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思うこと:映画と映像について

 映画館で予告編を観ているときに、映画『キングダム 運命の炎』の主題歌である宇多田ヒカルさんの「Gold ~また逢う日まで~」のPV(MV)の一部が放映されました。

 そのPVの映像は素晴らしく、あの猥雑とした新宿西口が撮り方一つでこうもリアリティを失うことなく幻想感を出せるのかと、プロは凄いなと思って観ていたのですが、そこで思い出したことがありました。

 私は高校生の頃、映像研究部という映画を作るクラブに入っていたのですが、そこでそのクラブを作った高校生の先輩から「映画と映像との違いは何か?」と問いかけられたことがありました。

 当時、私はどう答えたのかは全く憶えておりません。

 同じ時期に、そのクラブの顧問の先生に映像研究部から映画研究部に名称変更してはいけませんかとお伺いを立てたことがあったのですが、「名称変更はいいけど、映画研究部にしてしまうと映画だけしかできなくなるよ」と言われたことも思い出しました。

 その意味合いとしては、映像技術の追求(と言っても高校生レベルなので大したことではないのですが)はおざなりにしてもいいの?ってことになるよ、映画しか作れなくなるよ(実際にはそんなことはないですが)というものでした。私はその意見に納得し、名称変更を撤回しました。と言っても、そんな真剣な感じではなかったのですけどね(笑)。

 今、「映画と映像の違いは何か?」と問われたとき、私はどういう答えを述べるだろうかと考えました。映画は「映像と物語と劇が相混じったもの」、映像は「映像のみで表現するもの」、そういう風に答える、かな。難しいですね。

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