英文和訳 2022年度慶應義塾大学 薬学部より

1年ぶりくらいの投稿ですが、少しずつ再開していこうと思います。

さて、入試シーズンが始まりました。早速代ゼミから出ている解答速報を確認し、慶応の薬学部の問題を解いてみました。

最近は入試問題を解くというより、読むという楽しみ方をしているので、中身が面白いと「へぇ~」と興味津々になり肝心の問いを忘れてしまうことが多いのですが、案外こういう読み方のほうが設問にも答えやすいものだなと感じていました。

さて、慶応薬学部は一部を除きマーク形式の問題なのですが、出典がなかなか面白く、かつ読んでいて少しわかりにくい構文が含まれている箇所がありましたので、英文和訳教材として取り上げたいと思います。

テーマはをつけるとすると倒置・省略です。なかなか難易度が高い文ですがチャレンジしてみてください。人間は自然現象がどうして発生するのかという問いに対して答えようと今まで生きてきたという趣旨に続く英文です。太字の部分を和訳してみてください。

We wish to pierce beneath to ask the question, "Why does the universe exist?" We have learned a great deal about secondary causes, about the how of things. The why, however, eludes us, and as long as this is the case, we will have  a yearling marvelous, the explosive event in history. Indeed, so restless is man's intellect that were to penetrate to the secret of the universe tomorrow, the likelihood is that he would grow bored on the day after. 

いかがでしょうか。

C V Sの倒置、ifの省略、そしてThe likelihood is thatなど構造的に面白いところはたくさん出てきますよね。訳は以下の通りです。(あえて直訳的に書きます)

「人間の知性は明日宇宙の秘密が理解できるとするなら、きっとその次の日から退屈になってしまうくらいじっとしていられないのだ。」

詳しい解説ができたらまたこちらにアップロードさせてもらいたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

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