リフトの失敗を公開する話②
前回の復習から。
・リフトを入れたいりょーこさん
・職場でデモをするも、なんかうまくできてない
・トイレに背もたれがないこと、座面の平さが足りないことを仮説としてみた
というわけで、リフト業者さんの回答やいかに!
はい。
吊った姿勢と、座る姿勢がずれてるので前滑りになっているとのことでした。
仮説、大外れw
いやん、恥ずかしい。
説明されたことをイラストにすると、こういうことかな?
吊っている間は自分で姿勢を保つことができないので、吊る機材の状況によって失敗した姿勢になるよ、といういい例でした。
今回は吊る紐の長さが足元が長く、胸元が短かったので後ろに倒れる姿勢になってしまったわけですね。
そして、座る姿勢に合わせるための最後の「膝押し」ができてないこともバレてました。
いや〜やってみないとわからないことって沢山あるね!
紐の長さで姿勢なんてそんな変わるもの?という人へ
私も説明された時、そう思いました。
たかだか数センチでしょ?と。
そんなあなたに、比較画像をお見せしましょう
【適切な長さのスリング】
【ダメな長さのスリング】
ね?全然違うでしょ?
しかも、倒れた姿勢の状態って、頭を上げているのが辛いのです。力を抜くとこうなります。
【ダラーん】
見るからにダメな姿勢です。トイレ用のスリングですが、この姿勢から排泄に向かうことが全く想像できない姿勢です。
もう、ここまで反るとイナバウアーまでできそうな気分になります。
はい、できてません。リフトで遊ぶのはやめましょう。
でも、すごいなぁと思うのは、これだけ姿勢を崩しても「落ちる」という感じはしなかったこと。
リフトの話の時に、必ずといっていいほど聞かれるのが「落ちるんじゃない?」ってことなんだけど、乗ってみればわかる。姿勢がイマイチとか、なんか窮屈とか不慣れな時はそういうこともあるだろうけれど、落ちることはまずないと思えるほどしっかり体が支えられてます。
落ちるという事故は、フックにちゃんとかかっていなかったとかそういう人為的なミスで、リフトという設計そのものはしっかりと考えられているんだなと感じます。
これからは体格がいい人も増えてきて、介護を受けるのは身長140cm、体重39キロなんていう小柄なおばあちゃんという時代ではないのだから、早めに導入・早めに習得できるよう、今後もリフトについて勉強していこうと思います。
なんてたって、我が家の夫は80キロ超えだからさ…
いざとなったときに、自分の体も大事にして、一緒に暮らせた方がいいじゃない?自分のためにもなるということで!
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