また大好きな方から学んだこと


明日にでもと書いたのにまた一日サボっちゃいました。

一昨日犬の話をしたのですが、今度は別の子の話です。

最近彼女が連れてきたワンちゃんが亡くなりました。

彼女の亡くなったお母さんが飼っていたワンちゃんでミニチュアダックスフンドの男の子です。

17歳まで生きました。

チョコと言います。

彼女と一緒に暮らす前に僕の実家の犬のクゥが亡くなったので

もう犬を飼うのは嫌だなぁ。と思っていたんです。

だけど、彼女と住むとなったらワンちゃんが一匹ついてきたんです。

全部で二匹いたんですが、一匹は僕と一緒に住む前に亡くなりました。

彼女は母子家庭で他にこの子を誰も見る人がいないからということで、チョコも一緒に住むことになりました。

犬を飼うのは嫌だと思っていましたが、やっぱり犬が好きだしこの状況は誰も悪くない。

何だかクゥからプレゼントされた気分になりました。

クゥへの後悔など寂しい思いが蘇りました。

だから、この子は一生懸命可愛がろうと思いました。

だけど、正直な話あまり躾がよろしくない感じで笑

僕のおじいちゃんが大家のマンションで誰も犬を飼っていないところだったこともあり…

お尻触ったら噛み付くわ吠えるわでマンションだったので頭を抱えました。

激しいコロナ禍真っ最中で、僕も転職したてだし、彼女も引っ越したのが人生初だったのでそれぞれストレスがたっまっていて

さらに犬が吠える…

とりあえず、どうにかチョコの躾を頑張ろうと思いました。

怒るときは叱る。けどそうではない時にめちゃくちゃ戯れてあげる。

血まみれになりながら躾をしてめちゃくちゃチョコと喧嘩をしました。

自慢なんですけど僕チョコ以外の犬に噛まれたことないんです。

どんな犬でも僕は仲良くなれるんで、気合いが入りました。

その結果、住み始めて三ヶ月くらいから尻尾ふって近寄ってくれるようになり吠えるのもどんどん数が減ってきました。

何か朝活がしたくてチョコを巻き込みました。

毎朝チョコを起こして散歩に連れていきました。

半年経つ頃にはほとんど吠えることもなくなり

気づいたら、うたた寝する僕の膝の上で勝手に寝てるようになるくらい仲良くなりました。

僕が帰るのをドアの前でじっと待つくらい好いてくれるようになりました。

住み始めて2年が過ぎてから、チョコの口に腫瘍ができました。

最初は飴玉を食べているかのような感じでしたが

次第にほっぺたに収まりきれなくなり、常に口から出てる状態になりました。

幼児の拳くらい大きくなりした。

元気なのは元気なので腫瘍が色んなとこに引っかかり血が出るのでフェイスガードを毎日つけることになりました。

腫瘍はお医者さんと相談した結果そのままにすることになりました。

散歩にも行けなくなりみるみるチョコのわんぱくさがなくなっていきました。

でもご飯だけは変わらず食べていました。

どんな状況でもご飯だけはがっつきました。

キレーーーーに食べます。

一粒残さず。

だけど腫瘍はまだまだおっきくなっていきついには舌が思うように出なくなってしまいました。

すると自分で綺麗に食べることはできずすぐ散らかしてしまいます。

今まで散らかしても綺麗に掃除機のように床が綺麗になっていたのですが

舌が出ないので食べることができなくなりました。

なので食事の時は付きっきりでご飯を手で食べさせていました。

ついには舌が出ないので自分で水を飲むこともできなくなりました。

すると歩くとよく転けるようになり立っていてもフラフラするようになりました。

それでも僕と彼女のところに構ってもらいたくて近寄ってきます。

台所にはよく彼女がいますので台所に歩いていき、

台所の横に僕の部屋があります。

僕の部屋にはエアコンがないので常に開けています。

僕は机で本読んだり何やかんやしているので僕の椅子の横まできます。

なので台所と僕の部屋をずっといったり来たりしていました。

フラフラしていても歩いてきます。

12月に入りご飯の食べる量がどんどん少なくなっていき、

ついには食べようとしなくなりました。

どんな状況でも餌に食らいついてきたチョコですが、その様子を見てショックを受けました。

何とかご飯を食べてもらおうと少し高いチューブタイプのお肉をあげると

一瞬口を開いて食べようとしますが一口も口に入れず下を向きます。

水はまだ飲んでくれていたのですが、ついに立つこともできなくなりました。

頑張って立って元気を出させようとしましたが1.2分くらい踏ん張って倒れてしまします。

でも立ったら僕や彼女方に行こう必死さが伝わりました。

急に立ってちょっと歩いて僕たちのところにこようとした時は二人でびっくりしました。

去年最後の週。

ついに寝たきりになりました。

暖房がある部屋がいいねということでリビングに毛布に挟んで寝かせてあげました。

次の朝、彼女は早朝から仕事で出ていて僕がよくチョコの面倒を朝見るのですが

その日、トイレのことを全く考えてなかったので毛布と体がおしっこと便で汚れていたので急いでお湯で洗ってあげました。

ご飯はやっぱり食べれないので、新しい毛布とトイレシートを添えて「待っててね。」と頭を撫でて出ました。

その日の昼、彼女はお昼に仕事が終わったので先に家に帰りました。

お昼電話がなり出てみると明るいけど鼻をすする彼女の声

「間に合わなかった…。

 でも朝、出る前に待っててねって声かけれたからよかっ…た。

 冷蔵庫の前で横になってた。探してたのかな。一人にさせちゃったね。寂しかったかなぁ。」

台所と僕の部屋の間に冷蔵庫があるんです。

いっつも冷蔵庫の前をいったりきたりしていました。

僕と彼女に構ってもらうために。

寝ていた毛布と冷蔵庫まで3.4mくらいあるんです。

立つのがやっとだったのに。

僕が出てから彼女が帰るまで三時間くらいしかありませんでした。

その間に探したのかと考えると高速道路を運転中ずっと涙が止まりませんでした。

サービスエリアのコンビニのお姉さんにすっごい見られました。

彼女の状況のことも考えるとまた切ない気持ちになります。

だけど二人で後悔は全くありませんでした。

一生懸命ぶつかって一生懸命可愛がってたくさん思い出があるので。

チョコも幸せ感じてくれたかな。

そうやって二人で話してます。

チョコから学んだことは

その人のためにその人のことを思いなが一生懸命ぶつかっていくと心を開いてくれる。

それは人に限らず動物でも。

だから人も動物も一緒にいる人で変わる。

チョコから1番学んだことはどんなに怒られてもいっとき立ったら

あっけらかんと尻尾をふって寄ってくる愛嬌。

この愛嬌にどれだけ学ばさせてもらったか。

自分のスタイルを通すこと、人に嫌味にならない愛嬌がかけ合わさると

最強。

これに学んで僕も人や動物への関わり方を考え直すきっかけにもなれました。

動物からでも学びはあり、リスペクトは生まれます。

ありがとうチョコ。

元気で待っててね。

クゥにあったらよろしくね。

では。

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