大人のナポリタン研究経過報告
ナポリタンスパゲティという素晴らしい食べ物がありますわな。
まあ、普通にうまいわけです。だがこれから私がここでご紹介するのは、〈大人のナポリタン〉。味が辛いだとか酒にあうといった大人向けだとか、材料が高級だとか仕込みに手間がかかっているだとか、そういうことではない。たった〈ひとつの方法〉で、それは大人向けとなるのである。アダルティ。
おわかりだろうか。麺は麺だけで炒める。具は別でつくってあとから麺に載せる。この場合はガスコンロの魚焼きグリルでピーマンと玉ねぎと椎茸に火を入れている。
皿に盛り付けたあと、とろけるチーズを乗せレンジでチン、ブラックペッパーをガリガリと。この段階では思索をかたちにしてみた仮の調理法だったので、麺と具はフライパンの上で少し絡めている。
炒めた麺の上に、別で調理した具材をのせる。これが私の提唱する〈大人のナポリタン〉だ。
以下にこれまでつくってきた〈大人のナポリタン〉の事例を並べてゆく。麺についたケチャップ&トマトソースと具を〈からめない〉、そこが唯一にしてシンプルなルールだ。
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〈舞茸とマッシュルーム〉
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〈白しめじと白舞茸とホタルイカ〉
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〈茹で豚コマとかき揚げ〉
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〈万願寺とうがらしとネギとピーマン、鶏モモのせ〉
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〈トマトとゆで卵〉
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〈ホタルイカ、オタフクソース、大葉、チーズ〉
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〈鶏もも肉、バジリコソース〉
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ラストにこれまで試してきたなかで最も「これだ」と感じたものを二つばかり。
(下記マガジン内の記事です。購入するとこの月の記事を読めます。不定期更新ですが、単品購入よりは文章が多いです)
〈豚バラとサンチュ〉
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〈牡蠣とロマネスコとヤングコーン〉
以上、私の「大人のナポリタン」研究成果の発表を終わります。(聴衆から拍手)
でも普通につくってもうまいですよね、ナポリタン。
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