誰かに相談をするとたまに解決のその先に行けることがある
「相談をすると相談のその先に行けることがある」
本当にそう思うから、今回はおととい行った【当事者研究】について簡単にレポートしてみたい。
今回で2回目となるsoarさんの#やってみよう当事者研究 に参加したのだ。今回ももちろんオンラインである。
趣旨説明の後、5~6人ほどのグループに分かれて各自が持ち寄った「今の困りごと」を共有する。
・ずっとパソコンに向かっているので、目や首がとにかく疲れる。
・今眠い(笑)
という長野的ユーモアに溢れた悩み(・・・でもこれが当時の真実だからね!)を自薦するわけはなく、僕がみんなで考えたいテーマとして推薦したのは、「相談職ゆえに(他者から相談されることが多く)自分の相談ができなくなってしまった」というこちらのテーマ。
↑ここからはファシリテーターとなったスタッフがインタビューアーとなり、本人から丁寧に言葉を引き出していく。
現状にフォーカスする10分間が終わった後は、我々参加者も寄り添いながら質問を重ねていく。
僕は「最近の気分転換方法は?」とお聞きした後、それに関連したこんなエピソードを披露した。
*これについてはまた、別の機会にお話ししたい。
今回のグループワークでは正直、解決策は出ていない。
それでも印象的だったのは、相談者のどこかスッキリしたような笑顔だ。
それを見ていて、思い出したことがある。
「答えを出さなくても、誰かのためになるんだ」
僕がトラちゃん(Try chance!)の構想を打ち明けた時、仲間は皆、ただただ話を聴いてくれた。
しばらくして「ここはどうしたいの?」と本根を引き出してくれた。
「何かできることはない?」と寄り添ってくれた。
「一緒にやっていこう!」と勇気づけてくれた。
けれど、その後「どうするか?」を決めたのは自分だ。
それができたのは「(困った時には)彼らが確実に背中を押してくれる」という安心感があったから。
「聴いてもらえるだけでいい」
「答えは出さなくても、答えは出る」
今回の当事者研究でも、そんなことを教わりました。
彼女の日常に光が差すことを願いながら、僕は今日も解決のその先へ。
いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。