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「FPに向いていない」と自覚する私がFPを仕事にしている理由(前編)

noteを始めることにしました。
他のSNSやブログページとは少し違う空気感があり、私にはしっくりくる空間だからということで。

まずは、自己紹介も兼ねて、数年前に個人のブログで書いた今の仕事(独立系のファイナンシャルプランナー)についての思いを引用しながら書き進めていくことにします。


ファイナンシャル・プランナー(FP)って何をする人?

ここ数年で、だいぶ認知度が高まってきたと感じるFPという職業。
ただ、FPと言ってもいろんな人たちがいます。FPの資格保有者はさることながら資格を持っていなくても「FPです」と名乗っても問題ないので、誰でもFPとして世の中に出ることが可能だからかもしれません。

「マネープランの相談と思っていたら不動産投資を勧められた」「NISAの相談をしようと思っていたのに保険の契約をしていた」など、よく聞く話ですが、自分のお悩み解決のためのアドバイスをくれるFPはどこにいるのか?を見つけるのも難しい状況ですよね。

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

日本FP協会

個人的には、人生におけるお金に関するあらゆる悩み事を解決すべく寄り添い、希望する方向に導く手助けをする役割と思っていますが、
お悩みは人それぞれ多岐に渡り、希望のカタチもまた人それぞれで、答えがひとつではない世界とも言えるため、醍醐味のある仕事だと感じています。

資格を取得したのは不純な動機だった

初めてFPの資格を取得したのは2001年、AFP(Affiliated Financial Planner)資格でした。
当時、FPの資格は『将来有望な資格のひとつです!』と言われていて、メーカーの営業職に就いていた20代だった私は、将来的に仕事に活かせるかも!と思った・・・わけではなく、教育訓練給付制度を活用して何かしら資格を取得しておきたいと思ったからでした。

きっかけは妊娠でした。
出産後も当時の会社でキャリアを積んでいきたいと思っていたのですが、連日、終電に近い時間に帰宅するような働き方、出産後の職種転向も受け入れられにくい時代。時短勤務等の制度はあったものの形式的で使えない環境だったので、臨月で退職することに。
そこで、私の脳裏に浮かんだのが、教育訓練給付制度だったのです。「これって、退職したら使えなくなる??」と。

現在も制度は存在していますが、今と違ってやや条件が良く、雇用保険加入5年以上を条件に教育訓練経費の8割を支給する(上限30万円)というものでした。


※現在は資格や講座の種類によって条件が異なり、経費の2割(上限10万円)か4割(上限20万円)、専門実践教育訓練の場合は別途条件あり。雇用保険加入期間も改定が行われている


これは使うしかない!
そして私が気になっていた「退職したら使えなくなるのか?」については、退職後1年以内であれば使えるとのこと。
いやいや、出産後1年以内に勉強して資格取得するのは無理だな・・・と考え、退職前に使ってしまおうということになったわけです。

このようなことを言ってしまうと身も蓋もないですが、せっかくなら、資格を取得するのに高額なものを選ぼうと思い、いくつか検討している中で、FPの資格にたどり着いたというのが正直なところです。

寒い冬の時期に、パシフィコ横浜の会場で、大きなお腹をさすりながら受験したことは、今でも忘れられず・・・お腹の中で赤ちゃんが動くのをなだめながらの時間。

当時、終業後に通学して総額20万ほどかかったと記憶していますが、制度のおかげでほぼ費用負担なく取得できたのはありがたかったです。

そんなこんなで、無事に出産直前にFPの資格を取得したものの、この先、活かせていけるのか・・・?

後編へ続きます!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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