太陽蠍座期間の毒だしが続く
前半を初日の早朝に書き終えて、2日目に続きを書く予定だった。昨日の朝目が覚めた後、なんとなく続きを書くのをやめにしていた。午前中のフランス語のクラスへ行くのもなんだか気が進まない。土曜日に振り替える連絡を入れ、家の掃除と洗濯をしてすごす。そうこうするうちに電話があり、午後の早い時間に友人と会うことになった。相談があるので、その日の朝東京へ来たいという。丸の内側に出て彼女を見つけた。
ゆっくり話せるカフェで話をしよう。丸の内線に乗り、山の上ホテルのヒルトップパーラーまで行ってみた。落ち着いて話ができる店かどうかは別として、来春休業予定のこのカフェは30人待ちですぐには入れず、最近見つけた別のカフェに行くことにした。
先週の水曜日にたまたま通りかかったお店は中に入ると奥に大きめのスピーカーと壁一面レコードが並んでいた。暖かい雰囲気で席に座ると近くに男女が座ってコーヒーを飲んでおり、会話が聞こえてきた。会社の先輩と後輩らしく、一緒にセーターを見に行った話をしている。男性が聴きたい曲をリクエストしていた。常連さんと店内の音楽、店員さんの距離感が面白くて、アットホームな雰囲気が非日常の世界観を醸し出していた。さっきの30人待ちのカフェとは対象的で、この界隈独特の時間が凍結されたような空間がカプセルの中に閉じ込められている。また行きたくなる雰囲気だった。
このカフェ、いや喫茶店に移動して奥のテーブル席で話を聞いた。他に客はいなかった。この十数年の間、何となく良くないことが起こっているのは薄々知っていた。会うたびに感じる奇妙な空気感と話をして感じる違和感。状況証拠は断片的に揃っているが、確かめる必要はいと思っていた。彼女のプライベートのことだから相談されなければ首を突っ込む必要はない。
その日はいろんな話をして、色々と楽しくない事情を聞いた。聞いても元気にはならない話だ。光と影なら影の部分、闇の部分の話だ。救いはないように見える状況だかこの闇だった光があるから存在するに違いない。その光の部分からアプローチするのが良さそうだと、今書いていて気がついた。
というわけで、今朝は都内のホテルにいる。前から泊まりたかったホテルを予約し、どうせ泊まるなら非日常的なホテルがいいねという友人のアドバイスにも従った。エグゼクティブフロアにも興味はあったが今回はやめにして、なるべく上層階がいいと思って予約したら、チェックインを40階のフロアで行うようにと案内された。結局その案内は間違いだったのだが、そのままエグゼクティブフロア用のラウンジでチェックインしてもらい、予約した上層階の部屋では最上階のフロア、33階の部屋にアサインされた。これはよかった。エグゼクティブラウンジの入り口はハロウィン仕様になっており、スタッフの後ろに美しい夜景が煌めいている。次回はここに泊まりたい、と希望を放ち33階へ移動した。
そんなこんなで太陽蠍座期間に話す嫌なことの後半のお話が霞んでしまった。一昨日の時点で書きたかったのは、研究員で5年前に雇うと口約束をした別の研究者の話で、結局彼は私に嘘をついていた。世界は嘘で塗り固められている、というつもりはないけど、予算がないという言い訳をして給料も40%安く、研究員ではない研究支援員という高卒資格があれば採用される仕事についた。自由に研究はできる、自分の空いた時間に。それはいいところで、ある意味特典だけど、それって私のやりたかったことだろうか?違う
終わらないじゃない。太陽蠍座期間に出す嫌だったことは書き始めるとどんどん出てきて、一方で現在にも毒出しのテイストが滲み出てくる。この毒出しはいわば次へのステップのための作業で、出てきたやりたかったことや、希望、心の中の叫びのようなものに向き合っていくのだろうか。今夜は早く寝て、明日またまりこさんのQUANTA ノートに書いてみよう。紫色のノートにシルバーのペンで。
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