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「うちに帰ります」っていう人に安心してもらえるよう日々頑張っているのです

怖がらなくていいんだよって、伝わったらいいのになぁ

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春には物忘れのある穏やかなおばあちゃんが
夏にはオロオロとしてることが増えて
秋には不安と怒りが爆発するようになりました

家族もスタッフもずーっと気にかけていて

どうやったら安心してもらえるだろうかと、四苦八苦してる。

介護の教科書的な対応はもう全部やっていて、うまくいく時もあるし、そうでない時もあって、一周まわって「もはや経験でやるしかない」に辿り着きました。

経験値って全てのケースに当てはまらないと排除されがちだけど、例示ケースに当てはまらないのが認知症。

その人の情報を積み重ねていくのが、いちばんの近道だったりします。

例示の対応で不穏が落ち着きましたー☆なんてほうが珍しいよね(笑)

体も動かなくなって
記憶も動かなくなって
でも、心は動くから不安になったり怒ったり

大人のむき出しの怒りや不安は、押し殺すことが美徳の大人社会の中では異質で、周りの人間も巻き込まれるから問題行動と言われがち。

そりゃ、ガーッと怒ってる姿をみるとちょっと(いや、だいぶ)怖い。でも、ドキドキしながらでも落ち着いて欲しいと声をかけてくれるスタッフを見ると心強く思います。

本人にも家族にも「大丈夫だよ」が伝わるといいね。

安心の居場所になるように頑張るスタッフさんをみていると、おーし、おいらも頑張るぞ、と思うのでした。

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