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城と正面玄関

名古屋城の周りを散歩して、大手門を見つけた。見つけたというのも変な話なのだが、散歩していたら城の敷地の東側にあった。この門を通ったことはある。数年前の名古屋場所に家族で行った時にこの方向から外へ出た記憶があるからだ。当時は相撲の後だったし辺りは真っ暗。人がたくさん流れてきていた。ここが大手門だったとはね。

城の周りは堀で囲まれているから外へ出るには1番近いこの門を通る必要がある。今回は一昨日から名古屋市内に泊まっていて、今朝は早起きしたから近所を散歩してみた。久屋大通に面したホテルからは名古屋城が近い。真っ暗な中とりあえず外へ出て、北へ歩いていくと高速道路があり、その下をくぐって歩いて行った。国税局を過ぎると日の出だけど街灯に照らされてひときわかっこいい愛知県庁が現れ、隣には市役所が隣に並んでいた。どちらも通り過ぎるだけではもったいない建物。90年前の建物だから重厚感もあり、なかなか雰囲気もいい。昭和初期の建物らしい。昼間にゆっくり見学するのも良さそうだ。

さて、名古屋城を目指して北へ行く。お城へ向かって歩いていくとまず空堀に近づくところからアプローチ。堀の北側に水はないから草が生えている。この季節はまだ明るい緑色の絨毯が敷き詰められている印象だ。小動物がいて、動画を撮ったけど何かはわからない。そういえば今なぜか雪が降った日のことを思い出した。

いつものように自転車で雪の中をスイミングスクールへ行き、雪景色の中プールで泳いだ。冬に泳ぐというのは自然界からするとなんだか矛盾しているけど寒い中プールで泳ぐのは悪くない。雨の中泳ぐのと同じくらい非日常感はあるけど、晴れた夏の日に泳ぐことの方が普通すぎてつまらない。別に刺激を求めているわけじゃないんだけど。

散歩していて名古屋城の東門に出た。大手門という呼び名の門だった。先日江戸城、つまり皇居の周囲を散歩して四ツ谷から国会議事堂の辺りを歩いた。あの辺りは坂道でかなり勾配があり、東京が坂の街だとわかるけど、この時の東から見た皇居がちょうど大阪城の東側からのアプローチとよく似ていた。東は城にとって特別な方位なんじゃなかろうか?ちょっと城について調べてみよう。城郭建築は構造設計とは直接関係ないから大学院の試験には出てこなかったけど、きっと文化や歴史を知ると面白いに違いない。

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