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朝焼けは今日起こることが楽しみに

今朝もまた新しい1日がまた最初から始まる。夜明け前の時間にはその日の、太陽が顔を出す前のひとときがギュッと凝縮されていてその日を象徴するような朝焼けや青空が垣間見れる。昨日見た東京都心の夜明け前、空が明るくなっていくのと競争するように光る電車の動きが美しかった。早朝、電車は都市部に流れ込むエネルギーのようで光のlineは蛇行しながら水道橋と御茶ノ水駅の間を移動していた。電車って動いていることの象徴ではなかろうか?線路を走る車両は血管を流れる血液のようでもあり、神経伝達物質のようでもある。血液が化学なら神経は物理。ホルモンと電気信号。体の中の化学と物理。

遠くに見えるビル群は丸の内。東京駅が表だとすると、こちらは裏側かなとこの景色を見て思った。水道橋のあたりはちょっと谷のようになっているからこちらの方が低いのか、それとも御茶ノ水周辺が小高いだけなのか、どちらにしてもここからこんなふうに丸の内のビル群が見えるとは予想していなかった。来てみて、実際に体験してみることでわかることがある。そのわかったことを手掛かりに次の一歩を踏み出していく。今の時点では次の一歩をどの方向へ踏み出すかはっきりしていない。でもここ水道橋の高層階から見た電車と川、それらの動的な景色の変化は1月に滞在した二子玉川の東急ホテルと繋がっていて、一つの方向を示しているように見える。あの時見えたのは夕陽と富士山、今回見たのは朝日と丸の内のビル群、すぐにはわからないが、そのうち何か繋がりが見えてくるだろう。水があってもベイエリアのホテルを選ばなかったのだから、流れていることがキーワードであることに間違いない。

書いているうちに今年の初めの方に徳島空港に着陸した時のことを思い出した。海面に反射した光とそこへのアプローチは上空から光をめがけて着陸しているようで目が離せなかった。こんな時は光を追いかけているようで、自分の中の光、その輝きを結果的に見つめることになる。全ての旅は自分の中の問いを探しにいく冒険で、最後に主役が自分であることに気づく。一ヶ所にとどまって変化を眺めてもいいし、自分が動いてもいい。どちらにせよ地球は動いているからこの宇宙船で我々は旅をしているのだ。

朝日が昇るところが見える家に引っ越そうか。

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