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写真展開催で思い込んでいる事

写真展を開催します

7/7~7/16に神戸市元町のbirdie photo galleryというギャラリーで、写真展をします。自分ともう一人、ライカ使いの人(自分は結果的にㇵッセル縛りになりました)と二人でバライタプリントを使用した写真展を行います。大体は在廊しているので、遊びに来てください。


写真では負けたくない、勝ちたいという思い

一緒に写真展をやる人はshihiroさんという方で、およそ50代くらいだと思いますが、高校生か大学生くらいからずっと暗室をされていた方で、135フィルムを好んで使っているようで、最近の作品はほとんどライカを使って撮られているようです。歴にして30~40年程度かと思いますが、作品に深みがあるというか、単純な「綺麗」「楽しい」「悲しい」「懐かしい」といった短い言葉では言い表せない作品を作られています。ビンテージのギターのような、枯れた、長い時間を感じさせられる作風です。
一方で、自分は高校生のころから始めたと言っても、まだ歴としては10年くらいで、比較するとまだまだ小僧のようなものですが、それでも普段から写真について語り、聞かれれば何かしらのコメントをしている以上、無様はさらせないという覚悟をもって挑みます。ここで無様な作品をさらすようでは、「写真だけはよくできる」という数少ないアイデンティティを失ってしまうので、自我をかけた戦いになります。
たくさん撮影に行き、多くのフィルムを無駄にしながらも、なんとかして負けいないように、あわよくば「勝てる」写真を撮れるように、印画紙もたくさん使って作品を作成しました。それでも大差をもって勝てたような核心はありませんが、ある程度の形にはなったと思います。

大人になってからライバルに出会えた喜び

文面では、写真展に対して、焦燥感ばかりが募っているようになってしまいますが、不安とか恐れはあまりありません。それよりも、モノクロ&バライタという自分の最も得意な土俵で、正面からぶつかれる相手が見つかって、とにかくうれしいというのが本当のところです。並んで展示する以上、圧倒的にダメな作品は展示したくないとか、そういう思いはありますが、それ以上に、写真でお互いに十分に語り合えたらと思っています。暗室でどれだけ満足のいくプリントができても、まだまだより高みを目指してプリントしようと思える相手が見つかったのは幸せな事なのだと思います。

写真展をしよう

一人で家で淡々と写真をプリントするのも良いですが、もし可能であれば、小さな展示会でも良いので写真を展示に出すのをおすすめします。コンテストよりも展示の方が多様な評価を聞けて面白いかと思います。とにかく自分が写真にかけてる思いの分、頑張らざるを得なくなりますが、その分写真に対する理解も深まり、なによりそこで面白いと感じられれば良いと思います。ライバルが見つけられれば、それに勝るものはないと思います。
まだ見ぬライバルを探しに、小さなギャラリーの展示から始めてみるのもいかがでしょうか。

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