日記・ソーセージエッグマフィンは引っ越しの味

　今日はお休みをいただいた。先日の体調不良の休みと違って予定していた有給休暇だ。

　久しぶりに朝マックをした。めったに朝マックのメニューを食べないので注文にも戸惑う。

　僕が行った平日の朝のマックは人がまばらで、来る客のほとんどはドライブスルーかテイクアウトだった。

　店内でソーセージエッグマフィンを食べるとなにかを思い出しそうだった。思えば、朝マックを食べる日は朝にマックへ立ち寄るくらい早朝から動いている日で、なにか特別な日なのだ。

　それぞれの出来事はよく思い出せない。朝帰りの日に寄ったのかも知れないし、どこか旅行先でホテルの近くのマックに朝食を食べに入ったのかも知れない。

　ただそのソーセージエッグマフィンの味は日常とは違う日の記憶と結びついていて、今日もまたそんな非日常のうちの一日として記憶に残っている。

　今日は仮住まいしていた部屋の引き渡し日だった。あの部屋に入るのも今日で最後、寂しさよりも満足感のような気持ちが強い。いい部屋だった。

　多分これからも朝マックする度にこの特別な感覚を思い出すだろうし、きっと真っ先に思い出すのは今日の出来事だ。ソーセージエッグマフィンは引っ越しの味がする。