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「減点方式」を無くそう

私自身、生きづらいと感じていることの中に、満点で当たり前、間違っているところを減点していこうと言う考え方が日本で浸透していると感じる点です

例えば、
・コンビニの店員はなんでもできて当たり前
・仕事はミスなくて当たり前

など。失敗したら減給するよ、と脅されるようなものもありますね

しかし、人間である以上それは不可能です
人間は「失敗して成長する生き物」だからです

日本は減点式、欧米は加点式

有名なところでは、Amazonのゲームレビューです
日本と海外(特に欧米)では、ユーザーレビューのスコアが全然違うことも多いです

当然、日本人と海外の人ではゲームの趣向が異なります。個人的にですが、日本はモンスターハンターのような共闘するタイトルが受け入れやすく、逆にFPSのように競い合うゲームはあまり好まれない傾向にあります
海外では真逆であり、モンハンは最近まで人気タイトルではありませんでした

数年前に発売されたゲームのレビューで面白い比較表があったので紹介します(リンク)これらは比較的賛否が分かれた作品です
日本では低評価が多めですが、海外では高評価が高かったりします
そのためか、YouTubeの企業公式ページでは高評価・低評価をつけられない動画も見かけたりします

海外のレビューは純粋な気持ちでレビューをしているのが多い印象です。もちろん海外でも賛否分かれるレビューこそあるものの、特にゲームでは日本ほど多くはないのかなと思います
日本では逆に重箱の隅を突くような、粗探しをしているようなレビューも見かけます。(自分も人のこと言えませんが)良いところはしっかりと評価し、悪いところばかりを書くようなレビューが少なめなのかなって印象です

詳しくまとめられているサイトがありますので、こちらも参考にしてください

叱ると褒めるの違い

正直、前の会社で私は何度も叱られたことがありました
失敗を犯した時もあれば、ちょっとした考えの違いで叱られることもありました
完璧は当たり前、ミスをするのは間違いだと言うのもわかるのですが、人間である以上間違いを完璧になくすのは不可能です
叱ると言うことは、評価を落としていると言う考えでもあります

悪いことをした時に叱る行為は当然必要ですが、悪気がない相手に対して叱る行為ははっきり言って無意味だと思います。それよりもどうすればミスを起こしにくくなるのか、その対策を考えることが最も大事なことではないのでしょうか(安易にチェック体制の強化よりは、ツールの導入、やり方の効率化を図って根本的にミスを起こしにくくなる工夫をした方が良い)
個人的に、こう言った文化が日本の減点主義の特徴であり、特に発達障害の人たちが働きにくい環境を作っている原因だと考えます

褒めると言うのは叱るの真逆であり、その人を評価すると言う意味合いでもありますね
基本的に嬉しい行為であり、褒められることがモチベーションを高めるために必要な行為だと考えております

まとめ

減点方式というのは、ある種日本の文化なのでなくすことは非常に困難です
ただ、一個人として、考えを改めるというのはできるんじゃないのかなと思っています

粗を探してその人の評価を落とすだけの減点方式
良いところを見つけてその人の価値を見出す加点方式

人に限らず、いろんなサービスにも加点方式を取り入れて物事を考えると、世界が変わります
酷評されているものでも、輝くものがあればそれだけで価値があると言えるように、減点方式のせいで埋もれてしまっているものも多いんじゃないかなって思います

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