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おでこからスペシウム光線

おでこからスペシウム光線だしていますか?

わたしはいつも出しています。いつどんなときも出しています。ツヤツヤピカッ!ツヤピカッ!

はい、ほんとにね、おでこのテカリが止まらないのです。10代からテカリの王様だったのですが、枯れにさしかかる40代に突入しても、その様子にかげりがありません。

いやそれどころかパワーアップしているのです。

わたしは今後どんどんパワーアップして、やがて光輝くひとつの星となり、地球を滅亡へと導く大いなる元凶になるのではないでしょうか。

なんてことを妄想しています。

ま、とにかく、そのテカリにより、外出時にはどんなときおいてもハンカチや顔拭きシートが必須なのですが、もう、おでこを拭くのをやめましたね。

おでこのテカリを気にしたら負けだ!!

そんな気持ちになっているのです。

最近はオンラインで会話することばかりなのですが、自分の顔を見るとひとり鮮やかに輝いているんですよね。おっと。

なんというか顔を鮮やかに照らすライトが入りません。はい。ライト不要です。おでこあります。わたしおでこの輝きあります。

こころなしかオンライン上でも、みなさん私のテカリぐらいに目を細めているのを感じざるをえません。

で、そんなオンラインでもオフラインでも、よくかけられることばが、

「マヌタさんて、代謝よさそうですね。。」です。

これ最初いみわかりませんでした。

こないだも、とあるお気に入りの素敵な人に言われました。

「マヌタさんて、代謝よさそうですね。。」

あい。これは大人の言い換えですね。訳すと

「おまえ、おでこテカリすぎだろ!脂っぽいんだよ!うぜえ、消え失せろ」です。

みごと訳されました。

まあ、「うぜえ、消え失せろ」、はやや私の被害妄想ここに極まれりかもしれませんが。

でも私は負けません。ここでおでこをぬぐったら負けです。

ゆずれません。わたしの強くて硬い意志は、たとえだれ人であろうと崩すことはできないのです。

強いものには巻かれ、そして弱いものにもなんと巻かれてきた自分。

人生にひとつくらい強いこだわりを持ったっていいんじゃありませんか。矜持ってやつです。

それこそ、顔のテカリをふかない。

これさえ守りきれば、私はいつだって堂々としてられます。老衰して死に直面するその間際にもつぶやけるでしょう。

私は顔のテカリをふかなかった。

この偉業は、わたしの末裔へと代々語り継がれて、やがてまるでカエサルのような、顔が光り輝く像が建立されるでしょう。

そう、この戦いは10年20年といった些末な単位ではありません。1000年、いや1万年単位の取り組みなのです。

おわかりになりますか?

だから、負けるわけにはいかないのです。

サッカー日本代表がいまワールドカップを戦っています。次のコスタリカ戦でベスト16を決めたいところです。

私もいま社会常識への屈服と静かに戦っています。でも、なんとか、次のオンライン会議でテカリベスト16を決めたいところです。

ともに負けられない戦いがそこにあるのです。


私はなにを書いているんでしょうか。

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