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『本業2024』感想 006│吉田豪『男気万字固め』

吉田豪『男気万字固め』(幻冬舎文庫)


吉田豪さんと言えば、昨年から
「水道橋博士61歳~復活&誕生祭~」を始め、
「水道橋博士 vs 東野幸治 with 吉田豪」
「ロフトプラスワン・カウントダウンスペシャル
 2023→2024」
「水道橋博士の「座・鼎談」
 大島育宙(XXCLUB)&吉田豪『三人ごっつ』
 〜お題:松本人志で一言〜」など、
ライブで水道橋博士と共演する機会が多い。

博士が復帰した際のインタビューと提言は、
彼の思いを引き出すと同時に、
ファンの思いも代弁してもらえたと思う。

そんな吉田豪さんの著作『男気万字固め』の
推薦帯は水道橋博士。

「吉田豪は相手の99の力を引き出し、100の力で
書く、そして読者には200以上を夢想させる。
だからこそ、芸能本史上、最強の聞き手として、
300%推薦するしだいである」

『本業2024』43頁

(帯文に対して)我ながら言いえて妙である。

同上

……自画 “絶” 賛である。

そしてこの本のインタビューの対象は、山城新伍、
ガッツ石松、張本勲、さいとう・たかお(敬称略)
普通の人なら、尻込みしてしまうメンバーだ。
しかし、吉田豪さんがインタビューすると、
令和の時代には完全にアウトな内容の話まで、
彼らは語ってしまうというのだ。
中にはインタビューで気持ち良く話した後、
後になってNGを出す人もいるそうだ。

まさに『不適切にもほどがある』インタビュー。
破天荒すぎる昭和の芸能界……。
吉田豪さんに狙われたら最後、いつの間にか
丸裸にされてしまうのである。(キッパリ)




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