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LINE株式会社を退職して、5年間続けた副業コラムニストを卒業します。

こんにちは、りょかちです。

2021年5月31日を最終出社としてLINE株式会社を退職します。

普段、ソーシャルメディアで見かけてくださっている方はフリーランスだと思ってくださっている方もいらっしゃると思うのですが、新卒1年目からほぼ5年間、会社員とコラムニストを並行して活動してきました。今回はnoteに書くには珍しく私の個人的な内容(「りょかち」としての活動ではない部分)なのですが、お付き合いいただければ幸いです。

LINEでやってきたこと

2016年にサービス企画職として入社した私は、当初いわゆるPdMとして働いていました。当時のお仕事については、以下にまるっと書きましたので、ご興味ある方は見ていただけると嬉しいです。サービスのワイヤーフレーム書いたり、開発ディレクションをしていました。

LINEバイトでは、超優秀な先輩方に囲まれてお仕事をしました。LINEのみなさん全員優秀だけど、新卒で入ったので衝撃がものすごかった。ワンピースのグランドラインに放り込まれたみたいな気持ちだった(笑)最初の職場がこのチームだったことは、人生で手に入れたラッキーの中でも光り輝くもののひとつです。”バイト応募をLINEから”というテーマのサービスに取り組み(今どきの言葉でいうと、DXなのかも)、「もっとユーザーが便利に感じる世の中」を目指して、実際に世の中を変えられるサービスづくりを熱量高く行っていたのは、万年帰宅部だった私にとっては、人生最初の青春のようでした。

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△渋谷の元祖?LINEキャラたち。クリスマスには着替えたりしてました

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△沢山仕事して、オフラインでもオンラインでも沢山話した日々。はやくまたオフラインでも同僚の皆さんに会える日々が戻ってきてほしい

LINE Creators Studioは、一番長く担当したサービス。オリジナルのスタンプをスマホだけで作れるアプリなのですが、お子さんやペットの写真を使ったスタンプを作られている方が多く、日々ユーザーレビューやSNSの投稿を見ながら嬉しくなっていました。ユーザーのことをチームで毎日考えて、沢山議論させていただき、すごく勉強になったのを覚えています。ユーザー規模の大きなサービスを担当し、toCサービスをつくる楽しさを、LINEのPdM時代にはめいいっぱい感じさせていただきました。

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△ヒルナンデスに出演!メディアに度々出させてもらったサービスでした。

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△福岡のメンバーと。LINEで一番長く仕事をさせてもらったのは、福岡のみなさんかもしれません。いつも熱量高く向き合ってくださり、学ぶことばかりでした。ありがとうございました。福岡大好き!またコロナ明けたらすぐ行きたい!

そこから、ワガママを言ってジョブロールを変更していただき、後半はプロダクトマーケティングを担当。主にLINE Platform 全体のMarketingとして、コンテンツやキャンペーンを作ったりしました。新しい領域にゼロからチャレンジする難しさを知ったり、UIをつくること以外でユーザーを動かす面白さや大変さを学びました。LINEは、本当に日々世の中を作っているのだと感じた約2年間でした。

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△Marketing業務では本当に沢山の方と関わってお仕事させて貰いました。新しくて大きな挑戦がいつもできたのは周りの皆さんのおかげである。

△新しくたちあげたブランディング動画プロジェクト。#LINEドラマ のハッシュタグでつぶやかれる反応は、サービスを作っていた頃とはまた違うもので、すごく嬉しかった。

2016年、LINEに入った決め手は「老若男女、日本でこんなに多くの人に使われているWEBサービスは他にない。ここにしかない仕事がきっとあるはず」でした。LINEで過ごした5年間は、本当にここにしか無いような、次の未来を創る仕事ばかりでした。

また、その未来を創っているのは、「ユーザーファースト」という言葉を合言葉に、日々脳みそを振り絞ったり、忖度なく議論したりしているLINERのみなさん。「何事もユーザー視点を忘れないこと」「考え抜くこと」「自分からアクションすること」。本当に沢山のことを勉強させていただきました。”社会人のわたし”は、今の会社が創ってくれたのだと感じています。これからも学んだことを胸に、ex-LINERとして精進します。

会社員時代にお世話になった全ての皆様、大変お世話になりました。本当に本当に、ありがとうございました。

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会社員をやめる理由

それではどうして会社員をやめたのか?もしこれまでに私のインタビューを読んでくださった方がいたなら、最近まで「会社員をやめるつもりはない、楽しいから」って言ってたじゃないか!とおっしゃる方もいるかもしれません。

シンプルに言うと、新卒の頃からフルタイムの会社員の仕事と、執筆業の両方を続けてきて、キャリアが5年を超えてきたあたりで、両方の仕事に対して、「もっとじっくり勉強したい」という気持ちがどんどん大きくなってきたことが理由です。新卒の頃から土日両方お休みを取ったことないし(どちらかは原稿をやっていた)、それはありがたいことだけど、目の前に見えている仕事のアウトプットを出すので精一杯、在宅勤務で環境も変わったこともあって、ヘトヘトに疲れた……という感じになっていました。

執筆業では、エッセイだけでなく小説やシナリオ、コピーのお仕事をいただくようになり、新しい領域への挑戦をする上で、「もっと脳みその容量使って馬力出していきたい!!」と思うようになっていました。(というか、お話をいただいても、全然書けないまま時間ばかり経ってしまっていました……ごめんなさい)

Marketingや、遡るとPMの仕事をする中でも、デザインや映像制作、開発など過去の経験を生かして仕事を進めるのが上手な先輩方を見ている中で、「自分の強みになることを強化したい」とも思っていました。今回一度執筆業に専念することで、もし今後また会社員の仕事をすることになっても、自分の得意領域でチームにもっと貢献できるようになりたいと思っています。

いつかこういう日が来るのかなとは思っており、予定ではもう少し先立ったのですが(笑)、「30歳になる手前の28歳、挑戦するなら今だ!!!」と思うようになり、思い切って新しい働き方に挑戦してみることにしました。

ちなみに、会社員を辞めることにはなったけれど、私はすべての人にこれからも、「もし環境と自分の体調や体力が許すなら、会社員と趣味を仕事にする個人活動を兼業するのはおすすめ」と言い続けると思います。企業の中ではチームで大きい仕事ができる、副業では自分の思う通りに細かい挑戦を数多くできる。それを両立できる環境は本当に素晴らしいです。

けれど、副業をずっとやり続けることはそれなりに大変です。どちらかが疎かになったり、適当になったりするなら、どちらかに集中して自分のスキルを上げたほうが長期的には良いパターンも大いにあるでしょう。お金のために副業をする、会社員仕事をする、というのも、私は健全ではないなと思ってしまう派です(自分がしんどくなると思う)。だから、人生のフェーズに合わせて、「副業をはじめる」もありだけど「副業をやめる」、「副業を本業にする」などのコースチェンジが必要だと感じています。

カッコつけて言うと、今回は「働く時間のリアロケーション」と言えるのかもしれません。フルタイムの会社員は辞めるけど、週2~3日だけチームで働く働き方にも挑戦したいと思っています。自分の体力や伸ばしたい領域、時間の使い方に合わせて、「ことばのお仕事:それ以外の仕事」の割合を変えて生活できるようになることが今回の目標です。

これからのお仕事について

ということで、お仕事募集中です!お仕事募集中!!(大事なことは2回言う)

これまで取り組んできたお仕事はこちら。ご連絡は、 ryokachii@gmail.com またはTwitter等のDMよりおねがいします。

これからは、コンテンツ制作業を中心に取り組んでいきたいと考えています。特に言葉を使う仕事が得意です。取り組むジャンルに関しては、これまで制限していた分、まずは幅広く挑戦してみたいと考えています。

これまで長く取り組んできたエッセイやコラムももっと頻度高く書いていきたいですし、挑戦しているシナリオや小説のお仕事ももっとやりたいです。また、会社員時代は日中時間が取れずにできなかった取材(する側)のお仕事もしていけたらと思っています。

テクノロジー全般、トレンド、コンテンツマーケティング、ジェンダー、ビジネスなどについては、これまでに執筆した経験もあり、興味領域なので執筆しやすいです。関わり方が変わっても、これからもずっと、テクノロジーやWEBサービスは大好き。また、京都と神戸に住んでいたこともあり、関西を元気にする仕事ができたら取り組みたいのと、自分が変わった働き方をしてきたので、新しい働き方についても一緒に考える仕事ができたらと思っています。あとは……ご飯がすきです←もちろん、それ以外のトピックに関しても、好奇心とともに一生懸命取り組みます。

企画・ディレクション仕事が長いので、コンテンツやプロジェクトを考えるところ、進行するところも一緒に任せてもらえます。チームで何かを考えたり、コピーなどを考える仕事も好きです。

その他、これまでの仕事で取り組んできたサービス開発やマーケティング・PRのようなことも、お手伝いできるかもしれません(のめり込み気質なので、そんなに数は受けれない&PRは勉強しながらです)。

と、まだ探り探りの部分も多いですが、皆さんと一つでも多く楽しいお仕事ができるように精進していきます。

これまでよりもっとずっと、いいものを書けるように頑張る。

思いは書ききれませんが、このように独立できたのも、社内・社外問わず周りの皆様のおかげだと思っております。もっともっと周りの皆さんの役に立ちたい。

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2021年も、その先も、どうぞよろしくおねがいいたします。

2021.5.31 りょかち



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