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重症心身障害児の放課後デイサービス。障害の重い子と私たちの世界を繋ぐ関わり

月1回の放課後デイの日。

重症心身障害児を受け入れている放デイなので、活動には一工夫が必要。

自分で動いたり、言葉を発したりすることができない子たちを相手にしていると、できないからとこっちが何かをやったり、本人をマリオネットのように動かして活動に参加させたりしがちだけど、彼らには彼らの世界があって彼らなりに動いたり、感じたりしている。

そんな彼らの世界と私たちの世界をつないで、一緒に成長していくのが放課後デイの役割だと、私は思っています。

わずかな顔の動きや、雰囲気の違いを感じ取りながらできることを見つけたり、感じていることを探し当てたり。
宝探しのように関わっていけるように、探し方のお手伝いをしています。

正解がわからないどころかノーヒントのこともよくあるし、ほおの動きを楽んでると判断したけど本当?と考えることもある。
だって、大人みたいに言葉を発してくれたり、表情がはっきり変わることなんてないから。
それでも「こうかもしれない」と仮説を立てながらその子たちを知ろう・関わろうとすることにはちゃんと意味もあるし、それが二つの世界の架け橋なんだと思います。

これでいいのかと悩む先生の話を聞いて、後押しをする。
危ないことはないかを確認して、安全を確保する。
困っていることを一緒に考えて、1人で悩まないようにする。

ひとつひとつは大したことないのだけれど。
月1回だけの関わりだけど。

先生が自信を持ってケアに関わっていけるように。
先生の関わりで児童さんがいろんな体験ができるように。
そんな児童さんを見て、親御さんが少しでも希望が持てるように。

その後押しができる、とても良いお仕事に巡り会えたなぁ〜って思ってます。

ちょうど別日に、S特別支援学校の看護師さんに重心さん向けにできるレクを教えてもらったので、絵に書き起こしてプレゼント。

書いた後になって、もうちょっと字を大きく書けばよかったと反省。
こういう時、アナログだと後から調整ができなくて困っちゃうよね〜。

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