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映画感想 『プリンス ビューティフル・ストレンジ』

新宿シネマカリテ 劇場①にて鑑賞

 プリンスの生い立ちとか、受けてきた影響とか、育った土地(地域)のこととか、音楽面での変遷とか、人物像とか、そういったものを追い掛けてのドキュメンタリーというよりも、それらの表面をフェザータッチだけして立ち去ったような映画でした。

 そりゃ、プリンス財団も楽曲使用許可を出さないよなと野次馬的想像を働かせてしまうほど中身のない、体たらくな映画でした。(ハッキリ書くなw)

 一体プリンスの何を伝えたくてこういう映画を作ろうと思い立ったのかをドキュメンタリー映画として作ってほしいくらいですよ。

 プリンスの楽曲の劇中での使用については、「パープル・レイン」のギターソロ部分をブート映像を流用(?)して使用しているのみで(これはええのかな?)、あとは本作の冒頭でも説明があるとおりプリンスの楽曲(プリンス本人が演奏等に関わっている)は使用されていません。これが本作の重みみたいなものを削ぐ結果になり、余計に上っ面だけの映画になってしまった原因だと思います。

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