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ベンチャーの「キャスター」と中長距離チーム「TWOLAPS TC」がパートナー契約を結んだワケと、これに寄せる新たな個人的チャレンジ

本日プレスリリースで発表した通り、株式会社キャスターと中長距離チームのTWOLAPS TC(以下TWOLAPS)が、アウトソーシング・クリエイティブパートナー契約を締結しました。詳しい内容に関してはこちらをご覧ください。


今回のパートナー契約にあたっては、株式会社キャスターという企業としてだけでなく、僕個人としても強い思い入れがあります。


このnoteでは、提携の背景とともに、「TWOLAPS好きなトレイルランナー」としての個人的な想い、そして新たなチャレンジについて書いていきたいと思います。


提携のきっかけは練習後の飯屋から


もともとTWOLAPSコーチである新田さんとは、「健ちゃん練」というランニングチームで一緒に走らせてもらっていて、今回の提携は、その練習後の食事での何気ない会話からはじまりました。

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新田さん:「スポーツチームのスポンサーって考えたことありますか?」
僕:「リアルタイムで検討はしていないですが、いつかは!という想いはあります」


そんな質問からスタートした会話は、スポーツにおけるスポンサードの話から、それぞれお互いの会社だとしたらという話に広がっていきました。こうして仕事に関する話をしていく中で、自然と「TWOLAPSとキャスターであれば、今にでもお互いをよりよくできるのではないか」と、とんとん拍子に話が進展していきました。


今回の提携のポイントは、大きく3つあります。

1,TWOLAPSの理想を体現するのに、キャスターのサービス「CASTER BIZ」が役に立つ


TWOLAPSは国内最強の中長距離チームです。ただ、一般的なチームとは形態が少し異なっています。通常の社会人の陸上競技活動においては、実業団に選手が所属し、そこで監督・コーチの元、トレーニングを重ねるのが一般的です。


ですがTWOLAPSの場合、TWOLAPSに所属する選手は、それぞれの実業団や団体に所属する選手でもあります。つまり、TWOLAPSが実業団や団体からコーチングを委託されて、彼らにトレーニングを提供しているという、日本では珍しい形のチームであり、会社です。


会社としては、コーチング以外にも自分たちで大会を主催したり、陸上競技にまつわるシステムを開発したり、陸上業界だけではなく、社会全体を変えていくことを目指しています。


そんなTWOLAPSですが選手以外のスタッフは代表含めて3人。この3人で選手のコーチングはもちろん、大会や合宿の手配、会社運営に必要な事務業務、SNSの運用、大会運営など、かなり幅広い業務を行なっています。


本来であれば選手の強化やファンとのコミュニケーションといった時間にもっと割きたいところ、やらなくてはいけない業務が多く、理想には未だ届かない状況があると、新田さんから聞かせてもらいました。

こうした状況は、キャスターが運営する「CASTER BIZ」を利用いただいているクライアント企業にも多く、その状況を解決するための手段として、CASTER BIZを選んでいただいています。


そのため、CASTER BIZを活用いただくことでその課題解決ができるのではないか、そうすればTWOLAPSがよりパフォーマンスを発揮できる環境を作れたり、ファンに向けた情報発信や企画を生みやすいサポートができたりするのではないか。そう考えました。


2,TWOLAPSとの取り組みを通じて、キャスターのサービスをより多くの人に知ってもらう機会を作れる


キャスターは、積極的に投資は行なっているものの、単に応援したい!という気持ちだけではお金を出すことはできません。僕自身のCMOという立場からしても、しっかり投資効果を追っていく必要があります。


現在、累計2000社を超える方々にサービスを使ってもらっていますが、まだまだ私たちのサービスを知らない、使ったことがない人の方が圧倒的に多いです。


こうしたリアルな状況をお話ししたうえで、TWOLAPS側から、「うちであればCASTER BIZをより多くの人に知ってもらうための活動ができるかもしれない」というありがたい提案いただきました。
その話から、


「スポーツチームがアウトソーシングを活用する利便性を双方から発信する」

ということも今回の契約内容の一つとさせていだきました。


3,「スポーツ×リモートワーク」という相性の良さ


キャスターは「リモートワークを当たり前にする」というミッションを掲げ、800名以上が全47都道府県でリモートワークを行っています。


リモートワークをしていると圧倒的に家で過ごす時間(特に座っている)が長く、仕事で外に出る機会もほとんどなく、体を動かす機会が減ってしまいがちです。


実際、キャスターの社内調査でも、リモートワークになって運動不足だと感じる割合は増えています。、これはリモートワークにおける課題のひとつだと考えており、今回の取り組みで少しでもスポーツがもっと身近になればいいなと思っています。


また、アスリートにとってリモートワークは非常に効果的です。リモートワークなら、仕事をしながらでもパフォーマンスを上げることに十分貢献できると身をもって確信しています。


僕の場合、キャスターに入社し高尾に引っ越してから、確実にトレイルランニングにおける成績が良くなっています。


2015 スパトレイル72km 総合129位
-------2016年キャスター入社-------
2017 比叡山インターナショナルトレイルラン50km:総合18位
2017 野沢トレイルフェス27km:総合16位 年代別3位
2017 上州武尊スカイビュートレイル75km:総合4位
2017 FT50km:総合5位
-------2018年高尾移住-------
2018 STY92km :総合13位 ニューヒーロー賞
2018 High1 Skyrunning :総合5位
2018 Compressport Ultra Maokong :準優勝
2019 FTR50km :準優勝
2019 CAMERON ULTRA-TRAIL100km:優勝
2020 Tarawera Ultramarathon 100mile 男子総合4位


これにはリモートワークによって獲得できた、以下の3つの事が大きく影響していると思います。


①通勤などの移動に伴う時間の削減による、練習時間、睡眠時間の確保
②自分の望む環境の確保
③時期に応じて、好きな場所で仕事ができる(寒い時期はタイ、暑い時期は高地など。)

陸上では、一部の選手を除いて仕事をしながら競技を行っている選手が少なくありません。トレイルランなどのスポーツでも、ほとんどの方が仕事をしながら競技活動を行なっています。


そうした方々にとってもリモートワークは有効であると考えます。
キャスターとしてはさらなるリモートワークの普及を目指すと共に、ランナーが競技と仕事を高い次元で両立させることができるようサポートしていきたいと考えています。


当然、これらの条件の話だけではありません。
そもそもの根底に、プレスリリースのコメントにも出させていただいた通り、TWOLAPSへの共感、方向性の一致が大前提としてあります。


陸上界、そして社会を変えていく「Gamechangers」として新しい取り組みを次々と仕掛け、圧倒的な結果も出されているTWOLAPS。
「労働革命で人をもっと自由に」というミッションにかかげるキャスター。
フィールドは違いますが、業界、社会への革命をかかげるものとして、TWOLAPSのチャレンジを応援したいと思いました。


それぞれの強みを活かすことで、お互いがより良くなれるイメージがはっきり持てたからこそ、この取り組みが実現しました。


飯屋でのラフな話からたった2ヶ月というスピード感で進めることができ、TWOLAPSの皆さんには感謝でいっぱいです。

ここからはトレイルランナーとしてのお話。


僕はキャスターのCMOとして、リモートワークをしながら、トレイルランニング、なかでも100mile(160km)という長距離かつ長時間山を走る競技を行っています。それも、生半可な気持ちではなく、日本を代表するトレイルランナーになりたい、そして世界で戦いたいという気持ちを持って。


走るのはもちろん好きですが、競技を見るのも大好きです。去年TWOLAPSの新谷選手が10000mの日本選手権で驚異的な走りで日本新記録を出した瞬間も、現地、大阪の長居陸上競技場で観ていました。


TWOLAPSのことに関しても、前身のNIKE TOKYOTC時代から知っており、選手もチーム自体も好きでした。


トップ選手の育成はもちろん、多くの人に中距離の魅力を伝えるという理念を持つTWOLAPSは、そのための活動も積極的に行なっています。


今回、自分の尊敬する好きなチームが自社と契約という、僕にとってはこれ以上ないほど嬉しい取り組みに感謝するとともに、ワクワクする気持ちでいっぱいです。


素晴らしい機会なので、中距離という僕自身がまだ挑戦したことのない1500mでの記録にチャレンジします!


#0415チャレンジ
2021年の9月までに1500mで04:15切りを目指すチャレンジ。


このチャレンジをする理由のは2つ。


TWOLAPSの掲げる中距離の魅力を体感し、少しでも多くの人に知ってもらいたい。
トレイルランナーとして強くなる。

僕自身の中長期的な目標と現状を考えたとき、明確に足りてないのは「スピード」です。トラックと山、1500mと160km(160,000m)と、走る場所も、距離もぜんぜん違いますが、速く走るという点でスピードの天井を上げておくことは今後必ず役に立ってくると思います。

ちなみに1500mのTWOLAPS記録は以下の通り。
WOMEN: 卜部 蘭選手の 4:11.75
MEN: 田母神 一喜選手の 3:40.66


比較対象にするのも恐れ多いですが、自分が目標達成してもTWOLAPSの選手には遠く及びません。しかし、社会人になって本格的に走りはじめた人間にとっては、1500m、04:15切りはなかなか高い目標だと思います。


この取り組みを機に、身を持って中距離の魅力、楽しさ、選手の凄さを実感したいと思います。


そして、リモートワークがあるからこそできる取り組みを続け、トレイルランの世界で活躍する事で、「リモートワークっていいな!カッコいいな!」という世界を作っていきたいと思います。


チャレンジの模様は各SNSでも発信するのでぜひフォローお願いします。

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