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グラビアアイドル推し活日記(26)橋本梨菜写真集「Lina's All」レビュー

少し時間が経過してしまったが、ようやく鑑賞できたので感想を述べていきたい。
梨菜さんにとって5冊目の写真集。30歳の誕生日を前に20代ラストの作品となった。

写真集の最初のページ、もっと言えばカバー表紙をめくる時の緊張感はファースト写真集を鑑賞するときの感覚と全く変わらない。表紙をめくった1ページ目には発売イベントで記入されたご本人のサインが入っている。これは貴重なものであり、イベントに参加しなければ得られない特典といってよい。

今回の作品は中身に入る前にカバー表紙に注目してみたい。見返り美人ポーズはファースト写真集を思い起こさせるポーズであり、原点回帰を思わせるポージングである。カバー表紙を取り外すとそこにも表紙があり、サブ表紙といえば適切だろうか。先ほどの見返り美人とは違った、大人な彼女がアップで飾られている。

カバー表紙をめくると現れる

さて、今回の写真集はアメリカ・ロサンゼルスで撮影された。タイトルの「Lina’sAll」はLos Angelesの頭文字から付けられている。タイトルと撮影場所を掛け合わせた絶妙なタイトルである。

アメリカ西海岸は温暖な気候で雨も少なく、日差しが強いため、彼女の代名詞でもある「なにわのブラックダイヤモンド」を魅せることができる最高の環境が整っていたと思う。

ロケーションが完璧であることは言うまでもないが、ロケーションにフィットしてた感じがとても良い。これがキャリア8年の実力だろう。
ただこれは序章に過ぎない。大人な表情を見せたかと思ったら突然のさわやかスマイル。梨菜さんのグラビアは緩急の付け方が絶妙すぎるのである。プロフェッショナルの表現が表紙から十数ページで見れてしまう。

ビーチの写真も彼女はフィットする。ビーチでの撮影はデビュー初期のグラビアタレントが必ずといいてよいほど撮影に使うのが海やビーチでのシーンであるが、彼女は年齢を重ねても全くと言ってよいほど色褪せることがない。

その後、今回の写真集のクライマックスが訪れ、開放感たっぷりの表現に出会うことができる。忘れてはならないのが「なにわのブラックダイヤモンド」は決して色褪せるどころかむしろ輝きを増しているということである。

30代を前にした今だからこそ出せる大人な表情をたくさん見ることができる。水着やランジェリー衣装がよく映えているし、彼女の可愛らしい一面も覗くことができる。写真において重要な光線の使い方で彼女の見え方が変わるのも面白い。いやらしさなどは一片のかけらもなく、ただただ美しいということ。これ以上の誉め言葉はない。

プールサイドのシーンもある。実はプールサイドや水中での表現も上手い。何より水着が本当によく似合う方だと思う。プールの広告やCMに出演すれば引く手あまたでだろう。プール撮影会で撮影させてもらった写真を見返しているとそう思う。

どこまでも限りなく散りばめられた彼女の可愛さと美しさは最後まで色褪せることなく輝き続けていた。

改めて5冊目の写真集「Lina’sAll」は事前の予告通り彼女の8年に及ぶグラビア人生のすべてが詰まった作品になっていた。もちろん、過去4冊の作品が物足りなかったと言いたいのではなく、現時点において、グラビアタレント・橋本梨菜のグラビア表現を理解するための1冊が今回完成したのだと思う。

同時に発売された特装版がどのように編集されているのか、特装版とも見比べてみたい。繰り返しになるが、本当に素晴らしいタレントと作品に出会えたことに感謝したい。

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