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会話の打率を上げたい人におすすめな本

皆さんは、会話、得意ですか?

私はお喋りは好きですが、会話はそうでもないです。
緊張するんですよね。上司に話しかけるとか、利用者さんに説明をするとか、自分の中に少しでも「これ説明するのやだなぁ」とか「上手くいえるかなぁ」なんて考えると全然ダメ。

途端に言葉が詰まって、本当は通したい意見があったのに言わずに引っ込めちゃいます。いわゆるヘタレですね。ボールを打たずにバットを引っ込めます。コーチに怒られるやつ。

なので、そういった自分の会話下手部分をなんとかしたくて読んだ本です。

会話は100本ノック

勘違いしたらダメなのが、この本を読んだからすぐに会話が上手くなるわけではないこと。この本に書いてあること全てを実践する必要はないこと。

本の中には、多くの話し方上手な人の手法が書いてあります。その中で、自分に合ってるやり方を見つけて、実行するための本なんですよね。

つまり、効果のある会話技術を教えるから、自分に合ったトレーニングをしていこうね、という本な訳です。読んだだけで会話上手になれたら、最高だけどな!

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以下はりょーこ的に使える、勉強になったポイントと自分なりの解釈です。

確証バイアス

人は、自分の考えを支持する情報を集め、それに反する情報を無視するもの。
だから、望まない情報は受け取ることができないんです。

「100%の回復は見込めないだろう」とか「若返りとか物理的に無理ですよね」とか「そのシフトおかしくないですか」という言葉がスルーされたり、怒って打ち返されりする現象ですね。

私は嘘をつくことが苦手なので、嘘をついて「元通りになりますよ」とか「10歳若返りますよ」とか「このシフトで喜んで頑張ります」みたいなことは言えないのですが、確証バイアスがある限りは自分の本音100%は受け取ってもらえない。

だったらどうするかと言えば、自分にも嘘をつかず、相手も受け取れる言葉に変換をすれば良いのです。

「努力は実りますよ」とか「若く見えるポイントを抑えましょう」とか「来月のシフトは融通してくださいね」とか。ものは言いよう。自分の中でモヤモヤしたり、相手が微妙な顔をしたら、それは変換が未熟なんでしょうね。頑張ります。

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「ど」から始まる質問

人は、自分のことを聞かれるのが大好きだそうです。一番興味があるのが自分のことだから。なので、自分に興味を向けた質問をされると、会話もはずむし関係性も良くなる。

うむ、なんとなく知っている。でも、どうしたらいいのだ。

そんな時は「ど」から質問をするといいそうです。「どう?」「どっちが好き?」「どこにいきました?」「どんな時ですか?」、こんな風に相手にフォーカスがを当てた5W1Hの質問をするんですね。

自分の仕事で考えると、これはアセスメントの時に使えそう。今まで、無意識に聞いてきたことを「ど」の質問形式でまとめてみました

・今の状態をどう思いますか/どう説明されましたか
・それについてどう思いますか
・今足りないと思うものはどれ(なに)ですか
・どうなっていきたいと思いますか
・ここには何を求めてきましたか
・どんな時に迷惑をかけていると感じますか
・仕事に戻ること、体の回復を目指すこと、どちらが優先ですか

うん、なんかスッキリする。
あんまり矢継ぎ早に聞くのも良くないのだけれど、相手が求めていることが分からないとリハは始まらないからね。

あなたを知りたいのよ〜というビームを出すことが一番大事かも。追い詰め禁止。

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人は見た目が9割…じゃないよ

大ヒットしましたね、人は見た目が9割。てか、〇〇が9割って本多すぎません?

さて、実際は人の印象は9割見た目で決まらないそうです。メラビアンの法則というのがあって、人の印象は見た目5割、声4割、言葉1割。見た目9割じゃないじゃん!!

確かに、見た目がそれほど良くなくても(失礼)声のトーンが心地よかったり、話し方が素敵だと、素敵度ってアップしますよね。

経験上わかっていたことなのに、本で言われると流されそうになります。本のタイトルは分かりやすくするために極論を使ってくるので鵜呑みにしちゃいけない。

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コミュニケーションに笑顔は欠かせない

40過ぎると、無表情=不機嫌な顔になってくる。もうこれはある種しょうがない。重力に負けて頬や目が下がると、不機嫌なブルドック顔の出来上がり。いますよね、なんかずっと不機嫌そうな顔をしてるおじさん。たまに、不機嫌で他人を動かす人もいるけど、多くの人は不機嫌そうに見えてるだけ。

この人となら会話ができると思ってもらうためには、笑顔が欠かせません。不機嫌な人に近寄りたい人なんていないからね。笑顔はチョコレートバー2000本の幸せ効果があるそうです。チョコバー2000本ってイメージがわかないけど、きっとすごいってことだよね。

不機嫌おばさんにならないよう、意識して会話をするときは笑顔でいようとお思います。仏教だって、和顔施っていうもんね。

ただ、作業中など意識が向かない時は結構眉間に皺寄ってますw

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十人十色の話し方がある

本を読んでいて思ったのが、多くの会話の武器はあるけれど、それを全部駆使している人はいないんだなということ。

例え話が細かくて、会話が華やかでイメージされる人
情熱ある話し方で、相手を巻き込む人
優しさ溢れる佇まいで、愛を感じる人
落ち着いた話し方で、信頼できる人

どれも特徴があって、それが全部盛りの人はいない。だから、自分に合った武器を見つけて、それを使っていけたらと思います。





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