マイヘアみたいなことを言う

まるで春みたいで

仕事から帰って
ひとり天井を見上げてる

虚しくて果てて 
換気扇の下 タバコを吸う
ふと見たスマホ インスタの通知
知らない苗字 元彼女からのフォロー
いつかのポスト 
令和4年8月2日夫婦になりました

なんで僕は「いいね」したんだろう

もう周りからしたらそんな歳か
僕らはもう若くない?

いつの間にかすり替わって
繋がらないAirPods
再接続 これが君の音質
駅前 終電 職質くらった
きっと僕の目は真赤だった

帰りを待つ、只々待ってたんだ
ただいまが早く聴きたい

めちゃくちゃマイヘアっぽいやん

ふとそう思ったので「マイヘアっぽいことを言う」シリーズ始めようかな。続くか分からないけど。

ほらもう、既にマイヘアっぽくなってきたでしょう。そうなんです。私、マイヘア芸人を自称していました。実は、マイヘア芸人は代々受け継がれてきた崇高で歴史ある文化なんです…(これについては後日、供述します)

「マイヘア」がゲシュタルト崩壊してきたところでこのバンドについて説明しようと思ったけど、割愛させてください。マイヘアはMy hair is Badの略になります。ミュージシャン?ロックバンドです。

「マイヘアっぽいことを言う」なんて戯言を宣ってますが、ハッキリ言います。大して面白くないと思う。むしろ痛い、臭い、キモい。
もしこの文章が目に入った方のほとんどがそう思うんじゃないでしょうか。僕もそう思います。気持ち悪い。
でも、それこそがマイヘアっぽい事だと思ってます。女々しくて、切なくて、青くて、リアル。
そんな彼らの曲もまた、リアル。

だから現実に起こったことしかマイヘアっぽくはならないし、ノンフィクションこそがマイヘアっぽさなのかな。

私は好きです。マイヘア。CDも持ってるし、なんならライブにも何回か行ったことある。
でもヒゲダンみたいに万人受けするバンドではないのかもしれない。

何年か前一緒にライブに行った友達は途中退席したし、昔付き合ってた子はマイヘア聴くと気持ち悪くなるってしょっちゅう言ってた。ボーカルの声が受け付けないって言ってたクラスメイトもいた。

そんな、とある音楽家の私小説みたいな歌詞は他人事の筈なのに耳が痛くなる。具体化された言葉は情景を鮮明にして、聴き手の心に爪痕を残す。
普通にコレ、凄い才能(ギターロック)だと思います。

「エモい」なんて言葉が世間で使われたのもこの頃だった気がする。

寝れずにまた天井を見上げていた。
横になってスマホを弄っていると
液晶画面からは誰かの卒業式のストーリー。

気づけばもう3月。
4月になる前のこの季節が好きだ。
節目の季節。
特段、僕に何か僕に変わったことはないのだけれど。何も変わらず、ただ、ただ、のうのうと生を貪っている。
春眠、暁を覚えず。
休みの日は昼まで寝てたって誰も怒りやしない。
野良猫たちも路上でうたたねを。

大学生だった頃、サークルに所属していた。
ある演奏会で先輩が歌ったマイヘアーイズバッド。
生音のライブにはやっぱり魂が宿る。
緊張と焦燥、入り混じる演奏。
真面目な演奏とは逆にMCで先輩は毎度毎度面白い。
コンテンツ力の塊みたいな先輩の話はスベッていても面白い。
エンターテイナーだ。一から百までエンターテイナーなんだ。そう思った。
このサークルのマイヘアは昔、コピーバンドの大会かなんかで受賞歴もあるらしい。
先代の先代?の話なんだけど。
コピーバンドの大会があるのも面白いし、どのバンドもみんな本気(ガチ)で演じている。
僕もそうやって本気で演った一人だったのかな。なんて記していたら先輩に会いたくなってきた。
たまにインスタのDMが来るけど、なかなか予定が合わない。
大学の人間関係は薄いよ、なんて誰かが言ってたけど、みんなすぐ社会人になるから、会えなくなってるのかもしれない。
(次はサウナお供させてくださいね^_^)

久々に文章を書いたので疲れてしまいました。
今回はここまでにします。
また、何か思いついたら書きます。

マイヘアみたいなことまだあるかもだし。

それにしても「寝ぼけ目、僕は生乾きだった」って歌詞は一体どういう意味なんだろう…

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