私が子供の頃に知っていたかった事
🔥翼くんに憧れた少年🔥
初めまして。リョナウジーニョと申します。
まずは自己紹介から。
✅出身は富山県黒部市
✅1995年10月31日生まれ、天才の日に生まれた凡才です。
✅人材派遣会社で係長として働く
✅結婚3年目、2児の父
✅好きな料理は妻の手料理(青菜炒め)
✅趣味はサッカー、読書、ポケモン
🔥弱小チームで過ごした幼少期🔥
「少林サッカー」というブッ飛んだサッカー映画の影響で小学校2年生の時にサッカーを始め、「キャプテン翼」という漫画を読んでプロを目指し始めました。
僕が入団した地元のサッカーチームは市内でも有名な弱小チームで、
監督やコーチはいるものの、ほとんど練習には顔を出さない。
そんなチームに入団しました。
練習はというと、「個人」の成長にフォーカスして練習が多く、
リフティングやコーンをジグザグにすり抜けるドリブル練習、対面のパス練習などがメインでした。
監督やコーチが実演して、それを真似る。
「ボールが来たら、足のインサイドで止めろ」
「敵の逆を突いてドリブルしろ」
ものすごく抽象的な教え方です。
▶︎なぜボールを"止める"必要があるのか
→次の目的(プレイ)の準備の為
▶︎なぜインサイドで止めるのか
→足の広い面で受けることで、クッション性を高めるため
▶︎体のどの部位に意識を向ければ上手く止まるか
足先だけではなく、膝をうまく使いボールの勢いを殺す
▶︎足元で止めるのか、少し前に止めるのか
味方や敵の状況、スペースに応じて使い分ける
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こんな事を監督やコーチがしっかり「言語化」して
伝えてくれていたなら、もしかすると僕のサッカーキャリアは少し変わっていたかもしれない。
当時の僕の頭の中には「なぜ?」や「どうして?」という"問い"が存在しなかったし、
言われるがままにただただ個人技術を磨いていた。
僕がうまくなればチームは勝てると思っていたし、一番上手い選手がプロになれると思っていた。ひたすらに自分のボールテクニックを磨く事に時間を割いていた。
とは言っても、小学生当時の僕がやってた自主練はこうだ。
マーカー(カラーコーン)を置き、足の内側だけ、外側だけ、右足だけ、左足だけといった具合にひたすらコーンドリブルをやる程度。
上手い選手=ドリブルが上手い選手、ボールを取られない選手
28歳になる最近まで、本気でそう思っていた。
サッカーは11人でやるスポーツ。
1人でできることなんて限界がある。
つまり、
➡️「どうやって自分を生かすために味方を使うか」
➡️「どうやったら最小限の体力で最大のパフォーマンスが出せるか」
➡️「敵の弱点はどこか」
➡️「ドリブルすべきか、パスをすべきか」
こういった「考える」という作業を全くしなかった。
もちろん自分自身の性格や好奇心、向上心も関係するが、
私は「環境」こそ少年少女期に最も成長を促すポイントだと考えています。
僕は小学校6年生の時には身長が160センチを超えていたし、
足も速い方だった。
小学生の頃は、技術がなくても体格とスピードがあれば無双できる。
🔺考えなくてもサッカーが上手な方だった。
🔺考えなくても点が取れたし、キャプテンにもなった。
🔺考えなくても市の選抜選手に選ばれた。
それに加え、チームの日頃の練習では
・何のために行う練習なのか
・どんな場面で有効なのか、または不利になってしまうのか
・今どこを修正すべきで、どこを伸ばしていくべきなのか
・プレイの優先順位とは?
こういった説明、判断基準を一歳教えてもらわなかった。
何も僕は当時の監督やコーチを批判したい訳じゃなく、
日本のサッカー文化、サッカー教育そのものが、
小学生年代に学ばせるべき原理、原則を
指導者たちに落とし込めていなかったことが問題であると考える。
🔥日本式育成とスペイン式育成の違い🔥
サッカー先進国スペインでも、我が国日本でも、勉強においては「年齢にあった指導」が行われています。6歳ではこの学習を、7歳になったら応用したこの学習を…年齢が違えば理解力や習熟度が違ってくるのは当然ですね。
しかしながら、サッカーになると事情が変わっています。
スペインでは勉強と同じように、年齢によって教える内容が違います。
一方日本では、6歳から12歳までの子供が同じグラウンドで同じ練習メニューを行っていないでしょうか?
極端な話、小学校低学年が行うようなパス練習を、高校生がやってたりもします。
日本の多くの指導者が、その選手が6歳なのか、11歳なのか関係なく、自分が知ってることを全て教えようとしています。
スペインではまず、サッカーの原理原則を学んでから技術を身につけ、チーム戦術や個人戦術の習得を目指します。
日本ではまず技術を身につけ、原理原則を理解しないまま中学生あたりから戦術について指導し始めます。
原理原則を理解していない子供が中学生になり、レベルの高いチームに所属すると、チームはもう一度原理原則から教えなくてはいけません。
小学生年代にはすでに原理原則の理解を終えているスペインの子供達とは、成長スピードに差が生まれてしまうことは一目瞭然です。
これこそが日本とスペインの育成の違いです。
元々、日本人の子供たちは世界的に見てもレベルが高く、
小学生年代の世界大会でも日本は素晴らしい成績を収めています。
小学生、中学生までは強い日本ですが、国を代表するA代表まで時間軸を進めると、なぜかスペインやブラジルといった強豪国と差が開いてしまっています。
🔥日本の教育における問題点と原因🔥
「考える機会」を幼少期から持ち、習慣化できているか否か。
「子供自身が間違いや成長のチャンスに気付こうとできるか」
これが「育成」の差であり、考える力、考え方を学んでこなかった多くの子どもたちの選択肢を狭めている要因でもあります。
問題は、日本人が子供たちに「考えさせる教育」をしてこなかったことです。
第2次世界大戦が終わり、日本軍は国の復興、発展のために「命令を素直に聞く子供」を育てる教育をしてきました。"命令"ですからそこに理由は必要ないのです。
この名残が今になっても文化や風習として根強く残っており、自分が厳しく指導されて育ってきた今の指導者たちは、同じ価値観で「言ったことを素直にできるように」子供に指導します。理由は説明しません。
この日本特有の文化と国民性が相まって、才能の原石たちを、
原石のまま終わらせてしまうような指導が日本中のサッカースクール、サッカーチームで見受けられています。
🔥私がこのnoteでやりたい事🔥
私はこのnoteというコンテンツ、コミュニティを使って、
①子供に「主体性」を持たせる
②子供に「自己判断力」を身につけさせる
③子供に「問題解決能力」を身につけさせる
④そのために、「親が①〜③学ぶ」
この4本の柱を軸にして、
「子供自身に考える力を身につけるため、親自身が教育を学ぶ」
こう言ったテーマを持って一緒に学んでいける仲間を募集しています。
①〜③を学ぶ目的は、サッカーの上達に限らず、人生でも役立つ能力を身につけさせることです。
偉そうなこと言っていますが、僕自身何も知りません。
ただ一つ言えるのは、僕が幼少期に考え方や問題解決能力、たくさんの選択肢を知っていたかった。子供には、同じ思いをしてほしくないという強い思いがあるだけです。
僕は12歳の時に母親をガンで亡くしました。
ママっ子だったこともあり、とてもショックでした。
母親という存在は、子供にとって唯一無二の存在です。
だからこそ、子供の一番の見方であり、教育者であってほしいと願っています。
子供達の将来は、子供たちが生き、自分で悩み、壁を乗り越えて成長していくものです。
しかし、壁にぶつかった時逃げるのか、立ち向かうのか、悩んで悩んで結局何もしないのか、遠回りして迂回するのか…….
たくさんの選択肢がある中で子供がどう生きていくか、どういう価値観や思考を持っているのか。
この土台を作るのは、幼少期の環境と親との関係だと考えています。
私自身が書籍を中心にインプットした事をこのnoteでアウトプットし、
同じ学習意欲を持つ方々と共有し、意見を交換し合う。
そんな形で探り探り記事を書いていきます。
拙い文章で申し訳ありませんが、
是非とも私の活動を応援してください。
よろしくお願いします。
2024年10月8日