アパレルでもSaaSでも大事なことは同じだけど
Stockmark Advent Calendar 2022 - Adventarの17日目の記事です。
本日はCS(カスタマーサクセス)の渡邊が担当します。
さて、皆様は何か強烈な趣味はありますか?
僕は割と多趣味な方ですが、その中でもファッションに関してはずっと好きで、未だ飽きずに古着やらなんやら買い続け、お店に置いてあるようなラックを買って服を収納しているため生活スペースが圧迫されています。
単に服が好きというわけではなく、実は前々職でアパレル企業に勤めておりまして、その頃の服への熱量が未だ変わらずといった感じです。
アパレル企業に勤めていた時は店舗チームと企画チームの間にあたる"ディストリビューター"という仕事がメインでしたが、たまに店頭に立つこともあり、僕の担当していたブランドは高額なアイテムを多く扱っていたため、(自分で言うのもあれですが)高品質な接客をしていました。
そんな接客の中でよくあるのが
「ここの柄がちょっとな~。それ以外は気に入ってるんだけど。」
「もっとポケットつけられない?もっと収納力が欲しい。」
「デザインは好きなんだけど、ノースリーブなら欲しかった。」
といったピンポイントなご意見です。
その場ではどうしようもないため、結局購入までは至らず、歯がゆい気持ちになることも多々ありました
お客様の声は、より良い商品作りに向けて参考になるためデータとしては貴重なわけですが、残念ながらその意見が活かせる商品を世に出せるのが半年~1年後になってしまうため、本当に売れるのかは何とも言えないことが多く、商品トレンドを踏まえてどの程度お客様の声を反映させるべきか常に企画チームは頭を悩ませていたと思います。
そんなアパレル企業から異業種のSaaS企業に数年前に転職し、気がつけばカスタマーサクセスになっており、ご縁があってストックマーク(3社目)にジョインしてそろそろ半年たちますが、アパレルでもSaaSプロダクトでも、どれだけお客様の声を活かすべきかの判断の繰り返しだなぁと感じます。
ただ、アパレルの時と異なるのは、服は基本的に一度作ったものを再加工して新品として売ることはできないので、ちょっとした修正だとしてもまた1から作り直す必要がありますが、SaaSプロダクトの場合は常に改修しながら売り続ける事ができるので、僕の感覚だと「ノースリーブのものが欲しい」とお客様に言われたら「じゃあ、袖切ってくるので少しお待ち頂けますか?」と返せるところが面白いなと感じています。
もちろんプロダクトを改修することは、袖を切るといった単純作業ではないですが、既にあるプロダクトに修正を加えて売り続けていくのは、最近よくある古着を再構築し新たな価値を付与して売っているのと近しいとも思っているので、勝手にエコだなぁとも思っていたりします。
ということで「服だろうがクラウドサービスだろうがお客様の声って大事だけど、その声をプロダクトに活かせるタイムラインが異なるから面白いよね」というお話でした。
いやー早くも今年も残り半月となりました。
去年の今頃何してたっけなぁと写真を見返したらフクロウカフェでフクロウと戯れてホクホクしてました。
最寄り駅から2つ隣の駅にペンギンカフェが出来たらしいので、今年はペンギンと戯れようかしら。
※ 写真を撮った場所は大田黒公園という紅葉が綺麗な公園なので、皆様も是非行ってみてください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?