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住みたくなっちゃった街:福岡

2週連続 西日本遠征。
「やりたいことを今すぐに!」を、意識しながら活動を始めて3年あまり。


『コブクロライブツアー2022 GLORY DAYS』 に合わせて組んだ広島・福岡遠征の第2弾。

またしても自らのサポーターを失いそうになる危機を乗り越えて羽田空港に辿り着くも、4年ぶりの飛行機と愛車の相性は芳しくなく、文字どおりガッツリ四苦八苦して初めての福岡に上陸したのは(自宅を)出発してから5時間半後。

>広島編が気になる方はこちら↓

電動車椅子で飛行機に乗るには?(※任意)

最初に断っておきますが、興味のない方は読み飛ばして、次の項目からご覧下さい。

車椅子ユーザーが飛行機に乗るには、自分の愛車(足)を荷物として預けなくてはなりません。特に筆者のように電動車椅子ユーザーの場合には事前に車椅子の寸法や重量を伝え、バッテリーの種類が危険物に当たらないことを証明する必要があります。

(※筆者のバッテリーは積込み可能な”シールド”タイプであることは確認済みで航空会社に口頭で伝えたのだけれど、普通に見ただけでは目視で確認できないという誤算が発生^^;目視ができないと自動的に”ノンシールド”扱いにならざるを得ないということも今回初めて学びました。)

※さらに絶縁(車椅子の電源を入れても電源が入らないようにすること)の操作や電動と手動の切り替えなど、航空会社としては必須の確認事項が盛りだくさんも、総重量180kgを超える物を操る私の日常ではほとんど使うことがない操作。
「業者さんからの言葉をそのまま伝えれば大丈夫」とたかを括っていましたが甘かった!

※当日の様子を書きましたが、事前の申告からチケットの発券、支払いまで電話で行うことが可能(今回はANA を利用/支払いがクレジットカードの場合)。窓口の応対はどの種の公共交通機関よりも航空会社が1番丁寧ですが、電話でトータル40分くらいかかってしまうので、こういう時のために各社のかけ放題プランやアプリなどを取得しておくことをオススメします(笑)


なぜ”住みたくなっちゃった”のか?

このような壮大な紆余曲折を経て、福岡に初上陸した私ですが、瞬時に福岡の街が好きになり、福岡の街に住みたくなってしまいました。

なぜ”住みたくなっちゃった”のか?
それはズバり、圧倒的な人の温かさです。

<移動>

県内の移動はほぼすべて地下鉄だったのですが(空港〜ホテル〜各観光地間の往復)、唯一のバス使用となった初日のライブ会場までの移動も、博多駅からストレートに臨時バスに乗車。
私を見つけるやいなや「次のバスの先頭で乗車できますからね〜^^」と、抜群の笑顔と好感度で神対応✨ライブを満喫し、諸事情により1人で博多に戻った夜も、疲れを見せず変わらぬ応対でバスの行列を抜け出すことができました。

福岡での電車の待ち時間はハズレなく駅員さんとの世間話タイムでしたね…!

今回の旅では自ら率先して撮影にもチャレンジしました
(※私が写っているもの以外大半)


福岡会場はマリンメッセ福岡
ここでも、トイレのサポート要員での開演前の介助者同伴を快く許可していただきました!
ここからは単独行動…!
終演後の撮影タイムになんとか捉えた挨拶直前の黒田さん。

<グルメ>

福岡(博多駅)に着いてライブ前にまず食べたのが、豚骨ラーメンでした。
今回は「福岡といえば…!」を堪能したくて、せっかくならと1番行列していたShin Shinへ。

高菜たっぷりラーメン。美味!

博多といえば明太子と高菜というイメージもあったので、こちらをチョイス。
見るからに繁盛店でしたが店員さんも嫌な顔ひとつせず、座席を確保。結局30分以上並びましたが、(店内スペースの都合上)何度か後ろのお客さんを先に通す時もその都度、申し訳なさそうに笑顔で謝罪に来てくれて嫌な気持ちになることはありませんでした。(※むしろ行列に並ぶことも貴重!)

もつ鍋

ライブ後にはこれまた博多駅構内で(閉店間際に)即決!
博多デイトス内のおおやまにて、本場のもつ鍋を堪能しました。

※3席並ぶ2人掛け席の中央に座った私たち。
「お互い病み上がりだから今回は1人鍋がいいね!」と注文しようとするも、またしても快く迎えてくれた店員さんより「1人鍋はありません。2名様からの注文になります…!」とまさかの返答が。
しかし、後から入ってきた左右の男女1人組に目をやると、見事に1人鍋食べてました🤣
(”このメニューは…”ということだったのかな??)

明太子も堪能したけどキレイに撮れず…(泣)


それでも気を取り直していきましょう!
翌日、ちょっと面白かったのがこちら👇

こちらのカフェラテ…

2日目のランチで利用した福岡市中央区の大濠公園内にあるRoyal Garden Cafeで出てきたカフェラテ。サイズがもうスープ以上なんよ…!
(カップ??に)持ち手もストローも付いてなく、両手に麻痺がある車椅子ユーザーとしては、そのサイズ感と相まってちょっと困惑したかな。

<観光地>

大濠公園
こちらの公園は県営の施設であり、国の登録記念物となっている風情ある場所だった。最近綺麗な景色に弱い筆者が、観光地ランキングのサイト写真を見てひと目で行きたくなってしまった場所。
園内にはいくつもの橋が架けられ、そこから眺める水辺と空に、心が洗われる思いがした。

1人撮影中にスマホを落としたりもするも、通りすがりの幸せ家族のお父さんを呼び止めると笑顔で拾ってくれました^^


友人撮影①
(よく見ると佇む私が写ってる…)
友人撮影②
(私はどこに消えた?)


筆者撮影①
(空と水辺の狭間で)
筆者撮影②
(コントラスト…千と千尋の神隠し!?)
筆者撮影③
(水平線とスワンボート)
筆者撮影④
(不自由な手首と冬の空 ※返しきれない掌を長所に!)


福岡 PayPayドーム
公園を満喫し、その足で徒歩20分。空港に向かう前に「せっかくなら!」と向かったのが、福岡県民が熱狂するソフトバンクホークスの地元。
シーズンオフのためもちろん球場入りすることはできなかったが、12球団スタジアム制覇という密かな夢に向け、着々と前進中です(笑)


お土産&まとめ

車椅子×飛行機の相性を考慮して、出発の2時間以上前に空港に戻った私たち。それは例のごとく、たくさんの人たちにお土産を買いたいからでもありました。

ここで、2日間何かと地元民の優しさに触れてきた筆者は1人ショッピングを志願!
名店から穴場まで1時間以上かけて巡るたびに増えていく紙袋たち。明らかな激混みの中、後半は各店の店員さんが笑顔で買い物に同行&他店の紙袋をまとめてまで、「どうすれば車椅子に掛けられるか」を一緒になって考えてくれました。

後日、友人から届いた投稿。


知らない土地を旅すれば、新鮮な空気に触れる。
知らない人と交われば、新しい気付きに出会える。
新しいことにチャレンジすれば、思わぬ優しさに涙することもある。

神戸、三重、岡山、宇都宮、広島、福岡…。
各地に出向くことができた今年。少しだけ旅人になれた今年。
人の優しさに感謝。旅の思い出に感謝。


来年は仕事で各地を訪れることを目指して。

(明日はお仕事編、書けるかな?)

いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。