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古いMacにCloudReadyを入れてみたのですが……
私の初Mac・MacBook Air 2010 11インチ。
この子がなかなかの曲者だという話を以前も書いたことがある。
macOSはサポート切れのHigh Sierra止まり。
Linuxを使おうにも、GPUにドライバーが当たらず画面に走査線。
BootCampはWindows XPと7のみに対応。
サポート切れのソフトウェアを使うリスクは分かっているけれど救いようがなく、結局macOS High Sierraに戻して、最近はおふとんでnoteを書いたりネットサーフィンしたりするのに使っていました。
しかしもう一つメジャーなOSを試すのを忘れていました。
最近流行りのChrome OSです。
(この場合正確にはCloudready)
Chrome OSもLinuxベースではありますが、Ubuntuなどの著名Linuxディストリビューションとはまた違うだろうということで試してみます。
OSのインストール
まずは公式サイトにアクセスします。
![](https://assets.st-note.com/img/1644969512732-KcBs3PYRZX.png?width=1200)
ページの真ん中、”Create a USB Installer manually”にある”DOWNLOAD 64-BIT IMAGE”をクリックすると、Cloudreadyのイメージファイルがダウンロードできます。
OS本体のダウンロードを待つ間、専用の書き込みツールをChromeにインストールします。”Chromebook リカバリ ユーティリティ”というChromeアプリです。
![](https://assets.st-note.com/img/1644969815221-tL5FiQqjfj.png?width=1200)
”Chromeに追加”をクリックしてインストールしておきます。
OSイメージのダウンロードが終わったら、”Chromebook リカバリ ユーティリティ”を起動します。
![](https://assets.st-note.com/img/1644970123001-eIucfSRzrJ.png?width=1200)
ツールが起動したら、右上のメニューにある”ローカル イメージを使用”をクリックします。ファイル選択ダイアログが表示されたら、ダウンロードしたOSイメージを選択します。
あとは画面の指示に従ってUSBメモリーにOSイメージを書き込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1644970203190-fVuJIeuKm1.png?width=1200)
MacBook Air 2010はUSB 3.0非対応なのもあって、少しだけ書き込みに時間がかかりました。
使用感
インストールも初期設定もさくっと終わって、動きました!
ちなみにインストールが終わると勝手に電源が落ちました。そして初回起動時はMacの「ジャーン」の後1分程度真っ黒の画面になりますが、しばらく待つとCloudreadyのロゴが表示されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1644971042993-6pUTGWVa69.jpg?width=1200)
ただこの写真にも写っているように、画面右端に走査線が表示されます。一度スリープさせると表示されるようですね。慣れればそこまで気になりませんが、UbuntuなどほかのLinuxディストリビューションを試した時に散々見てきて半分トラウマです。やっぱりGeForce 320Mのドライバーがちゃんと当たらないのですかね。これはもうこのMacBook Airの宿命ということにしておきます。
動作はかなり軽快ですね。今YouTubeで音楽を再生しながらこの投稿を執筆していますが、重い感じはしません。macOSで同じことをしていると日本語入力がかなりもたつくのですが(ライブ変換のせいかもしれないですが)、Cloudreadyではキーを打った瞬間にちゃんとひらがなが表示されます。これが当たり前なんですけどね笑
ただし、YouTubeをメインに見るのはすこしもたつきますね。フルスクリーンモードの切り替えや別動画への遷移などには時間がかかります。これもGPUのせいにしときましょう(;^ω^)
あとやっぱり少し熱は持ちますね。でもこれはmacOSでも同じですし「温もり」という言葉で表せるほどの温度なので大丈夫です。
音質に関してはmacOSのほうがよかった気がします。Cloudreadyのほうが音が軽いというか、あまり響かない感覚がします。
![](https://assets.st-note.com/img/1644971863296-JCBhinmODI.png?width=1200)
UIはかなり使いやすいです。Windows 11とGNOMEとAndroidを足して3で割った感じのデザイン、嫌いじゃないです。
あとGoogleアカウントを連携して使うOSである関係上、Googleドライブにあるファイルをローカルにあるように扱えるのが便利だと感じました。例えば、Googleドライブにあるスクリーンショットを本体にダウンロードせずにnoteにアップロードできたりします。
まとめ
今回はMacBook Air 2010 11インチにCloudreadyをインストールしてみました。
まだ少ししか使っていないですが、ネットサーフィン程度であればCloudreadyで十分だなと感じました。動作が軽く、UIも使いやすいです。Googleアカウントとの連携機能も便利で、macOSがApple IDを使った連携機能があるのと似ているなと思いました。
ただ、走査線は相変わらず表示される、YouTubeでもたつくなどの問題もありました。ただこれはこのMacBook Airのハードウェアに生じる問題なのでCloudreadyの欠点ではないです。
このMacBook AirはしばらくCloudreadyで使ってみようと思います。
走査線に嫌気が差したらmacOSに戻すかもです笑