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33歳1児の父が365日毎日欠かさず自撮りをした理由 #自撮り修行

こんにちは。中川諒と申します。普段は広告の企画の仕事をしながら、ここ数年「恥」という感情に興味をもち、恥についての本を書いたり、企業や団体の依頼を受けて恥についての講演などを行ってます。

33歳一児の父である僕が、ある日を境に365日毎日欠かさず自撮りをした話をしたいと思います。この自撮りは #自撮り修行 という、誰得な企画でインスタで投稿を毎日続けていました。数字的な結果だけを言うと、始めた当初400人くらいだったインスタのフォロワーも気づけば1万人を超えました。

まずは何故こんな行動を僕がはじめたのかをお話ししたいと思います。


毎日自撮りを撮る理由


人と会わない今どうやって服を楽しめるか

僕の広告の企画制作の仕事も今は撮影や編集以外の99%がリモートワーク。今の世の中の状況と昨年子供が生まれたこともあり、夜誰かとご飯に行くこともほとんどなくなってしまいました。自宅につくった1畳もない作業スペースに、ほぼ毎日同じ服を着てずっと座ってる生活がもう2年位続いています。そうなると極論、着る服はその「同じ服」だけで生活は成り立ってしまう。人によっては自分の服装を「制服化」して、仕事など自分の大切な瞬間に思考や判断をとっておきたいという人もいますが、僕は完全にその逆。企画脳を保つために自分の気分や脳みそを刺激したいという思いがありました。もっとシンプルに言うと、好きなお洋服をもっと楽しみたい!と思っていました。

新しい服を買い続ける生活から脱却したい

これは自分のYouTubeでも説明したのですが、これまでは「みんなが欲しい物(HYPEなもの)が欲しい」と思ってましたが、「みんなが欲しい物」を買っても、結果あまり着なかったということがよくありました。買った瞬間満足して「あれ?これなんで俺欲しかったんだっけ?」とふと冷静になる瞬間がやってくる。新しいモノや服を買い続ける(=常に満ち足りていない感情)よりも、今持っている素敵なモノをどう愛すかを考えたほうが健康的なのではないかと思い始めたことが大きなキッカケです。自分が本当に何が好きなのかを考え直したいと思ったのです。

「新しいモノを持っている=オシャレ」ではなく、「持っている服の組み合わせを楽しんでいる=オシャレ」に変換するために、何か行動を変えてみようと思ったわけです。そこで持っている服の組み合わせを最大限楽しむ方法を考えた結果、自分の服装を毎日撮影して公に晒すという結論に至りました。とはいえ「新しいモノを買う生活から抜け出したい」と言いながらも、結局買う量やペースはあまり減ってないのですが(苦笑

自分と向き合う自撮りという方法

僕は「達成」と「幸福」は別物だと思っていて、幸福は自己受容(今の自分を受け入れる)から生まれるのではと思っています。また僕が今テーマにしている「恥」という感情は、「理想の自分」と「今の自分」のギャップから生まれると考えていて、恥から自由になるためには今の自分を受け入れる自己受容が必要不可欠なのです。理想の自分という呪いから離れて、今の自分と向き合えば恥への恐怖心は和らぎます。そしてその自己受容をするための一番てっとり早い方法が物理的に自分と向き合って承認する「自撮り」なのではないかと思ったのです。毎日自撮りをしていると聞くと、とんだナルシストに見えると思いますが、僕の場合は自分の外見に自信があるというタイプでもなく、身長173cm 68kgの中肉中背です。こういう見た目なんだからしょうがないよねとある種の肯定的な諦めの中で自分と向き合っています。

習慣化させるコツ

「一年間毎日自撮りをしてます」と言うと大体の人に驚かれますし、自分自身一番驚いています。365日毎日何かひとつのことを継続出来たのは、33歳の人生で初めてのことでした。人生を変えるのは習慣です。自分の人生を変えたければ、習慣化させることが必要です。

「行動を企画化」すると行動のハードルが下がる

僕が何かを習慣化させるために意識していることは「行動の企画化」です。行動を企画化すると、自分の恥のハードルが下がります。どういうことかというと、なんでもない行動を企画にすることで「決まったもの」になり、自分に対していい強制力が生まれるのです。僕のように自分に甘くてサボりグセのある人にこそこの方法は特にオススメです。

また意外かもしれませんが、毎日やることで行動のハードルは下がります。「どういうこと?毎日やるほうが難しくない?」という声が聞こえてきそうですが、むしろ逆です。自分のお気に入りのコーディネートだけを選んで投稿しようとすると、どれを投稿していいか分からなくなりませんか?自分的に「イケてる写真」だけを選ぼうとすると、結果的に選べなくなってしまい、投稿もできなくなってしまう。「こんな写真投稿したら、ダサいやつだと思われるのではないか」と「理想の自分」と「現実の自分」のギャップを目の当たりにして、恥が生まれて行動できなくなってしまいます。つまり、毎日やると決めたことで、写真を選ぶプロセスを無視できるようになり、行動に対する心理的ハードルが下がったのです。

「行動の企画化」をすると他人と共有しやすくなる

また行動を企画化すると他人と共有しやすくなります。たとえば「私は朝活をするために、毎朝5時に起きるようにしています」と言うのと、「私は”朝活5"というのをやってて、毎朝5時に朝活してるんです。今度一緒にランニングしませんか?」と企画にすることで他人を巻き込みやすくなります

僕は今以下の4つを企画にして習慣化しています。
毎日やっているのが #自撮り修行
毎週やっているのが #今週かけた恥 
毎月やっているのが #恥の話をしようじゃないか #恥部の部室

インスタで毎日自分の服装を投稿する #自撮り修行。主宰するオンラインコミュニティ恥部(ちぶ)でそれぞれが自分が今週挑戦できたことを共有する #今週かけた恥 。ゲストを招いてインスタライブで対談する #恥の話をしようじゃないか。そして恥部のメンバーでツイッターのライブ配信を行う #恥部の部室 です。これらがそれぞれ「毎日インスタあげなきゃー」とか「対談とかやらなきゃー」くらいの向き合い方だと絶対に続かなかったと思います。

ぜひみなさんも、「やってみたいと思っていたけど取り組めていないこと」に企画名をつけてみてください。ちょっとワクワクしてやってみたくなりませんか?あとはやるだけです!今でしょ!

ちなみに対談企画 #恥の話をしようじゃないか これまでのゲストはこのような方々と、恥について語ってきました。

・SETTEN代表/アナウンサー/モデル 笹川友里さん
・コピーライター 梅田悟司さん
・ファッションクリエーティブディレクター 軍地彩弓さん
・SENSE編集長 守谷聡さん
・お笑い芸人 / フランスピアノ なかがわりょうさん
・中国トレンドマーケター 黄未来さん
・ファッションエディター 大平かりんさん
・女優 小林涼子さん
・メルカリ広報 カヨリーナさん
・複業研究家 西村総一朗さん
・株式会社MATCHA代表 青木優さん
・Hカップな広告マン ありぺーさん
・都立小学校主任教諭 二川佳祐さん
・一般社団法人スペースポートジャパン理事 片山俊大さん

<<告知>>
明日3/8(火)20:00から
・れもんらいふ代表/アートディレクター 千原徹也さん と #恥の話をしようじゃないか Vol17 インスタライブをします。


#自撮り修行  で得たもの

工夫をすれば1年間毎日出来る

自分でも工夫をすれば、何かを365日毎日続けることが出来るということに気づけたのが大きな成果でした。どちらかというと飽き性で、やりたいこともやることもコロコロ変わってきた人生でしたが、そんな自分でも毎日出来ることってあるんだと気づけました。

着ない服がなくなった

「このシーズンこの服着なかったなあ」ってことあると思うんですが、僕の場合は着ない服がなくなりました。ローテーションを組む中で、持っているものを活用できるようになったのです。今すでに持っている素敵なモノたちを、どう組み合わせるかを毎日考えるプロセスのなかで、愛情も深まりました。

たくさんの仲間が増えた

インスタグラムでたくさんの人と知り合い、今や休日に会っている友達はほとんどインスタ経由で知り合った人たちになりました。また自分の「恥研究家」という恥ずかしい肩書を背負った活動を応援してくれる人たちも増えました。何事も知ってもらうことから始まります。知ってもらうためには、やはり自分から知ってもらう努力が必要だと僕は思っています。


僕の書いた書籍『いくつになっても恥をかける人になる』はコチラから。

僕が自撮りに使っているスマホ用三脚はコチラから。Bluetoothでスマホと連動できるリモコンつきなのでスマホさえあれば簡単に自撮りが出来ます。

僕が主宰するオンラインコミュニティ恥部(ちぶ)についての過去のnoteはコチラから。


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