冬土用のお話
※2023年1月16日更新
皆様、こんにちは。
2023年1月17日の18:48
に冬の土用入りとなり、
2023/1/17〜2/3まで
秋の土用期間となります。
こちらの記事では
冬の土用についてを綴ろうと思います。
土用ってなに?という方や、
土用にすると良いこと、
してはいけないことを
知りたいという方にぜひ
読んでいただけたら嬉しいです。
自然と調和し、
暦を味方に毎日を笑顔で過ごす
それにより、運気がアップし、
いい循環が生まれる。
そんなごきげんの循環に
繋がっていただけたら
嬉しいです。
《土用ってなぁに?》
土用は、節分や彼岸、八十八夜、
入梅などと同じ「雑節(ざっせつ)」の
一つです。
「雑節」は季節の移り変わりを表す暦で、
日本では古くから季節の変化
を知らせる大切な役割を担ってきました。
その土用期間とは心と体の調整期間
でもあるのです。
この期間をどう過ごすかで
次の春のシーズンを元気に過ごせるか?
に関わっていることご存知でしょうか??
土用期間とは
季節の変わり目において
どのようにして心身を
整えればいいのか??
そんなことを
暮らし方や旬のお食事を通して
私達に教えてくれる大切な期間なのです。
《土用とは??》
毎年4回、
季節と季節の間にやってくる
18日間前後の「土用」は、
一つの季節から、
また次の季節へ移り変わるとき。
その期間は
「土の神様」が次の季節への
衣替えのタイミングだそうですよ。
その期間は
「土の神様」の機嫌も悪いので
なるべく土いじりをしない方が
良いとされている時期なのです^ ^
土用は中国から伝わった
「陰陽五行思想」に基づいています。
陰陽五行思想では、
自然界は木・火・土・金・水の
5つの要素から成り立っていると考えます。
季節もこの5つの要素に当てはめて、
春は木、夏は火、秋は金、冬は水の気と
考えられました。
そして、土は季節の変わり目である立春、
立夏、立秋、立冬の前18日間に
割り当てられました。
この時季は土の気が盛んになるとされ、
「土旺用事」と呼ばれ、
それが「土用」となりました。
土用は季節の変わり目でもあるため
気候や気温も不安定になり
体調も世の中のバランスも
崩れやすくなります。
そんな土用期間には
してはいけないこと
すると良いことがあるのです。
何かと不安定になり
どんよりしてしまう土用の時期ですが、
上手に過ごすことで次の季節を
元気に過ごし開運アップに繋がる
お得な期間でもあるのです。
なんとなく
体調や気分が優れない時
土用を有効活用してください^ ^
「運気」というものは
一定ではありません。
上がったり下がったりと
バイオリズムがあります。
それと同じように
私達の仕事は生活のバイオリズムも
強弱をつけ
休み時はしっかりと養生することが
大事なのです。
土用が始まる最初の日のことを
「土用入り」といい、
最後の日を「土用明け」と言います。
土用というと、
「土用の丑の日」
をイメージする人も多いですよね。
私も最初に聞いた時は
一般的によく知られている、
「土用の丑の日」を思い浮かべました。
その季節の土用に合わせて
しっかり養生することが良いとされています。
しっかり養生することは
自然のリズムに合わせること。
=暦を味方に季節に合わせて過ごすことで
運気もまた正しく巡っていく。
土用はこうした思想に基づいているのです。
そのため、土用は季節とともに
運気も変化する期間と考えられています。
《土用は夏だけではないのです》
実は土用というのは、
夏だけに限らずそれぞれの季節にあって、
一年に4回訪れます。
一年には
「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」
の4つの土用があります。
土用の期間はそれぞれ変わらず18日間で、
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」
の前の18日間です。
冬土用は、
「立春」までの18日間
ということになりますので、
毎年1月中旬ごろから
2月の初旬ごろに訪れることになります。
2023年の冬土用は、
1月17日から2月3日までの期間。
毎年4回、
季節と季節の間にやってくる
18日間前後の「土用」は、
一つの季節から、
また次の季節へ移り変わるとき。
土用は季節の変わり目でもあるため
気候や気温も不安定になり
体調も世の中のバランスも
崩れやすくなります。
土用期間にしっかり養生し、
自分自身を見つめ直す期間として
活用できる時期でもあるのです。
《土用期間にしてはいけないことがある?!》
実は土用期間中は
してはいけないことがあるのです。
土用の期間には「土公神(どくじん)」
という土を司る神様によって
支配されると考えられています。
そのため、土用の時期には土を
動かすことはすべて
「凶」となるとされているのです。
農業はもちろん、
昔は井戸で水を汲んでいたので、
井戸を掘ったりすることも
生きていくうえでは大切なこと。
このことから土用の時期は、
農業を行ったり、
人が生活をしていくことに対して、
大きく関係していて、
大切な時期とされていたのです。
現在でいえば、
土を触るガーデニングや草むしり、
家やビルを建てるための基礎工事など、
土を掘ったりすることはたくさんあります。
建築業界や建設業では、
今でも
基礎工事や土を掘り起こすような作業は
土用の時期を外して行われることも多いのです。
さらに季節の変わり目で
体調を崩しやすいことから
土用期間に注意すること、
してはいけないこととして、
「新しいことを始めない」
というものもあります。
「就職」「転職」「結婚」
「結納」「新居の購入」
「開業」「開店」「契約」
などが新しいことに当てはまります。
昔の人達にとっては、
医療があまり発達していなかったため、
ちょっとしたことが
命取りになってしまうことも。
そのため土用の時期には、
無理をせずに静かに
過ごすことが吉とされていたのです。
現在では医療の発達がありますが
体自体は急激に発達していません。
だからこそ、
自然のリズムに合わせ、
体を休める期間も必要なのです。
そんな時に
新しいことを始めるということは、
体調だけでなく、
メンタルに負担をかけてしまうことにも
繋がります。
体力的にも精神的に弱ってしまっている時は、
判断力の低下も懸念されますので、
間違った判断をしてしまう
可能性も高くなるのです。
そのため新しいことを始めるのは、
土用期間を外す方が賢明かと思います。
《土用期間にしてはいけないことまとめ》
①新しいことを始める
②人生に関わる大事な決断をする
③引っ越しをする
④土いじりする
⑤人生の土台に触れる
⑥納車
⑦開店、開業
判断を間違えやすい時なので、
大事な判断はしてはいけません。
物事を始めること、
推し進めることは
土用明けまで待ってみてね。
《土用の間日》
一年間に4回も18日間ずつある土用。
その期間にこんなにも禁忌が
あるなんて大変です。
近年では、そんなこと気にしない、
土用の禁忌を知らないという方が
ほとんどではないでしょうか。
しかし、自然とともに暮らしていた昔に
あって、自然や神を畏れ、
敬っていた人々にとっては
無視できない期間だったことと思います。
そこで、「土用の間日」
と呼ばれる日があります。
この日は土公神が天上に行く日で
土を離れるので、
土を動かしても問題がないと
言われています。
土用期間にどうしても
決めなければいけないことがあった場合は
間日に行うと良いです^ ^
〜2023冬土用の間日〜
1月21日、1月23日、2月1日、2月2日
《土用殺について》
土用期間に「土用殺」方位への旅行は、
誰もが共通で凶方位となるので、
できるだけ避けてください。
土用殺とは、土用の期間に「凶」と
される方位のことです。
そもそも土用期間はすべての方位が
良くないとされていますが、
その中でも更に注意が必要な方角です。
土用期間は「土用殺方位」といって、
方位学での
「五黄殺」並みの大凶方位があります。
※冬土用は「北東」
ですのでご注意を。
北東は
「変化運・家族運・不動産運」
をつかさどる方位。
吉方位で北東へ行くと、
良い意味での変化が生まれ、
自分でも思っていなかった方向に
事態が展開します。
また家族との関係も良好になったり、
親類から思いがけない援助を
受ける場合もあります。
でも、大凶方位で
北東へ行ってしまうと
望まない悪い方向へと
向かっていってしまう可能性が。
家族や親族に迷惑をかけられたり、
変化を嫌い、迷いがさらに増します。
その結果強欲になり、
信用を失うこともあるそう。
できるだけ土用期間はその方向への
旅行や引っ越しなどは
避けてくださいね。
季節の土用ごとに方位が変わります。
時期を確認してから
お出かけしてくださいね。
《冬土用の過ごし方》
土用の時期は、
それぞれの季節の変わりでもあり、
季節の変わり目といえば、
体調を崩しやすい時期でもありますよね。
特に冬は体温の低下から
免疫力が下がりやすく、風邪、ウイルスが
脅威を振るう時期でもあります。
また、消化の力も落ちるので、
食生活にはいつも以上に
気をつける必要があるのです。
冬は乾燥しやすく、
お家の中の環境や衣類にも
気を配る必要があります。
加湿器を利用したり、
帰宅後の手洗いうがいはもちろんのこと、
身体を冷やさないような
生活を心がけてください。
しっかり睡眠をとり
体力を回復しておくなど、
来るべき春に元気に過ごせるよう、
基礎体力も上げていく必要があるといえます。
《自然界の流れを暮らしに活かす》
「運気」というものは
一定ではありません。
上がったり下がったりと
バイオリズムがあります。
それと同じように
私達の仕事は生活のバイオリズムも
強弱をつけ
休み時はしっかりと養生することが
大事なのです。
《土用期間にするとよいこと》
◉塩風呂や温泉、マッサージなどで浄化する
温泉・半身浴・散歩・マッサージ・
体操・ヨガ・整体などで、
身体を整えるのもおススメです。
天然塩を入れる「塩風呂」なども
メンテナンス効果があります。
軽い散歩、体操やヨガ、整体、鍼、
なんでもいいので、
身体を整えるセルフメンテナンス
のアクションを生活に取り入れて、
次の季節に備えましょう。
◉食生活を意識する
土用は腸が弱るので、消化にいいもの
少食を心がけましょう。
土用中の少食や半断食などもオススメです♡
お米をしっかり食べて養生する時期でも
あります。
ですのでこの機会に
土用期間の
グルテンフリーをオススメします。
季節の食べ物、
腸活
甘酒を飲む
などは
土用期間に特に意識して欲しいです。
お食事に関しては後ほど詳しく
お伝えします。
◉衣替えをする。
ありとあらゆるものを次の季節へと
変えてみる。
模様替えをして、
次の季節の色を取り入れる時。
飲食業ならメニュー
店舗ならならディスプレイやインテリア
部屋ならファブリック、インテリア小物
などを変えるのも良いです。
次のシーズンの洋服に入れ替え
不要なものは断捨離しましょう!
◉靴をきれいにする
キレイな靴を履かないと
運は巡ってきません。
汚れてた靴には
汚れた運気が入ってきます。
大地から足を通して
私達はエネルギーを受けとって
吸収しているので
それを受け取る靴が汚れていると
受け取るエネルギーも
汚れてしまうのです。
私達は日常から
「気」を意識して過ごしています。
いい気がする、気が合う、お気に入り、
気持ち、気分、気楽に、
空気、運気、電気、天気、人気、気圧、
磁気、気温etc…
「気」とは目に見えないけれども
確かに存在するエネルギーのことなのです。
その気を受け取るための靴が
汚れていると
土の神様が
季節の変わり目でイライラしている時に
汚れた靴で大地に足を置くのは
失礼極まりないこと。
それくらい
土の神様はデリケートなのだそうです。
自分のエネルギーを
しっかり整えるために
靴をきれいにして
運気をあげていきましょうー♡
◉恵方参りに出向く
その年の恵方(幸せを呼び込む方位)
と言われる方位にある神社や
仏閣へお参りする「恵方参り」へ
行くのも良いです。
恵方参りはいつ行っても良いのですが、
特に季節の変わり目に当たる
土用期間にいくと
パワーが高まると言われます。
氏神様参りも良いですね。
2022年の恵方は「北北西微北」で、
「微北」とは「やや北」のことです。
2022年は「壬寅(みずのえとら)」の
方角なので
「北北西微北」と定められました。
2023年に変わる前の最後の恵方へ
出向くのもありですね。
◉吉方位で飲食する
土用期間に吉方位で飲食をすると、
凶作用が緩和されるといいます。
九星気学の開運法の一つで、
その日の吉方位が分かる
「日盤吉方」などを活用するのも良き。
私が愛用しているのはこの手帳です
理想的な吉方位の飲食は
まず、自宅を中心にして
半径750メートル以上離れた、
ご自分にとっての吉方位に移動します。
半径750メートル以内での移動では、
本来ならば移動した先の方位で
得られるはずの吉の効果が得にくいため
必ず半径750メートルを
超えるように気をつけるのはポイント。
吉方位に着いたら、
その周辺にある飲食店や
イートインできる場所で飲食をし、
そこに滞在します。
カフェでも定食屋さんでも、
コンビニのイートインでも。
注意が必要なのは
“その場所の、エネルギーを使って
つくられている食べ物や飲み物”
を摂って、
最低20分以上そこに
滞在していただきたいそうです。
“その場所のエネルギーを
使ってつくられている
食べ物や飲み物”とは、
例えばコンビニなら、
すでにパッケージされていて常温で
販売されているパンやお菓子などは
“その場所のエネルギーを
使ってつくられている
食べ物や飲み物”ではありません。
もしコンビ二を利用するならば、
・その場所でつくられている
・その場で冷やされたり温められている
食べ物や飲み物を
冷蔵庫で冷やされている
飲み物や食べ物、
揚げ物や肉まんなどのホットスナックは、
“その場所のエネルギーを
使ってつくられている
食べ物や飲み物”として
利用することができます。
ただし、できたら
地元の野菜やご当地グルメなどが理想です。
20分以上の滞在が終ったら、
勤務先や学校、お出かけなど、
どこに行かれてもかまいません。
吉方位で得られた良い気のおかげで、
その日一日がトラブルや
ハプニングから守られて、
穏やかに過ごせるはずです。
何かモヤモヤしたら
吉方位で飲食をしてスッキリするのも
いいかもですね。
◉時間や体力に余裕を持つ
トラブルでメールのやりとりが増えたり
行動が変更になっても大丈夫なように、
時間も体力も多めに残して
予定を立てましょう。
ありたい自分軸で
スケジュールを過ごしたい方は
手帳で余裕を持った
スケジュールがオススメです。
私は
ビューティーライフダイアリー(BLD)
直井ユミリー先生風水手帳
を愛用し
BLDバーチカルタイプの予定に
未来予定を書き込んでいます。
あっという間にすぎる1日、1ヶ月を
記録に残すことで
あとで見た時に
成長できたことや発見があるので
その日のことをなるべく手帳に
書き留めています。
◉あきらめる!!
土用期間は誰でもうまくいかないことが
多いです。ミスしたり、
調子が出なかったり。
そんな時こそ土用のせいにしてあきらめて
自分を整理するときにしてみて。
「あきらめる」には、
もう一つ意味があります。
それは「あきらかにする」ということ。
丁寧に自分の心をみつめ、
現実で起きたことの原因を、
自分の心に探してみましょう。
いつだって物事の原因は、
結局自分の中にあり、
自分が引き起こしている。
土用は深く心の底へと潜っていくのに、
絶好のタイミングです。
普段置き去りにしている自分のココロや
本音と、しっかり向き合うチャンスの時が
やってきたと思って、
内観する静かな時を過ごしましょう。
このように
土用期間はまさに
セルフリトリートに向いているとき。
セルフリトリートについては
こちら。
18日間の中で
ぜひ自分と向き合ってみてくださいね^ ^
ノート
毎日のアファメーションにも
使用できるカード
セルフリトリートカード
《冬土用のお食事》
それぞれの土用には食べると良い、
とされているものがあります。
「冬土用」は「未の日」に
「ひ」が付く食べ物や、
赤い食べ物が良いといわれています。
2023年の「冬土用」では、
1月25日が「未の日」となります。
「ひ」がつくものは
ヒラメやひき肉、ピーマン、ビーツ、
ひじき、ひよこ豆、ピーナッツバター、
干物などがあります。
ピザ、ビスケット
などもあるのですが
私は土用期間をグルテンフリー期間に
していますので
小麦粉製品はお勧めしていません。
赤い食べ物はトマトやニンジン、
サツマイモ、赤パプリカ、
レッドオニオン、ラディッシュ、
ラズベリー、
赤ぶどう、クランベリー、
アセロラ、サクランボ、りんごなど
さらにお仕事をバリバリする、
というより
お仕事で使う道具の手入れや
仲間や家族とゆっくり過ごす、
住環境を整えるというのに
とても適した時期なのです。
《土用期間は養生し、自分を見つめ直す時期に》
以上のことから土用期間はお家にこもり、
「心身と自分のいる環境のメンテナンス」
を中心に上手に過ごせば、
とっても快適な時間になります。
そして、土用期間を丁寧に
心身の「調整」に意識を置いて過ごせば、
次の季節でググッと成長させてもらえる、
とってもお得な期間なのですよ♪
そう!
まさにセルフリトリート®︎に
うってつけの期間なのです♡
セルフリトリートの本はこちらから↓
土用期間に
セルフメンテナンスやリトリートを行うことで
次にやってくるシーズンにしっかり動ける。
1年間を通してしっかりと
強弱をつけたバイオリズムが
出来上がるのです。
そんな土用期間に
アルコールを浴びるほど飲んだり
遊びに明け暮れ毎晩夜更かし
仕事も頑張りすぎて毎晩寝不足
タスクがたくさんなるので
朝活してるけど睡眠不足
やる気がないからひたすらダラダラ
食生活は気にしません、
etc…
では次の季節なんて元気に過ごせません。
土用期間にしっかり養生し
自分を見つめ直すことで
次のアクションに繋がるのですね。
《土用期間はしっかり休みましょう》
以上、冬の土用期間について
簡単に説明させていただきました。
実は土用期間には
もっとたくさんの奥深いお話があり、
グルテンフリーや腸活にもぴったりな時期。
もっと詳しいお話は
季節の養生リトリート
というLINEグループの中で
お話しますので
ご興味ある方は
養生リトリートで一緒に養生しましょう。
以上、皆様が土用期間を味方に、
今この瞬間を大切に過ごせますように。
《最後に》
いかがでしたか?
「冬の土用」を、
今年は意識してみませんか?
この期間は疲れを癒し、
栄養をたっぷり摂って、
体力をつける時。
心身をいたわりながら暮らしを整えて
自然と調和して過ごしていきましょう。
そして次の季節を気持ちよく迎え
運気も体力もパワーみなぎる春を
迎えましょう♪
お読みいただきありがとうございました。
参考文献
◉強運をみがく暦の秘密
崔 燎平
◉ミカネサイト
◉キナリノ