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ルワンダ食レポ ~メーズ~

ルワンダでよく主食としてメーズ(白いトウモロコシ)を食べるようです。
主食は他にもイモ類のジャガイモ、キャッサバやサツマイモ、
小麦粉の類のスパゲティ、マカロニ、パンや穀類のインド米、
そしてグリーンバナナなどが食されています。

初めて食べてみたときに
黄色の甘くてみずみずしいトウモロコシを想像していたので、
初めて皮をむいて見たときは白くてびっくりしました。

次に蒸したものを食べてみたときに、
硬くて、あまり甘くなく、水気が少なくて、
その食感にびっくりしました。

そして1本食べているうちにすぐに
お腹いっぱいになってしまい、
腹持ちの良さにびっくりしました。

メーズは粉にして、
それを蒸してフフというものにして
食べることもありましたが、
それも同じくとても腹持ちがいいので、
現地の方と同じ量を食べようとしても
慣れないうちは食べきるのがなかなか大変でした。

メーズの粉を蒸したフフ(左)

現地のお友達とのメーズについての会話が印象的でした。
「日本で食べるメーズみたいなトウモロコシは
黄色くて甘くてみずみずしい食感だよ」と伝えたら、
「それはまだまだ食べごろではないね、
ジューシーなうちはおなかにたまらないから、
硬くなるのを待って食べないといけないよ。」と言われました。

メーズとトウモロコシは同じものではないかもしれませんが、
その考え方に驚きました。

日本ではトウモロコシは副菜として、
おいしさを求めるのに対し、
こちらの方では主食として腹持ちの良さを求めているため、
食べごろのとらえ方に違いがあるのかもしれない、と気づかされました。

日本ではすでにお米という主食が
強く根付いていたからトウモロコシには
甘さだけ求めたのかもしれませんし、
ルワンダでは主食が多いにも関わらず、
可能な限り多くの腹持ちがいい主食が
必要な事情があったのかもしれません。

様々な考察ができますが、
食文化はその国の生活環境や背景等によって
形作られていることを学ばされました。

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