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古くなったリンゴを鯖にしよう!(その4:最終回)

こんにちは。なかのさんです。

前回から数記事に渡って、とある企画の軌跡をつらつらと書いております。

内容はズバリ、古いMacにUbuntu Serverをインストールして、クラウドストレージとして使う!です。


前回(第3話)では、MyDNS.JPでDDNSを取得しました。


第4回となる今回は、サーバーMacにNextcloudをインストールし、LAN内外からアクセスできるようにファイアーウォールを設定します。


では始めます。



Nextcloudのインストール

NextcloudのインストールとSSL化は、以下のWebサイトの通りに行えばオーケーです。

途中、ufwで80番と443番のポートを開ける箇所がありますが、同時にルーターのポートも開けておきましょう。ルーターの設定画面にポートマッピング(ポート転送)という項目があるはずなので、そこに80/443ポートへのアクセスが来たら、サーバーMacの80/443ポートに飛ばすように設定します。


上記のWebサイトの通りに作業が完了したら、クライアントPCからDDNSで取得したドメイン名をWebブラウザに入力します。


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Nextcloudのログインページが表示されるので、設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。


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ログインできました。


電話地域に関する警告を消す

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設定→管理→概要で、「デフォルトの電話地域」に関する警告が表示されますので以下のコマンドで修正します。

$ sudo nextcloud.occ config:system:set default_phone_region 1 --value=jp

https://matoken.org/blog/2021/07/09/nextcloud-21-default-phone-region-setting/


2段階認証

インターネットに公開する場合は、2段階認証の設定も行っておくことをおすすめします。



まとめ

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以上でセットアップは完了です。おつかれさまでした。

今回の連載では、古くなったMacをクラウドストレージサーバー化しました。Macに限らず、古くなったPCをお持ちの方はサーバーとして復活させてみるのもアリかもしれません。

今回の連載の内容をご自身で行う場合は、自己責任でお願いします。