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久々に親戚の集まりがあった

他愛もない話で盛り上がってるようなそうでないような

そこでいとこの妊娠が報告された

先日結婚式を挙げたいとこの姉ちゃん

ばあちゃんは泣いて喜んでいた

そんなばあちゃんは1月に余命2年と宣告されている

いとこの姉ちゃん、ばあちゃん孝行だなあと思いつつ

自身の境遇に想いを馳せる

実は元カレと結婚したかった理由にばあちゃんの病気があった

ばあちゃんが生きてる間に結婚してあわよくば孫の顔を見せられればと思っていた

だけどそのことを伝えた時、「ばあちゃん孝行しねや(石川南部の方言)」と言うだけで彼は特に何もしてくれなかった

そりゃ覚悟のアレが違うし

結婚したとてばあちゃんの病気が良くなるわけじゃないし

ていうか結婚と関係ないし

今はそう思うけれど、当時はなんとか結婚したくて焦っていたと思う

いとこの姉ちゃんは30で結婚した

26の時、前の彼氏と大恋愛の末別れて相当しんどい思いをしたと聞いている

でも今の旦那さんと出会えて幸せそうだ

旦那さんもいい人で、ばあちゃんと会う席を設けたいといっていたらしい
(そこも元カレと違うなあと思った)

そしてもう1人の姉ちゃんは35だけど結婚どころか彼氏もいない
でも満ち足りた顔をしている
というかめちゃくちゃ美人、35歳にはとても見えない

そういうのを見てると焦る必要はないな、というか周りの環境で焦ると良くないなと思えた

まあ若干羨ましいとは感じたけど
恨めしいとは感じなかった

然るべきときに然るべき人に出会えるはずだ
それまでに準備しておけばそれでいい

そう思えたのでよかった

そんなばあちゃんだが、実はうちの母とは少々確執がある

母はばあちゃんのことを恨んでいると思っていた

だけどばあちゃんが余命宣告を受けた夜、子供のように1人で大泣きしていた姿は忘れられない

恨んでいるといえども余命2年と言われたら悲しいものなのかな

母のばあちゃんに対する気持ちは分からないけれど、今なんやかんや介護しているのは少なからずばあちゃんのことを思っているからか

兎にも角にもいとこの子供が元気に産まれることを祈る

そしてばあちゃんがひいばあちゃんになった姿が見られるといいな

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