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働きたくない:音読

 私は幼少の頃から音読は人並み以上にできていたと自負しておりました。知らない漢字が出てきたとか以外では、結構な速度で音読していても詰まることはなかったのです。簡単に書けば、かなりスラスラ読めたということですね。(だからなんやねんっていうツッコミはなしでw)

 いつの頃からか音読という機会もめっきり減り、書かれた文章を読むのは会社の資料だけという生活が続いておりました。それすらも、年齢と共になくなっていき、音読する機会自体がなくなっていました。

 そんなある日、なんとなく自分の書いた文章を校正するために音読してみたのです。全くスラスラではありませんでした。詰まりまくります。愕然としました。過去の自分と比較対象にすらなっていないレベルでした。

 そのことから、自分の文章を音読するようにしてみたのですが、スラスラの「ス」程度くらいには暫く続ければ戻るものの、過去のスラスラにはほど遠い感じでした。自分の書いた文章(かなり予期、予想できる文章という意味で)ですらこの有様なので、例えば他者の書いた小説とかはどうだろうと挑戦してみましたが、もっと酷いものでした。

 以降、Yahooニュースとかの記事を音読する癖を付けるようにしようと、毎日音読しております。始めた当初と比較するとマシにはなってきましたが、以前のようなスラスラのレベルは程遠く、完全に戻ることはないなと諦めております。

 加齢によるのが原因だと思いますが、普段、結構お喋りしていたとしても、音読はまた別の能力が必要なんだなと痛感したと共に、頭の中でスラスラ読めていても、声に出して読むと詰まるということは誰にでも起こり得るものだと思いました。

 音読のレベルを維持したければ、小説やYahooニュースの記事とかでもいいので、声を出して読んでみるという習慣、癖を付けていくことが大事だと考えます。私も毎日、Yahooニュースの記事を音読して、なんとかこれ以上のレベル低下を防ぐよう頑張っております。

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