「一生、愛し続ける」と決めるところから、スタートしてみよう。
セルフマネジメントの一環で、Slackに「個人用のワークスペース」を作っています。もちろんメンバーは僕ひとりの、専用スペースです。
委託を受けている案件が並列で同時進行することも多いので、各案件ごとにチャンネルを作って資料やメモを書き残しながらタスク管理をしていっているんですが、合わせて『プライベートチャンネル』も用意しています。
その中のひとつに【 001_恋愛思考 】というチャンネルがあるんですが、こちらには恋愛に関する知見を深める意味で気づきの多い記事をストックしていっています。
今日は、このチャンネルに追加していた記事を紹介しつつ、『結婚』をテーマに書いてみようと思います。
結婚に『恋愛感情』は必要か?
そもそも、僕自身は結婚をする意味を見出せずにいたタイプの人間です。2014年10月にはこのような記事も書いていました。
この記事を書いて早5年以上。僕の結婚観も少しずつ変化してきているんですが、ずっとモヤモヤしていたことのひとつが「結婚に恋愛感情は必要なのか?」という疑問です。
好きで一緒にいたい人もいれば、好きだけど一緒にはいたくない人もいる。逆に、好きじゃないけど一緒にいる形だってあるはずで、僕自身はどちらかというとその感覚をよく抱くタイプの人間だったりします。
なので、大好きな人とは月に数回ほど旅先で会うような関係性の方が心地良く、恋愛感情のない人と共同生活することもできてしまう。
しかし、その考えは一般的には理解されづらいものでもあります。
そんな中で、僕自身の思想をより深めてくれたのがこちらの記事でした。
この記事の中で特に印象的だった部分を引用します。
「夫婦って人生のために結成するプロジェクトチームみたいなもんだから、恋愛が前提になくても別にいいじゃん」
もちろん、恋愛相手と結婚することを否定しているわけではない。
(中略)パートナーとしての相性さえ合えば、恋人だけじゃなく、友人や他人と結婚しても幸せになれるのではないだろうか?
ほんと、心がスッとした気がしました。
結婚して夫婦になるということは『人生をより豊かにするために結成するプロジェクトチームを組むこと』と同義だと考えれば、そこに必ずしも恋愛感情が必要なわけではないんだなと。(もちろんあれば最高なんだけど)
「婚姻関係」と「恋愛感情」と「性行為」を切り分けで考える
個人的には腑に落ちたこの話を、あるとき知人に話しました。
すると、その知人から「好きでもない人と結婚してセックスすることがイメージできない」と言われたんです。
この言葉にも、その当時は明確な回答を持てていなかったんですが、先日、新R25で公開されたこちらの記事を読んで、なるほどなと納得感を深めました。
この記事の中で、AV男優の森林原人さんが語っていた理論がとても素晴らしかった。詳しくは記事中の図を見ながら読んで欲しいんですが、一部引用します。
そもそもひとりの相手に「結婚・恋愛・セックス」の3つを求めてしまうのが無理だと思うんです。
(中略)まず、恋愛は「心の動き」を指すものですよね。それに対して、セックスは「体の動き」で、結婚は「社会的制度」です。
この中でいうと、「恋愛」と「セックス」は揺れ動き変化するものなんですよ。
(中略)恋愛感情も性欲も、基本的には自分ではコントロールできないものなんです。それを「結婚制度」という固定された枠の中に閉じ込めようとするから、苦しくなる。
「好きな人と結婚して、その相手とセックスをするのが当たり前」と思っている人が多いのですが、僕は「結婚・恋愛・性行為」を三位一体で捉えてしまうと、結婚生活がつらくなると思っています。
僕自身は昔から「不倫は何が悪いんだ」と感じていたんですが、森林さんの理論を踏まえて考えると、全てが繋がる気がしてきます。
就職をせずにずっと個人事業主として生活してきた僕からすると、恋愛感情やセックスを切り離し、「結婚(婚姻)」をはっきりと “制度” や “契約” と捉えることで、その意味も具体的になってくるなと。
イベントをするときのチームで考えるとわかりやすいかもしれません。
恋愛感情
お互いに「楽しそう」という感情を抱いてイベントを企画する
セックス(欲望を満たす)
イベントと関係なくお互いにコミュニケーションの一環で食事に行く
結婚(婚姻)
継続的なイベントにするために契約を結んでプロジェクト化していく
どうですか? 僕はこの例えがなんとなくしっくりきています。
結婚以前に「一生、愛し続ける」と決めるところから始めよう
で、ここからが僕がいまの時点で感じている結論です。
結婚(婚姻)を考えたとき、そこには『継続的にプロジェクトチームを組む』という意思が必要になってきます。
そして、そのためには、絶対的な【相手に対する愛】が必要になります。
そう考えると、僕たちがまず考えるべきことは、継続的に共同事業をしていきたいと思った相手に対して「一生、愛し続ける」と決められるかどうかなのかもなと。
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今日の記事は以上です。
ちょっとまとまりきらない内容になった感もありますが、何かしら参考になる部分があれば嬉しいです。この議論をしたい方は声をかけてください。
では、またあした〜!
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