社会から切り離された世界

専業主婦になりたくて、意気揚々と出産を機に退職した。

結果、夢に描いていた専業主婦生活(自分の母親がしていた専業主婦生活)とは全く違うものとなった。

自分の娯楽に使えるお金は一切ない。
欲しいならプレゼンしなければならない。
急に必要になった経費も事前申請制。
申請がなければ食費から支払う。

だからただただ育児、家事、睡眠する日々が13年間つづいた。
夫はその間、社員旅行に行ったり、車を買ったり、飲み会で遅くなったり、を繰り返した。

昼間に何があったかなんてどうでも良い態度。

2人目を産む前くらいから、だんだんと会話は減り、夫の帰りも毎日遅くなった。

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