無垢な鳥 / 椋子

(ワンコーラス)

校庭を走り回っていたあの頃
恋のおまじないを信じていた
消しゴムに名前書いたりしたっけなぁ
鉛筆の文字はもう消えているのに
それでも尚消し続けていた
この消しゴムがなくなれば
好きな人の好きな人に

愛を誓ったのにもかかわらず
簡単に切り捨てる人が多いな
友情を誓ったのに 裏切りは一瞬ですね

お酒が飲めるようになった奴らが
目を細めて 鼻の下伸ばして
「ねぇねぇ、一緒に飲まない?」なんて
ねぇねぇ それって楽しいの?
下の心があからさまだ
汚いなぁ 汚いなぁ もう

知りたくなかった 知りたくなかった
世界がこんなに汚いだなんて
もがいて 足掻いて
純粋な自分を絞り出して

知りたくないよな 知りたくないよなぁ
自分が汚(けが)れてく事なんて

無垢な鳥は今 泣いている

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