
人がもっとも苦しいのは「自己肯定感が低い」とき。
今日は『苦しかったときの話をしようか』という本を読みました。USJ復活の立役者(筆者)が、就活を控えた大学生の娘に向けて「働くことの本質」を伝える内容な書籍です。(明日更新で書評する予定)
就活に挑む学生だけでなく、キャリアに悩む社会人全員が読むべき一冊に感じるほどの名著でした。
そして、第5章の冒頭に書かれていた言葉にハッとさせられたので、今日はこのテーマで書いてみます。
人がもっとも苦しいのは?
長めの引用になりますが、『苦しかったときの話をしようか』で最も感情に訴えかけてくる第5章(他の章はかなり体系的な内容になっている)の冒頭文を紹介します。
人はどういうときに最も苦しいのか? それは、働いて働いて、死ぬほど忙しいときでは決してない。会社や上司や周囲の評価が厳しいときは、辛いのは間違いないけれども、それも最も苦しいときではない。人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき、自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ。周囲の塩評価も、自分で自分を疑い始める導入に過ぎない。
自分の価値を強く疑うとき、人は臆病になり、行動できなくなる。ガソリンが枯渇した車が動かないように、最低限の自信がないと人間も動けない。周囲と比較して自分ができないことが積み重なると、劣等感がどんどんハイライトされてくる。理想とのギャップから徐々に重くなってくる焦燥感や、周囲の期待に応えられないときに刺すように冷たい無力感。これらは自己肯定感を容赦なくどんどん削ってくる。
わかりみが深くて、思わずかた唾を飲み込んでしまいました。
そうなんですよね。自己肯定感が低いときがもっとも苦しいんだよ……。
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僕の ブログ や note をよく読んでくれている方ならわかるかもしれませんが、去年の5月、僕は人生でもっとも苦しい時期を過ごしていました。
当時は、鳥取で経営していたカフェを廃業して専業ブロガーになった数ヶ月後。スタッフが突然辞めたことや事業自体が失敗だったことを(心の底では)受け止めきれず、なおかつ更新するブログにも辛辣なコメントが送られてきて、自分の中での自信が崩壊している時期でした。
このときが、、、正直29年間の人生でいちばん苦しかった。どうしていいかわからず、目の前が何度も真っ暗になり、用事がなければ帰ることのない実家に用もなく帰ってみて、本当にギリギリだった記憶があります。
結果、この時期は「色々と諦めて遠方に足を伸ばすこと」と「鳥取から生活の拠点を熱海中心に切り替えたこと」によって乗り越えました。(あの時期に実施した「熱海経営者特集」に僕はマジで救われたんだなぁ)
(実を言うと、今年の7月も、Googleコアアップデートの影響で、書けども書けどもブログ収益が改善されず、自己肯定感が著しく下がった時期がありました。このときも気丈に振る舞いつつかなり消耗してました・・・)
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話が逸れますが、以前更新した「淡々と「いま」に向き合い続けることこそが、徳のある生き様。」という note の中で、「自己確信の低い人はどうすれば生きやすくなるんだろう…」と書きました。
この記事を書いたときには「その解決策のひとつは『淡々といまに向き合い続ける(徳を積む)』にフォーカスすることなのかもしれない」という曖昧な答えしか書けませんでしたが、より明確な答えが『苦しかったときの話をしようか』には書かれていました。
それは、
「目的の方向に向かって絶えず成長し続けること」
です。そして、その『人生の目的』を決めるためには【軸】を持つことが大事とも書かれています。(著者流の「軸を持つための具体的な方法」も載っています)
僕の仮説も遠からずの答えだったのかもしれませんが、その仮説を理論を元に補完してくれたような気分です。
もし、この記事を読んでいる方の中で「自己肯定感が低くて苦しんでいる」という方がいれば、ぜひ『苦しかったときの話をしようか』を読んでみてください。厳しいことも書かれていますが、きっと苦しい中に一筋の希望の光が見えるんじゃないかなと思います。
ちなみに、僕もいま苦しさを感じています。
なぜなら、あまりに具体的な感想を書いてしまったため明日の書評記事に書く内容がなくなってしまったから、です。どうしよう・・・w
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というわけで、今日の記事は以上です。
明日更新する書評記事では、また違う角度からの視点で書いてみようと思います!
では、またあした〜!
▶︎ 合わせて読んでほしい記事 ◀︎
≫ 淡々と「いま」に向き合い続けることこそが、徳のある生き様。
≫ 人生は、長い目で、今この時を生きることだよ。
≫ 現状に100%満足しながら目線を上げる。
今日は2,700字ほどの記事を更新してます。
ベストセラー書籍「ユダヤ人大富豪の教え」の著者・本田健さんの最新書を書評しました。
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