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《秋の土用期間のお話》

2022/10/20〜11/6まで
秋の土用期間がやってきます

土用は、節分や彼岸、八十八夜、
入梅などと同じ「雑節(ざっせつ)」の
一つです。
「雑節」は季節の移り変わりを表す暦で、
日本では古くから季節の変化を知らせる
大切な役割を担ってきました。

その土用期間とは心と体の調整期間でも
あるのです。

この期間をどう過ごすかで
11月〜1月の冬シーズンを元気に過ごせるか?
に関わっていることご存知でしょうか??

土用期間とは
季節の変わり目において
どのようにして心身を
整えればいいのか??
そんなことを
暮らし方や旬のお食事を通して
私達に教えてくれる大切な期間なのです。

こちらの記事では
秋の土用についてを綴ろうと思います。

《土用とは??》



毎年4回、
季節と季節の間にやってくる
18日間前後の「土用」は、
一つの季節から、
また次の季節へ移り変わるとき。

その期間は
「土の神様」が次の季節への
衣替えのタイミングだそうですよ。

その期間は
「土の神様」の機嫌も悪いので
なるべく土いじりをしない方が
良いとされている時期なのです^ ^

土用は中国から伝わった
「陰陽五行思想」に基づいています。
陰陽五行思想では、
自然界は木・火・土・金・水の
5つの要素から成り立っていると考えます。

季節もこの5つの要素に当てはめて、
春は木、夏は火、秋は金、冬は水の気と
考えられました。
そして、土は季節の変わり目である立春、
立夏、立秋、立冬の前18日間に
割り当てられました。
この時季は土の気が盛んになるとされ、
「土旺用事」と呼ばれ、
それが「土用」となりました。

土用は季節の変わり目でもあるため
気候や気温も不安定になり
体調も世の中のバランスも
崩れやすくなります。
そんな時、土用期間には
してはいけないこと
すると良いことがあるのです。

何かと不安定になり
どんよりしてしまう土用の時期ですが、
上手に過ごすことで次の季節を
元気に過ごし開運アップに繋がる
お得な期間でもあるのです。

なんとなく
体調や気分が優れない時
土用を有効活用してください^ ^

《自然界の流れを暮らしに活かす》

「運気」というものは
一定ではありません。

上がったり下がったりと
バイオリズムがあります。

それと同じように
私達の仕事や生活のバイオリズムも
強弱をつけ
休む時はしっかりと養生することが
大事なのです。

《土用期間は調整にぴったりな期間》

土用期間をお家にこもり、
「心身と自分のいる環境のメンテナンス」
を中心に上手に過ごせば、
とっても快適な時間になります。

そして、土用期間を丁寧に
心身の「調整」に意識を置いて過ごせば、
次の季節でググッと成長させてもらえる、
とってもお得な期間なのです。

まさにセルフリトリート®︎
にもうってつけの期間なのです♡

土用期間にセルフメンテナンスや
リトリートを行うことで
やってくるシーズンにしっかり動ける。

1年間を通して
しっかりと強弱をつけたバイオリズムが
出来上がるのです。

季節に合わせて生きていけば、
運気もまた正しく巡っていく。

こうした思想に基づいているのです。
そのため、土用は季節とともに
運気も変化する期間と考えられています。

その為にも土用にするといいこと
してはいけないことをしっかり
お伝えしますね。

《土用期間にしてはいけないこと》

①新しいことを始める
②人生に関わる大事な決断をする
③引っ越しをする
④土いじりする
⑤人生の土台に触れる
⑥納車
⑦開店、開業

判断を間違えやすい時なので、
大事な判断はしてはいけません。
物事を始めること、
推し進めることは
土用明けまで待ってみてね。


《土用の間日》

一年間に4回も18日間ずつある土用。
その期間にこんなにも禁忌が
あるなんて大変です。
近年では、そんなこと気にしない、
土用の禁忌を知らないという方が
ほとんどではないでしょうか。
しかし、自然とともに暮らしていた昔に
あって、自然や神を畏れ、
敬っていた人々にとっては
無視できない期間だったことと思います。
そこで、「土用の間日」
と呼ばれる日があります。
この日は土公神が天上に行く日で
土を離れるので、
土を動かしても問題がないと
言われています。
土用期間にどうしても
決めなければいけないことがあった場合は
間日に行うと良いです^ ^

〜2022秋土用の間日〜

10月21日、10月23日、
10月25日、11月2日、
11月4日、11月6日

土用期間に「土用殺」方位への旅行は、
誰もが共通で凶方位となるので、
できるだけ避けてください。

土用殺とは、土用の期間に「凶」と
される方位のことです。
そもそも土用期間はすべての方位が
良くないとされていますが、
その中でも更に注意が必要な方角です。

秋土用は「北西」
ですのでご注意を。


【土用期間にするとよいこと】

◉塩風呂や温泉、マッサージなどで浄化する

温泉・半身浴・散歩・マッサージ・
体操・ヨガ・整体などで、
身体を整えるのもおススメです。
天然塩を入れる「塩風呂」なども
メンテナンス効果があります。

軽い散歩、体操やヨガ、整体、鍼、
なんでもいいので、
身体を整えるセルフメンテナンス
のアクションを生活に取り入れて、
次の季節に備えましょう。


◉食生活を意識する

土用は腸が弱るので、消化にいいもの
少食を心がけましょう。
土用中の少食や半断食などもオススメです♡
お米をしっかり食べて養生する時期でも
あります。
ですのでこの機会に
土用期間の
グルテンフリーをオススメします。

季節の食べ物、
腸活
甘酒を飲む
などは
土用期間に特に意識して欲しいです。
お食事に関しては後ほど詳しく
お伝えします。

◉衣替えをする

ありとあらゆるものを次の季節へと
変えてみる。
模様替えをして、
次の季節の色を取り入れる時。
飲食業ならメニュー
店舗ならならディスプレイやインテリア
部屋ならファブリック、インテリア小物
などを変えるのも良いです。
次のシーズンの洋服に入れ替え
不要なものは断捨離しましょう!


◉靴をきれいにする

キレイな靴を履かないと
運は巡ってきません。
汚れてた靴には
汚れた運気が入ってきます。
大地から足を通して
私達はエネルギーを受けとって
吸収しているから。

その土の神様が
季節の変わり目でイライラしている時に
汚れた靴で大地に足を置くのは
失礼極まりないこと。
それくらい
土の神様はデリケートなのです。

◉恵方参りに出向く

その年の恵方(幸せを呼び込む方位)
と言われる方位にある神社や
仏閣へお参りする「恵方参り」へ
行くのも良いです。
恵方参りはいつ行っても良いのですが、
特に季節の変わり目に当たる
土用期間にいくと
パワーが高まると言われます。
氏神様参りも良いですね。


2022年の恵方は「北北西微北」で、
「微北」とは「やや北」のことです。
2022年は「壬寅(みずのえとら)」の
方角なので「北北西微北」と定められました。

◉吉方位で飲食する

土用期間に吉方位で飲食をすると、
凶作用が緩和されるといいます。
九星気学の開運法の一つで、
その日の吉方位が分かる
「日盤吉方」などを活用するのも良き。

私が愛用しているのはこの手帳です。


◉時間や体力に余裕を持つ

トラブルでメールのやりとりが増えたり
行動が変更になっても大丈夫なように、
時間も体力も多めに残して
予定を立てましょう。
ありたい自分軸で
スケジュールを過ごしたい方は
こちらの手帳がオススメです。


この手帳と暦をかけ合わせて
セッションも行っています♡


◉あきらめる!!

土用期間は誰でもうまくいかないことが
多いです。ミスしたり、
調子が出なかったり。
そんな時こそ土用のせいにしてあきらめて
自分を整理するときにしてみて。

「あきらめる」には、
もう一つ意味があります。
それは「あきらかにする」ということ。
丁寧に自分の心をみつめ、
現実で起きたことの原因を、
自分の心に探してみましょう。

いつだって物事の原因は、
結局自分の中にあり、
自分が引き起こしている。

土用は深く心の底へと潜っていくのに、
絶好のタイミングです。
普段置き去りにしている自分のココロや
本音と、しっかり向き合うチャンスの時が
やってきたと思って、
内観する静かな時を過ごしましょう。

このように
土用期間はまさに
セルフリトリートに向いているとき。

セルフリトリートについては
こちら。



18日間の中で
ぜひ自分と向き合ってみてくださいね^ ^
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《秋の土用期間のお食事》


土用期間は
注意をする期間であり次の季節を
迎えるための準備期間でもあります。

土用期間こそ
しっかり体を動かしメリハリをつける。
その上できちんと休む。

食べることを雑にせず、
丁寧に食事を味わう。

心や体に関心を持つ。

つまり
自分というものを
今一度見直すタイミングです。

その中で
夏の暑さが和らぎ
その疲れが出て来るのが
この秋の土用期間です。

秋の土用は
漢方では、土用は脾(ひ)の季節です。

脾は「消化吸収の要となり、
水分代謝を調節する役割を担う働き」
を指し、脾に密接な臓器は胃となります。
土用の時期は、
「消化吸収・水分代謝」に特に
気を付けることが必要なのです。

消化吸収ですが、
食欲の秋でもありますので
ついつい食に走り
食べ過ぎてしまうことも。

そして、
忙しいからと早食いすると、
胃に負担がかかり過ぎるのです。

加えて、この時期は、
胃が高ぶるそうですよ。

胃を壊す原因になりますので
くれぐれも
過食にはご注意な時期なのです。

対策として
早食いは禁物!!

ゆっくり、よく噛むこと。
これがまず第一です。
次に、水分代謝。
涼しくなってきたので
水分補給は控えめに。

日中に水分補給しすぎると
その全てが汗とはならず、
体に溜まりがちとなって、
脾に負担がかかるそうですよ。

そして
秋の土用食ですが、
脾が欲しがるものは、
甘味で、それに塩味を足し、
辛味を添えればOKだそう。

この三味の組み合わせが肝腎です。
甘味とは、
砂糖を使ったケーキやお菓子などを
指すのではなく、
よく噛んで甘味を感じることができるもの。
お米がその代表的なものです。

そして、肉(魚を含む)です。
秋の土用は、この時期に
旬となるサンマやサバなどを。

脂が乗ったサンマやサバに塩を振り、
焼き絞めます。
ここで重要なのが、
焼くときに脂を十分切ること。
脂は胃に負担がかかり過ぎますからね。

塩焼きに添えるのは辛味が良く、
サンマであれば「大根おろし」、
サバであれば「おろし生姜」です。
こうした添え物があると、
味がグっとよくなり
消化の助けにも。

夏の土用と同様に、酸味を控え、
苦味はほどほどに。

夏の疲れを払拭するため
秋の対局にある
春の木のエネルギーを
を取り込み
辰の日には
「た」がつく食べ物、
「青色」の食べ物を食してください。

〜2022年辰の日〜
10/30


「た」がつく食べ物
たこ、大根、鯛、玉ねぎ、たらこ、タラ
大豆、卵、

「青い」食べ物
イワシ、サバ、サンマなど

ぜひ土用を味方に旬のものを食べ
丁寧なお食事を心がけましょう♡

それにより
運気も蓄えられるのです。

《最後に》

いかがでしたか?
これからやってくる「秋土用」を、
今年は意識してみませんか?

この期間は疲れを癒し、
栄養をたっぷり摂って、
体力をつける時。

心身をいたわりながら暮らしを整えて
自然と調和して過ごしていきましょう。

そして次の季節を気持ちよく迎え
運気も体力もパワーみなぎる冬を
迎えましょう♪

お読みいただきありがとうございました。


参考文献
◉強運をみがく暦の秘密
崔 燎平
◉ミカネサイト
◉キナリノ
◉暮らしの図鑑 薬膳

ありがとうございます。 世の中のたくさんの方々の笑顔のモトになれるよう一生懸命頑張ります(╹◡╹)