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「e-sports」に僕は魅せられた

今日、ある記事をTwitterで目にした。

この記事が、何が言いたいのかはさておき、ゲームやテレビにポジティブなイメージを植え付けるような記事でないことは間違いない。どうしても、ゲームやそれに紐づくe-sportsは、ネガティブな記事が多いように感じる。

ただ、僕はそんなe-sportsに向き合うことで、考え方から、行動力、人間関係に至るまで多くのことが変わった、というより人生が変わった。そんな一人の高校生の話をここに綴る。これを通して、e-sportsの持つ負の要素だけでなく、衝撃や、感動、感謝、色んな正の要素が伝わり、何かを感じてもらえると、すごーーーく嬉しい。


e-sports初心者ジダイ

そもそもe-sportsを知ったのは、中学3年生のころ。動画を見て知った。そのあと、高校1年になって、実績欲しさに学校の研究に手を出した。好きなことじゃないと続かなそうだったから、当時好きだったゲームと関連していたe-sportsを研究のテーマに設定した。

当時を思い出すと、恥ずかしい気持ちになる。実績欲しさに適当に始めた研究に、調べ学習程度の論文。インタビューこそしたものの、よくあの知識量で、インタビューしたなあという感じ。純粋に手を抜いていた。というより、e-sportsにそこまで熱中していなかった。

当時の僕は、e-sportsというよりゲームがただ楽しくて、もっとプレイしたくて、その言い訳にe-sportsを利用していたに過ぎなかったのだと思う。自分の娯楽を、e-sportsという競技に置き換えて、正当化しようとしていたのである。競技の厳しさや、努力なんて考えもせずに、同じ程度と考えていたのである。当然、そんな研究が良いものなわけもなく、あっけなく時間は過ぎていった。


e-sports中級者ジダイ

そんな僕は、論文を片手間に終わらせ、2か月ほどだらだらとした生活を送っていた。帰宅部だったし、勉強も好きではなく、何かに進んで取り組むこともしなかった。そんなある日、一通のDMが僕のもとに届く。「あなたの論文見せてくれませんか?」なんと同い年の高校生から、連絡が届いたのである。僕は丁寧に返信内容を考え、論文とともにDMを送った。

1時間もたたないうちに返信が来た。どうせありがとうございますとか、頑張ってくださいとかそういう、内容のない返信が来るものだと思っていた。が全く違った。長文にわたる、論文の指摘と感想。僕は驚いて、電車で一人「すげえ」とつぶやいた。何度も、何度も。指摘の正確さや、感想のクオリティ、同い年でここまでできるやつがいるのかという衝撃と、自分よりも優れたやつがいることに興奮した。


e-sports上級者ジダイ

すぐに会いたいと連絡をして、1週間もしないうちに顔を合わせた。実際会って話してみても、知識や志向すべてが僕よりもはるかに上で、ぶちのめされた。すぐに仲良くなり、友達になった。彼に連れていかれて、色んな人に出会った。自ら進んで、色んな人とも会うようになった。出会う人全員が、自分の知らない知見をもっていたり、人脈をもっていたり、独自の思想をもっていたり、個性が本当に強い。そしてとにかく魅力的な人たちばかりなのである。こうなると、もう止まらない。早く新しい人に会いたいし、新しい刺激が欲しい。学校という狭い社会の中では決して味合うことのできない世界が、e-sportsを通して僕の目の前に突如として現れたのである。

すごい、e-sportsは本当にすごい。ここまで刺激的でアツい人間が集まる世界は他にあるのだろうか。他の世界を見たことがない僕には、この世界が周りの世界と比べて、どれだけ豊かで、広いのか評価することはできない。評価できるほど、できた人間でもない。ただ、間違いなく言えることは、e-sportsという媒介を通して、僕が目にした世界は、とてつもなく広く、とてつもなく美しく、心揺さぶれるものであったということだ。だから、僕はこの世界を旅したいと思う。先人たちが道を切り開いている。そこに続き、追い付き、いつかは世界を切り開き、僕が経験したように、自分自身で多くの学生に魅せられるように。



今回は、僕がe-sportsに何を感じて、どうしてe-sportsにのめり込んだのかを3つの時期に分けて、簡単に綴ってみた。当然、文章として拙いものではある。それは自覚している。ただネガティブな記事が飛び交う中で、少しでも多くの人のもとへこのnoteが届き、e-sportsの持つ世界の魅力が伝われば嬉しいし、ともに世界を歩む仲間が増えれば、これほど幸せなことはない。


最後に、時間を割いて読んでくれてありがとうございました。


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