたら、運良くキングダムの実写映画を見る予定ができたのでそのことについて。
以下ものすごいネタバレを含んでいるかもしれないので見る予定の人は見た後に是非お読みください。
キングダムの実写映画3作品目である今作。
『キングダム 運命の炎』
ぼくはもともと見る予定はなかった。
キングダムの映画の1作目と2作目は見たのだが、1作目は良かったものの、2作目が個人的にあまりハマらずもういいかなと思っていた。
そもそも好きな漫画の実写は避けるようにしていたけど、キングダムのあの戦国の様をどのような感じに仕上げるのか気になりすぎて見る羽目になってしまった。それでもういいやと縁を切ったつもりでいた。
しかし、流れてくる新作の情報の中で目を引くものがあった。
そう!長澤まさみが演じる楊端和である!
これです。ぼくが今作をみた要因はこれ。長澤まさみが演じる楊端和。女優の中で一番好きな長澤まさみが、キングダムの中で一番好きな楊端和を演じるという奇跡としか言いようがない奇跡。1作目でものすごいハマり役を見せて、ぼくも大いに虜になった。
そんな長澤まさみ楊端和が、今作のキャスト欄に名を連ねていた。原作も読んでいるぼくは馬陽編に楊端和出てきてたっけと疑問を持ちつつも、あの長澤まさみ楊端和様を見れるなら見るしかないだろうと。
まぁ簡単に言うと釣られたのである。映画やドラマを見る上でキャスト釣られなんてあってはならないと思っていたぼくがまんまと一本釣りされた。情けない話だ。
そして今日見てきたわけだが感想を一言で表すと
『紫夏ーーーーーーーーーー!!!!!!』
です。もうこれに尽きる。
今作は”嬴政の過去”と”馬陽の戦い”の2つの大きな軸があったわけだが、前半の”嬴政の過去”これがもう半端なかった。えぐかった。この話に紫夏というキャラクターが登場するわけだが、こいつがもう素晴らしい。原作を読んでいるから全然知っているんだが、それにしてもいい話すぎてすぐ泣いてた。えぐいくらい号泣してた。爆泣き。
ぼくの中ではこの前半が映画としてのピークだったなと感じた。
ただ決して後半が面白くなかったわけではない。
今回の大目玉である“馬陽の戦い”も全て入り切るわけもなくしっかり半分くらいで幕を閉じた。そこで終わるんかいだった。まぁそこかだった。2作目と3作目の間を1年にするんじゃなくて、3作目と4作目の間が1年だったくない?だった。
戦いとしては主人公である信の隊である”飛信隊”の活躍でとても心が熱くなった。出陣する際はもう鳥肌で、目を開くアクションの数々。とても良かったと思う。
いけーーー!!しーーーーん!!きょうかーーーーい!!
ってずっと心の中で騒いでた。
そう面白かったのだ。ストーリーとして映画の尺に収まるように切り取られたところは間違っていなかったと思う。前作のようにこんなとこあったっけ状態がなく、原作との多少のズレはありつつも綺麗に収められていたと思う。
ただ。ただただ。ただただただただ。ただ一つだけ思うことがあった。
登場人物の削減だ。
映画の都合上仕方ないことなのかもしれないが、原作で登場していたキャラクター達が数人未登場だった。
ぼくはこれがいかがなものかと。
飛信隊の崇原、松佐、竜有、去亥や、紫夏の仲間の江彰が未登場だった。
映画見てて、あれ?あいつは?あいつとあいつは?状態。ずっと探してたけどそれらしき人はいなかった。江彰は置いといて、これからも映画を続けていくなら飛信隊の主要メンバーだけでも登場させるべきだったんじゃないかなと思う。
キャスティングの都合や尺の都合などいろいろあるかもしれないが、有義とかいう存在すら忘れていたキャラクターを主要っぽくさせるくらいなら、崇原たちでよかったくない?と今でも納得できない。
どうせ4作目もでるだろうし、飛信隊の主要キャラ達も必要になるはずだがら登場すると思うけど、その時はめちゃくちゃ活躍させて欲しいものだ。次作に出てくれると嬉しいけどな。それなら今作から出しとけやとなるからこれまた難しい。
そしてお目当ての長澤まさみ楊端和様だが、信じられないくらい短かった。う、うそだろ?と思うくらい短かったし、ちゃんと現実だった。詐欺とはこういうものなのかとその恐ろしさと、自分が詐欺に引っかかりやすそうな人間だということに気づけた。ただその一瞬だけでも美しく、神々しく、かっこよく、一生ついていきたくなった。一瞬の間だったけどありがとう長澤まさみ楊端和様。
いろいろ言うてきたが、面白かったことには変わりない。個人的に1作目には勝らないと思うけど、それでもいろんな感情になって熱くなれる面白い作品でした。
そして次作も見るかどうかの選択ですが、恐らく見るでしょう。よっぽどのことがない限り見ます。普通に続き気になるし。
なぜなら全ては長澤まさみ楊端和様をもう一度この目で見るため。次出てくるのがいつかは内緒にしておくが、この長澤まさみ楊端和様が率いる山の民が再び活躍するところまで映画を終わらせる訳にはいかない。つまり映画が出るたびにちゃんとお金を落としにいかないといけない。つまり見続けなければならない。
長くなったけどキングダムの映画はおすすめです。漫画を読んだことない人も、アニメを見たことなかった人も、過去2作の映画を見てれば全然楽しめると思います。この映画を機にキングダムにハマっていただけると、キングダムファンのぼくとしては嬉しいです。漫画本も今面白すぎるので是非全巻大人買いしてください。漫画の読者に忠告するならば、漫画は漫画、映画は映画と割り切って見ないといけません。割り切れないと心にモヤモヤが残ります。割り切れれば全然楽しめます。
次作を楽しみにまた漫画を読み返そうと思う。
明日見るジブリ映画が楽しみすぎるそんなある日。
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