マガジンのカバー画像

溶ける週末

3
社会人のあっという間に、そして溶けてなくなるように終わる週末を書いてみました。
運営しているクリエイター

記事一覧

溶ける週末#2(後半)

溶ける週末#2(後半)

今回の師匠が開催したホームパーティーには、8人が集まった。

僕と大学時代からの友人であるカネコくんとサトウくん、師匠最初の弟子とも言える人、ファッション関係の仕事をしている師匠の友人(僕の一つ上)、ファッションデザイナーの方とその弟子が集まった。

そんなファッション業界で仕事をしている人たちと、それとは縁のなかった自分がどんな話ができるのかと不安だった。
しかし、8人も集まれば色々な話ができた

もっとみる
溶ける週末#2(前半)

溶ける週末#2(前半)

ある休日、ホームパーティーをした。

一回り以上歳上の友人(師匠とも言える)が、声をかけてくれて人が集まり、開催してくれた。

まずは、この友人(これからは師匠と呼びたい)について紹介したい。少し長くなるので、我慢して呼んでほしい。

最初の出会いは彼の個展だった。大学が同じで、社会人から仲良くなった友人のカネコくん(この人についても今度紹介したい)が一緒に行こうと誘ってくれた。
『家具屋で働いて

もっとみる
溶ける週末#1

溶ける週末#1

とある休日、仕事を終えた友人と共に美術展へ向かった。

携帯を封印して、夜の無人島を周るというものだった。
当初は2人で行く予定であったが、いつも遊ぶ友人のカネコくんとサトウくん、最近仲良くなった一回りくらい歳上の友人(師匠とも言える)で行くことになった。

この一回りくらい歳上の友人については今度紹介したいと思う。

横須賀のアメリカ感漂うハンバーガー屋さんで、苦手なピクルスが細かく刻んで入れら

もっとみる